波形同期型ハイスピードカメラ『プレクスロガー』の新モデル“PL3”を開発。
2015年11月16日
シナノケンシ株式会社
食品・医薬品・自動車の開発・製造現場向けに提案
長時間記録対応、使いやすさも向上
『PLEXLOGGER(プレクスロガー)』新モデル開発
―シナノケンシが <国際ロボット展>と<国際画像機器展>に出展 ―
■シナノケンシ株式会社(以下シナノケンシ)は、高速映像と波形データを同期記録し、複合解析が行える波形同期型ハイスピードカメラ『PLEXLOGGER(プレクスロガー)』の新モデル“PL3”を開発しました。従来の機種(PL2)に比べ内部メモリへの記録時間が約2倍となり、また新しく搭載したSSDを用いた長時間記録モードでは最高100,000fpsで1時間以上のデータ保存が可能となりました。
■今回の“PL3”は、サイクルタイム(1回の工程にかかる所要時間)の長い製造工程の動きを長時間記録して解析でき、高速でのデータ保存も可能にした新製品です。見えなかった瞬間をさらに可視化したい、映像と波形データをより複合的に解析したいという開発・製造現場のニーズに応え、本体機能を大幅に向上させました。
また、作業手袋をしたまま操作がしやすいように操作パネルスイッチにも改良を加え、レポート作成アプリケーションソフトも標準添付しました。
■シナノケンシでは、新モデルの投入によって、これまでのおもな市場である自動車・電子デバイス・OA機器などの業界に加え、食品・飲料や医薬品などの業界にも市場を拡げる計画です。2016年1月からPLシリーズのラインナップに加え販売を開始します。なお、“PL3”はオープン価格での販売となります。
■12月2日から、東京ビッグサイトで開催される「2015国際ロボット展」とパシフィコ横浜で開催される「国際画像機器展2015」で、デモ展示をいたします。設計・評価部門でも動作解析のテーマで現象の可視化と課題解決の効率化が期待できます。
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◆波形同期型ハイスピードカメラ『PLEXLOGGER(プレクスロガー)』の製品情報は、
製品公式サイト: http://plexlogger.jp/pl3/ からご覧ください。
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特長1■長時間記録及び高速データ保存 =====================
【従来からの特長】
4CH(チャンネル)のデータロガー機能が実装されているため、複数のアナログ信号データとスローモーション映像を同期させた複合解析を行うことができ、検証評価にかかる工数の削減が可能です。
【新モデルの特長】
新モデルでは、トリガー信号が得られない環境下でも取りこぼしなく現象を記録したい、または、サイクルタイムの長い製造工程の全てを記録したいといった顧客要求に対応し、SSDを本体に搭載することにより、長時間で大容量のデータを保存可能としました。
また、高速通信インターフェースのSATA.Ⅲ対応SSDを採用することで記録データの保存時間が短縮され、より現場の作業効率を向上しました。
特長2■実感できる「現場の使いやすさ」を追求 =============
【従来からの特長】
ノートパソコンのようなコンパクトサイズ(本体:212mm×257mm×62.5mm)を踏襲し、本体重量も約1.9kgと軽量で持ち運びが簡単です。そのため、自社内にとどまらず、国内各拠点、取引ユーザー先や海外進出工場に至るまで幅広く機動力を発揮します。また、記録データをその場ですぐに解析し、関係者による意見交換も迅速に行なえるため、製造業の開発や製造現場の業務効率化に役立ちます。
【新モデルの特長】
キーストロークを改良した操作パネルを新規に設計し、作業手袋をしたままでも押しやすいボタンとしました。また、シンプルかつ直感的で分かりやすいレイアウトはそのままに、使用頻度の高い機能を専用キーに割り当て、利便性を向上しました。なお、『PLEXLOGGER』の記録データをより詳細に解析し、レポートを作成するためのアプリケーションソフトウェア『PLEXLOGplusⅡ』も標準添付しました。
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【新モデル投入の背景】
◆食品・飲料、医薬品メーカーの開発・製造現場では・・・
異常をセンサーで検出できない搬送・梱包等の工程や、製造工程と検査工程に時間差のある錠剤等の不具合現象の可視化に、長時間記録のできるハイスピードカメラが求められています。
◆自動車メーカーの開発・製造現場では・・・
約5万点といわれる部品点数の増加を背景に、複合化・複雑化が進んだシステムの動きを長時間記録し、複合解析しながら評価・検証を行うニーズが高まっています。また、リコールリスクを背景に、解析・検証結果のレポートとエビデンスを保管しておきたいといった新たなニーズも予測しています。
【主な仕様】
・内部メモリ 16GB
・記録媒体 SSD512GB(SSDは脱着可能、USB3.0でPCに接続しデータ転送可能)
・長時間記録モード搭載
(最大100,000fpsで約1時間20分、250fpsで約3時間20分)
・本体サイズ 212mm×257mm×62.5mm、1.9kg
・USBメモリ(32GB)付属
・アプリケーションソフトウェア『PLEXLOGplusⅡ』添付
【期待される用途】
製品及び機械の動作検証・評価、故障・不具合の解析、衝突安全試験、製品や材料の振動試験、人(スポーツ)や生物の動き解析
【おもな市場】
○各種メーカー:医薬、食品・飲料、工作機械、電子部品実装及び半導体製造装置、電子及び車載部品、自動車、輸送機、航空宇宙、金属・プラスチック加工、プリンター、製鉄・非鉄金属などの分野
○大学・研究機関:機械工学、運動工学、スポーツ科学・理工学・化学・生物学などの研究分野
◆PLEXLOGGERおよびそのロゴは日本、米国およびその他の国におけるシナノケンシ株式会社の商標および登録商標です(登録商標第5207550など)。
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 シナノケンシ株式会社
- 所在地 長野県
- 業種 精密機器
- URL http://www.skcj.co.jp/
過去に配信したプレスリリース
波形同期型ハイスピードカメラ『プレクスロガー』の新モデル“PL3”を開発。
2015/11/16