電通、電通PRがPRWeekアワード・アジア4部門で受賞

電通PRは、「PRWeekアワード・アジア2015」において、電通とともに取り組んだプロジェクトで金賞、銀賞を4部門で受賞しました。今回受賞したのは、マルコメ株式会社のために取り組んだ味噌のプロモーション・キャンペーンと、沖縄県宮古島市のために取り組んだ観光キャンペーンです。

2015年7月8日

株式会社電通パブリックリレーションズ

電通、電通PRがPRWeekアワード・アジア4部門で受賞

株式会社 電通パブリックリレーションズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長執行役員:近見 竹彦、以下電通PR)は、PRの業界メディア『PRWeek』が主催する「PRWeekアワード・アジア2015」において、株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:石井 直、以下電通)とともに取り組んだプロジェクトで金賞、銀賞を4部門で受賞しました。

 今回受賞したのは、マルコメ株式会社(本社:長野県長野市、代表取締役社長:青木 時男、以下マルコメ)のために取り組んだ味噌のプロモーション・キャンペーン「Marukome: Rocking out with miso soup!」と、沖縄県宮古島市のために取り組んだ観光キャンペーン「The Shut-down Island!」です。

 14年目となったPRWeekアワード・アジア2015には地域内16カ国から625件の応募があり、エントリーされたキャンペーンは、アジア地域の企業、エージェンシーから選ばれた68人の審査員によって審査されました。

 キャンペーン・カテゴリーの中には、日本と韓国から応募のあったキャンペーンを対象とする、「ジャパン/コリアPRキャンペーン・オブ・ザ・イヤー」があり、マルコメと宮古島市のキャンペーンはそれぞれ同カテゴリーにおいてゴールドとシルバーを受賞しました。

今回、PRWeekアワード・アジア2015で審査員を務めた電通PRのチーフPRプランナー 井口 理は「PRWeekアワード・アジアでは、アジアパシフィックというリージョンを超えて世界に通じる高いクオリティのエントリーが数多く評価されたと感じました。マルコメや宮古島市のキャンペーンを含め、受賞したエントリーは、直面している課題に対し、新たな目線で臨み、大胆な施策をとることにより成果を出すことができました」と述べています。

<受賞概要>

「Marukome: Rocking out with miso soup!」

クライアント:マルコメ

エントリー会社:電通、電通PR

受賞カテゴリー:コーポレート・ブランディング・キャンペーン・オブ・ザ・イヤー(金賞)

ジャパン/コリアPRキャンペーン・オブ・ザ・イヤー(金賞)

コンシューマー・ローンチ・キャンペーン・オブ・ザ・イヤー(銀賞)

「The Shut-down Island!」

クライアント:宮古島市

エントリー会社:電通、電通PR

受賞カテゴリー:パブリック・セクター・キャンペーン・オブ・ザ・イヤー(金賞)

ジャパン/コリアPRキャンペーン・オブ・ザ・イヤー(銀賞)

<受賞エントリーの内容>

「Marukome: Rocking out with miso soup!」

日本食の代表的な存在である味噌の国内消費量は、食習慣の変化にともない過去40年の間に40%も減少するという“味噌離れ”が深刻でした。この事実は、160年の歴史を持つ老舗で、市場のリーダーである「マルコメ」にとって大きな問題でした。特に若者層に、味噌は「古くさい」と思われてしまい、昔ながらの製品からくるイメージにより、大学生の採用活動も苦戦を強いられていました。

そこでマルコメは、若者を対象とした味噌汁の大胆なリブランディング・キャンペーンを展開。このキャンペーンを牽引するのは、ロックミュージックです。音楽と同じように、若者の間で味噌をもう一度身近な存在にし、魅力的な商品を作り出す企業として、学生の関心を高めることが目的でした。

