モンサント基金とアフリケアは北部ケニアの急性飢餓・栄養失調に対し5年間で500万ドルの拠出計画を発表
世界保健機関により「急性的な食品および生活危機地域」と指定されている北部ケニア・トゥルカナ郡の7,800 世帯の子供27,000 名を支援することが期待されています。ケニア政府の食料不足への取り組みとも連携しており、栄養失調の予防、治療に関する情報共有、質の高い医療サービスへのアクセス向上にも取り組みます。
2018年4月13日
日本モンサント株式会社
妊婦、出産後の母親、乳幼児、子どもが栄養豊富な食べ物を入手しやすい体制を構築
モンサント・ファンド(基金)とアフリケアは、北部ケニアの急性飢餓・栄養失調に対処すべく5年間で500万ドルを拠出する計画を発表
本文書の正式言語は英語であり、その内容につきましては英語を優先します。原文は本社のウェブサイトをご参照下さい。
=====
セントルイスおよびワシントンD.C.(2018年4月4日) ― モンサント・ファンド(基金)はNGOのアフリケア(Africare)と連携し、ケニアのトゥルカナ郡の女性と子どもたちの栄養改善や健全な食べ物へのアクセス向上を目指して、今後5年間で500万ドル(約5億3000万円、1US$=106円換算)を拠出することを約束しました。
ワシントンD.C.に拠点を置く非政府組織(NGO)アフリケアは、アフリカの人々と連携し、持続可能で健康的かつ生産性の高い地域作りのため尽力しています。モンサント・ファンド(基金)が支援する新たなIMPACT(Improved Approach to Community-based Nutrition in Turkana)プロジェクト(トゥルカナ郡の地域に根ざした栄養改善アプローチ)は、妊婦、出産後の母親、乳幼児および子どもが多様で栄養豊富な食べ物を入手しやすい体制を構築していきます。この構想は、ケニア政府が食料不足に取り組んでいるBIG 4アジェンダと連携しており、栄養失調の予防や治療に関する情報を共有しながら、質の高い医療サービスへのアクセス向上にも取り組んでいきます。
「トゥルカナ郡の人々が健康的な生活へと向かう手助けとなるリソースを提供していただいたモンサント・ファンド(基金)の支援に感謝しています」と、アフリケアのロバート・L・マレット(Robert L. Mallett)代表は述べました。「トゥルカナ郡の人々に真の持続可能な安心感をもたらすためには、地元の非政府組織(NGO)や民間部門などあらゆる人々が議論の場に携わることが必要だと考えています」
トゥルカナ郡はケニアのナイロビから北へ450マイル(約725 km)以上の位置にあります。先月ケニア国家統計局が発表した報告書によると、トゥルカナ郡はケニアにある47郡のなかで最も貧しく、法定貧困レベルよりも低い水準で生活している人の割合が全国が45%であるのに対し、当郡は88%に上ります。この地域の大部分の村には、電気や水道がありません。世界保健機関(WHO)は記録的な栄養失調率・不安定な気候・伝統的な食料源の途絶といった理由から、トゥルカナ郡を「急性的な食品および生活危機地域(Acute Food and Livelihood Crisis area)」に指定しました。IMPACTプロジェクトは、当郡内の7,800世帯に暮らす27,000名の子どもに支援の手を差し伸べることが期待されています。
「どの家庭でも、バランスのよい食事がとれるようにしなくてはなりません。しかし、健康によい栄養豊富な食べ物の入手が難しい状況では、バランスのよい食事を用意すること自体が困難なのです」と、モンサント・ファンド(基金)代表のアル・ミッシェル(Al Mitchell)は述べました。「モンサント・ファンド(基金)は、世界中の栄養失調と闘うべく尽力しています。アフリケアとの連携によって、私たちは協力して、この地域に住む人々のために効果的で直接的な解決策を生み出す機会を得ることができました」
このIMPACTプロジェクトには、急性栄養失調と診断された子どもたちを検査・治療できる医療施設の収容人数の増強、長期的な行動変化における栄養の役割について地域の主要リーダーや母親たちへの教育、家庭菜園や共同菜園の設置、様々な水資源の復旧および建設を通して質のよい水の確保といった取り組みが含まれます。
2016年に、モンサント・ファンド(基金)は、世界の栄養不足および食料不足に取り組む特定の組織との協働を目指し、新たな戦略プラットフォームを導入しました。最初に取り組んだのは、ミズーリ州セントルイス、そしてブラジルのペトロリーナ地区で立ち上げたプログラムでした。今回のケニアのトゥルカナ郡のIMPACTプログラムが3番目となり、食べ物へのアクセス向上と健康的な食事習慣の奨励を主な目標に、女性と子どものニーズに焦点を当てています。
「IMPACTプロジェクトは、アフリカにおけるモンサント・ファンド(基金)の最新の栄養改善プロジェクトです」とミッチェルは付け加えました。「先週、私たちはケニアのカジアド郡で、モンサント・ファンド(基金)ラティア・リソース・センター家禽プロジェクトを立ち上げました。ここでは、家族のために収入を得たり食事をさせたりできるよう、2,500名以上の女性に家禽農業生産者になるための研修を行っています。2016年には、長年にわたって続けている南アフリカの非営利組織(NPO)Buhle Farmers Academyへの投資も継続して行い、地方の農業生産者が彼らの農法を向上できるよう、技術・生産・ビジネスに関する支援サービスへのアクセスを提供しています」
モンサント・ファンド(基金)の食と栄養の安全保障イニシアチブやその他の活動について、より詳しくはwww.MonsantoFund.orgおよびモンサントの2017 Sustainability Reportをご覧ください。
モンサント・ファンド(基金)について
モンサント・ファンド(基金)は、モンサント・カンパニーの慈善基金であり、農業生産者やモンサント・カンパニー従業員が生活し働いている地域社会との連携を深めるために力を注いでいる民間非営利団体です。詳しくはモンサント・ファンド(基金)www.MonsantoFund.orgをご覧ください。
アフリケア(Africare)について
アフリケアは、アフリカに焦点を当てた主要非政府組織(NGO)です。アフリカの人々と連携し、持続可能で健康的かつ生産性の高い生活と地域を作り上げ、アフリカの発展と政策問題を呼びかける指導的な声となるべく尽力しています。アフリケアの活動について詳しくは、www.Africare.orgをご覧ください。
日本モンサント株式会社の取り組みや事業についての詳細は、こちらをご覧ください。
【Website】 http://www.monsanto.co.jp/
【Facebook】 https://www.facebook.com/MonsantoJapan
【Twitter】 https://twitter.com/monsantojapan
【Blog】 http://www.monsantojournal.jp/
本リリースに関するお問い合わせ先
日本モンサント株式会社
E-mail: bio.info@monsanto.com
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 日本モンサント株式会社
- 所在地 東京都
- 業種 水産・農林業
- URL http://www.monsanto.co.jp/
過去に配信したプレスリリース
ドイツ・バイエル社は、米国・モンサント社の買収を完了しました。
2018/6/11
モンサント、従業員の多様性に対する取り組みが全米で11年連続評価
2018/5/31
モンサント、バイエルとの統合手続きの完了に向けて楽観的な見通し
2018/4/18