「防サギ隊長」に林家たい平さんが就任!「高齢者の消費者被害防止」啓発PRイベントを開催
2018年10月16日
政府広報:消費者庁・警察庁・金融庁
「防サギ隊長」に林家たい平さんが就任!
「高齢者の消費者被害防止」啓発PRイベントを開催
10月16日(火)に巣鴨地蔵通り商店街で高齢者の
消費者被害の未然防止を呼びかけ
林家たい平さん自ら「消費者被害防止寸劇」で最新の詐欺手口も体験
特殊詐欺撃退法として『防サギ3か条』も発表
(※)本キャンペーンにおいて「防サギ」とは、「詐欺を未然に防ぐために、いますぐできて、効果の高いアクション」と定義します。
政府広報は10月16日(火)に高齢者の消費者被害を未然に防ぐために「高齢者の消費者被害防止啓発PRイベント」を実施しました。
平成29年の特殊詐欺の認知件数は7年連続で増加しており、被害者の約7割を高齢者が占めています。一方、平成29年度の高齢者特殊詐欺被害防止キャンペーンの後に行った調査によれば、高齢者の意識に変化はみられたものの、未だ高齢者の約6割が「自分は被害に遭わないと思う」と回答しており、高齢者自身の危機意識については依然として改善の必要性があると言えます。
当日は林家たい平さんが「防サギ」隊長に就任し、自ら「消費者被害防止寸劇」を実演して最新の詐欺手口を体験。「詐欺の電話が来るのは今日かもしれない」ことから、特殊詐欺撃退法として『防サギ3か条』を発表し、電話に「録音機を付けること・留守電設定すること」や「相談用電話番号『188(いやや!)』『♯9110』をメモして貼ること」「家族や身近な人と普段から会話すること」の3点の重要性などを学んだ林家たい平さんは、ステージに登壇した巣鴨商店街の皆さんと『防サギ3か条』を斉唱し、消費者被害防止に向けて理解を深めました。最後に巣鴨地蔵通り商店街を練り歩き、商店街の方や買い物客に「防サギ」の重要性を伝え、隊長としての初任務を終えました。
イベント概要
◇名称 高齢者の消費者被害防止啓発PRイベント
◇開催日程 2018年10月16日(火)
◇開催場所 巣鴨地蔵通り商店街入口「すがもん広場」 (東京都豊島区巣鴨3丁目32)
◇登壇者 「防サギ」隊長 林家たい平さん
◇内容 ・林家たい平さん 「防サギ」隊長任命式
・林家たい平危機一髪!消費者被害防止寸劇
・『防サギ3か条』発表/巣鴨商店街の皆さんと3か条斉唱
・巣鴨地蔵通り商店街練り歩き/チラシ配布
イベント当日の様子
「防サギ隊長」に任命され、任命状を贈られた林家たい平さんは「私の両親は80歳を過ぎ健在ですが、もし詐欺に引っかかると悲しい気持ちになると思う。今回隊長を任されたので、高齢者の皆さんは私の両親だと思って、隊長としての任務を果たしていきたい」とコメントし、意気込みを語りました。自ら「消費者被害防止寸劇」を実演し、還付金詐欺で実際にあった手口を体験しました。期限が迫っているためコンビニのATMで手続きをするように電話口で言われたたい平さんは、あやうく騙されそうになる場面も。その後、特殊詐欺の撃退法として「防サギ3か条」の「電話に『録音機を付ける』、『留守電の設定をする』!」「相談用電話番号『188(いやや!) 』『#9110』をメモして貼る! 」「家族や身近な人と普段から会話する! 」を発表したたい平さんは「絶対に被害にかからないと思っている人こそ、次に電話がかかってくるのは私だと思ってください」と力を込めてコメントしました。その後ステージに登壇した巣鴨商店街の皆さんと『防サギ3か条』を大きな声で斉唱して消費者被害防止に向けて理解を深めました。最後に巣鴨地蔵通り商店街を練り歩き、商店街の方や買い物客らと笑顔でふれあいながら、防サギを呼びかけました。
『防サギ3か条』
林家たい平さんに発表いただいた『防サギ3か条』をご紹介させていただきます。
◇その1 電話に「録音機を付ける」「留守電の設定をする」
⇒詐欺師は自分の声が残ることを嫌うため、録音や留守電が効果的です。
◇その2 相談用電話番号「188(いやや!)」「#9110」をメモして貼る
⇒一人で悩まず、何かあればどんなことでも電話してください。
◇その3 家族や身近な人と普段から会話する
⇒近況把握や地域での声がけが、異変に気づくキッカケになることもあります。
参考資料
※警察庁「平成29年の特殊詐欺認知・検挙状況等について(確定値版)」より抜粋
◆平成29年の特殊詐欺の認知状況
○ 認知件数は18,212件(前年比+4,058件、+28.7%)で、前年から増加。被害額は394.7億円
(-12.9億円、-3.2%)と3年連続で減少したものの、依然として高水準
○ 既遂1件当たりの被害額は、229.0万円(-78.6万円、-25.6%)
○ 5県(※1)において被害額が5割以上減少した一方で、東京、埼玉、千葉、神奈川、福岡など一部の
大都市圏を中心に、15都道府県(※2)において、認知件数・被害額がいずれも増加。
※1 青森、山梨、愛知、香川、宮崎
※2 北海道、東京、埼玉、千葉、神奈川、新潟、静岡、滋賀、京都、和歌山、鳥取、岡山、福岡、長崎、大分
◆高齢者の被害状況
○ 特殊詐欺全体での高齢者(65歳以上)の被害の認知件数は、13,196件(+2,134件、+19.3%)
特殊詐欺全体の高齢者被害の認知件数が占める割合(高齢者率)は72.5%(-5.6%)
○ 手口別では、オレオレ詐欺(96.2%)、還付金等詐欺(93.8%)で、高齢者被害の認知件数が占める
割合(高齢者率)が9割以上に上る。
○ 架空請求詐欺、融資保証金詐欺は、高齢者以外の年齢層にも被害が見られる。架空請求詐欺の
認知件数の増加に伴い、特殊詐欺全体の高齢者率は前年から減少したものの、高齢者の被害防止が
引き続き課題。
ご参考
政府広報ポータルサイト「政府広報オンライン」内において、本キャンペーンの特集ページ「やらなくちゃ!防サギ」を10月12日(金)より開設しています。こちらでは、高齢者の消費者被害を未然に防ぐためのポイント、振り込め詐欺を始めとする特殊詐欺などの被害の現状や様々な手口・対処方法の紹介、テレビCMなど各種広告物を掲載しております。
本年度は、ご家族ですぐに使える「防サギグッズ」の紹介、自治体のみなさま向けに、各地域やイベントでご活用頂ける「防サギキット」も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。
「政府広報オンライン」内特集ページ「やらなくちゃ!防サギ」
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2018/10/16