そこで、マルコメは、若者に人気のあるロックバンド「味噌汁’s」と組み、味噌の発酵プロセスでロックを聴かせ、菌を刺激した、世界初の即席味噌汁『ロックを聴かせた味噌汁』を発売しました。黒縁メガネと付け髭の変装がトレードマークの「味噌汁’s」に合わせて、マルコメの有名なマスコット「マルコメ君」も創業以来初となる、モヒカン姿のロックスタイルという思い切ったイメージチェンジを行いました。また、ロックフェスティバルで味噌汁ブースを出店し、若者たちの意見を製品開発に取り入れたり、原宿に期間限定ストアをオープンしたりするなど、ターゲット層との接点を次々と開拓していきました。さらに、新製品にはロックをダウンロードできるQRコード付きカードを封入し、味噌汁を飲みながらロックを楽しめるようにしました。

これら一連の活動は多くのニュースメディアで報道され、SNSでも話題になりました。インターネット通販「楽天」では商品が売り切れ、大手コンビニエンスストアがこの新製品の取り扱いを決定。マルコメの採用情報ページの閲覧数も191%増となりました。

<プロジェクト PR担当者> 

電通  クリエイティブディレクター/コピーライター         佐藤 雄介

電通  クリエイティブディレクター/アートディレクター     平野 奈央

電通  アカウントエグゼクティブ               川尻 政孝

電通  クリティブプロデューサー                           大聖 亜希

電通PR  PRプランナー                                       根本 陽平

電通PR  PRディレクター                                     松尾 雄介

電通ミュージック・アンド・エンターテインメント             多田 豊一郎

「The Shut-down Island!」

宮古島市は、夏に比べ、冬の時期に観光客が減るという状況を何とか改善しようとしていました。それはつまり、夏の観光資源であり、最大の武器である太陽、海、砂浜などを使わずに、シーズンオフに観光客を呼び込む方法を模索するという困難なチャレンジでした。

そこでPRチームは、SCRAPの「リアル脱出ゲーム」とコラボレーションし、2014年の1月に宮古島全体をプレイフィールドとした「封印された島からの脱出」ゲームを実施。風光明媚なビーチではなく、今まで知られていなかった、豊かな文化的遺産と歴史的廃墟を活用し、宮古島をインディ・ジョーンズのような冒険的な旅行先としてプロモートするユニークなキャンペーンを展開することにしました。

その結果、2014年1月には2,921人の観光客が、このアドベンチャーアトラクションに参加するために宮古島に来島。さらに、「封印された島」の企画は、NHKや『スポーツニッポン』、ハフィントンポスト日本版などで広く取り上げられました。また、参加者の約90%が、“満足した”または“大変満足した”と答え、好意的な口コミも広がりました。

2015年冬には、PR活動の規模を拡大。宮古島市に「観光試練課」という新しい部署を設置し、この「封印された島」を再度実施。プロ野球オリックスの1軍のキャンプ地が宮崎に移転したにもかかわらず、2015年2月の旅行者総数は前年より増加。2014年度(2015年3月期)の宮古島の通年の旅行者数は、前年の400,391人から増え、史上最高の430,550人を記録しました。

<プロジェクト PR担当者> 

電通     クリエイティブディレクター   川村 佳央

電通     クリエイティブディレクター   鈴木 瑛

電通     プランナー           谷   沙織

電通     プランナー           野上 賢悟

電通     プロデューサー         水越 悠輔

電通PR  PRプランナー           根本 陽平

<PRWeekアワード・アジアについて>

14回目となったPRWeekアワード・アジアは、『PRWeek』『Campaign』など、マーケティングの専門メディアを出版するヘイマーケット・メディアが主催するPRの業界賞です。2015年のPRWeekアワード・アジアには地域内16カ国から625件の応募がありました。エントリーされたキャンペーンは、アジア地域の企業、エージェンシーから選ばれた68人の審査員によって審査されました。

<株式会社電通パブリックリレーションズ>

電通PRは、1961年の創立以来、クライアントとステークホルダーの良好な関係を生み出す戦略パートナーとして、国内外の企業・政府・団体のコミュニケーションをサポートしてきました。ソーシャルメディア、デジタル・マーケティングなどで高い専門性を備えたコンサルタントを含む、総勢253名の社員が、マーケティング・コミュニケーションおよびコーポレート・コミュニケーションの領域で、戦略提案から専門的なソリューションまで、フルラインでご提供いたします。

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封印された島からの脱出

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