骨盤臓器脱の医療機器「フェミクッション」第11回日本骨盤臓器脱学会で推奨

第11回日本骨盤臓器脱手術学会学術集会で、真皮を使った骨盤臓器脱手術が新しい手法ということで発表され、その手術の後、真皮が生着し強度が増すまでの二か月間フェミクッションを利用することが推奨されました。

2017年4月5日

株式会社 女性医療研究所

骨盤臓器脱の医療機器「フェミクッション」

第11回日本骨盤臓器脱学会で

真皮を使った骨盤臓器脱手術後に利用することを推奨

2017年3月11日~12日に開催された第11回日本骨盤臓器脱手術学会学術集会で、真皮を使った骨盤臓器脱手術が新しい手法ということで発表され、その手術の後、真皮が生着し強度が増すまでの二か月間フェミクッションを利用することが推奨されました。  

株式会社女性医療研究所(本社:東京都豊島区 代表取締役:三井 桂子) が開発した 「フェミクッション」は「骨盤臓器脱(性器脱)」の予防治療具として、医療機関をはじめ、たくさんの患者様に信頼され、ご利用いただき、8年間、販売を続けております。

■骨盤臓器脱とは

 骨盤臓器脱(性器脱=子宮脱,膀胱瘤,直腸瘤,小腸瘤,尿道脱など)は女性の日常生活の質を著しく阻害する深刻なQOL疾患で、その罹患率は女性人口の約10%と言われています。(AdvaMed Transvaginal Mesh Working Group: Docket Submission to the 9/8 and 9/9 2011 Obstetrics and Gynecology Devices Panel of the Medical Devices Advisory Committee資料より) 

 骨盤内の臓器を支える骨盤底を構成している筋肉や靭帯(骨盤底筋群)が脆弱になるために膣のある部分、もしくは全部が下垂してきて、重症になると外陰の外まで脱出してしまう病気です。これらの骨盤内の臓器が体外に脱出すると、空気にさらされ、下着に摩擦などで出血を伴い、歩行困難、尿失禁や排尿障害、便失禁や排便困難などの症状を招き、日常生活が著しく阻害されます。

 日本では認知度が低く、実際に症状があっても、病気と気が付かずに放置をしてしまう人もいます。また、医療機関を訪れたくても恥ずかしいなどの理由で受診を拒んでしまい、命には関わらないため、家族からも孤立し1人悩んでしまうケースが多いのが現状です。

 治療方法はリングペッサリーの装着か或いは手術と限られておりますが、授産を望む女性は、リングペッサリーも手術も適応外であり、リングペッサリーがどうしても適さない方、或いは癌の治療や糖尿病などの持病のため手術を受けられない人も多くいらっしゃいます。また、欧米ではメッシュを使用した手術に対し、FDA(アメリカ食品医薬品局)により2008年と2011年の2回にわたり警告されているため、日本でも今後、消極的になることが予想されます。

■メッシュを使わない新しい手術を開発

メッシュの代わりに、患者自身の皮膚からとった真皮を使う手術が第11回日本骨盤臓器脱手術学会学術集会で発表され、各諸外国の医師の関心を集めました。その手術後のケアとして、真皮が生着し強度が増すまでの二か月間フェミクッションを利用することが推奨され、欧米をはじめ、東南アジアでの販売を要望されています。

■フェミクッションとは

 フェミクッションは骨盤臓器脱の治療と予防を目的とした新しい医療機器で、臓器を膣内に戻した状態で外部からクッション・ホルダー・サポーターを用いて膣口を塞ぎ、押上げを保持します。身体に優しい上に、装着してすぐに症状を緩和し、腹圧がかかっても臓器が外に出ないため、痛みや出血などの症状を緩和し、安心して日常生活を過ごしていただくことが可能です。また、就寝時などは、臓器が戻っているため装着の必要はありません。更に繰り返し洗って衛生的に使用でき、他人から知られ難いように配慮し、下着のように見えるデザインとなっております。

■関連URL

女性医療研究所: http://www.urogyne.jp/

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プレスリリース添付画像

フェミクッション イメージ

フェミクッション 装着イメージ

膀胱瘤

直腸瘤

小腸瘤

子宮脱

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  • 所在地 東京都
  • 業種 医療サービス
  • URL http://www.urogyne.jp/
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