TT総研、現役JKのイベント参加事情を調査
2018年11月9日
トレンダーズ株式会社
TT総研、現役JKのイベント参加事情を調査
約7割が「積極参加」の文化祭、VRやインスタ映えスポットも登場!?
ハロウィン、クリスマスなどの人気校外イベントも分析
若年層のトレンドやインサイトを分析するマーケティング研究機関「TT総研 -Teens Trend総研-」
(ティーティー ソウケン)は、このたび、「現役JKのイベント参加」に関する意識・実態調査をおこないました。
9・10月は文化祭シーズンということもあり、SNSでは文化祭関連の投稿数が急上昇。Instagramを見てみると、2018年10月24日時点で「#文化祭」のハッシュタグをつけた投稿が累計で796,000件以上。他にも「#文化祭準備」(15,400件)、「#文化祭ヘア」(7,080件)といった関連ハッシュタグが数多く並んでいることから、高校生たちの文化祭への関心の高さが伺えます。
そこで今回は、約300名の女子高校生を対象に、文化祭をはじめとする学校行事・イベントに関する意識調査を実施。SNSとの関わり方についても分析しました。
■調査概要
・調査対象:15歳~19歳 女子高校生302名
・調査期間:2018年10月16日(火)
・調査方法:「LINE Research Platform」を活用したスマートフォンリサーチ
女子高校生に人気の校内イベント「文化祭」、最新事情は?
◆66%が文化祭に「積極参加」! 今ドキ出し物は“VR”や“インスタ映えスポット”
まず、「学校行事で楽しい、または参加したいと思うイベント」について聞いたところ、最も多かった回答は「修学旅行」(77%)。次に僅差で「文化祭」(73%)が続きました。ともに7割以上が「楽しい、または参加したい」を選択していることから、女子高校生に人気の学校行事と言えそうです。実際に、「今年、自分の高校の文化祭にどの程度参加したか(または参加する予定か)」という質問に対しては、66%が「積極的に参加した(またはする予定)」と回答しています。
また、文化祭に参加する理由としては、「学校行事だから」が全体の73%ですが、その他で最も多かったのは「他のクラスと交流できるから」(24%)というもの。続いて「自分の特技がアピールできるから」(9%)、「SNSに投稿したいから」(8%)、「楽しいから」(8%)という理由がほぼ同数で並びました。「学校行事だから」という義務感だけでなく、「自分らしさを、いろんな人にアピールしたい」という女子高生たちの願望が潜んでいるのかもしれません。
では実際に、どのような文化祭コンテンツに参加したのかを聞いてみると、「クラス展示」「部活の発表」といった定番のものから、「ダンス」や「ライブ」といった、有志によるパフォーマンス系のものも多数あがりました。さらに少数ではあるものの、「脱出ゲーム」や「PV撮影」「VRアトラクション」といった動画やテクノロジーを活用した体験型コンテンツ、参加者に写真を撮ってもらうことを目的とした「インスタ映えスポット」といった、今っぽさを感じる回答も見られました。
◆“SNSにアップ”派は、Twitter、Instagram、LINEに合わせて投稿
文化祭におけるSNSの利用状況については、「文化祭の準備や当日の様子を、SNSに投稿した」と回答したのは、全体の36%という結果に。なお現役女子高生を6つのクラスタに分類したTT総研の調査*では、Instagramの投稿率が最も高かったのは、いわゆるリア充タイプの「仲間ファーストJK」(出現率16.2%)でした。文化祭の様子を投稿しているのもこのクラスタが中心であると推測することができます。
(*現役JKクラスタ分析:https://tt-soken.jp/article/122)
具体的にどのSNSにどのような投稿を行ったのかをフリーアンサーで聞いたところ、情報が拡散されやすいTwitterには「日時や場所が一目でわかるポスター画像」や「文化祭準備の進捗状況」を投稿した人が多く、ビジュアル重視のInstagramには、「ストーリーズで当日の様子をアップして、フィードには友達やクラスで撮った集合写真をアップする」というパターンが多く見受けられました。また、密なコミュニケーションが特徴のLINEでは、プロフィール上や友達リストに表示されるステータスメッセージを使ってイベントの告知をしたり、当日に友達と撮影した写真をアイコンにしたりといった楽しみ方も見られました。女子高校生たちはそれぞれのSNSの特性を上手く利用しながら、文化祭の様子を発信していたようです。
女子高校生が参加したいイベントのポイントは?
◆「クリスマス」と「バレンタインデー」が人気の校外イベント2トップに
学校行事以外で参加したいイベントについては、「クリスマス」と「バレンタイン」が同率で1位(63%)という結果に。いまやバレンタインデーと同規模の市場にまで成長した「ハロウィン」については、女子高生の参加意向は41%と4位にとどまりました。なお今年のハロウィンで具体的にやりたいことを聞いてみると、「仮装/コスプレ」が30%、次いで「お菓子を食べる/作る/交換する」が25%となりました。女子高校生にとってハロウィンは仮装ありきではなく、その季節ならではのお菓子を友達とシェアして楽しむ、バレンタインデーの”友チョコ“と似たようなイベントになりつつあるのかもしれません。
ちなみに、学校行事以外のイベントに関する情報収集については「SNS」が80%と、圧倒的な1位を獲得。また、校外イベントに参加する際、その様子をSNSにアップするかを聞いたところ61%が「投稿する」と答える結果となりました。文化祭におけるSNSへの投稿率が4割程度であったことと比べると、学校行事以外のイベントにおいては、そもそもSNSに投稿すること自体がイベント参加の目的になっているのかもしれません。
最後に「校内、校外ともに、イベントに参加するうえで重要なポイント」を聞いてみると、最も多かったのは「友達との思い出になること」(72%)。2位は「SNS/写真映えすること」(48%)、3位は「準備が楽しそうなこと」(35%)の順となりました。女子高校生が参加したくなるイベントには、【1】友人と楽しむことができ、【2】ビジュアルにインパクトがあり、【3】当日に向けてワクワクが募っていく、という3つの要素が必要であるといえそうです。
■TT総研とは…
TT総研は、10代のトレンド情報やインサイト分析を行うマーケティング研究機関です。気になるテーマやイベントについての調査や、リアルな声を拾い上げるための座談会を定期的に実施。長年女性マーケティングに携わり、インフルエンサーマーケティングやマイクロマーケティングといった次世代型のソリューションを提供するトレンダーズならではの観点で、分析レポートを発信していきます。
■WEBサイト:http://tt-soken.jp/
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 トレンダーズ株式会社
- 所在地 東京都
- 業種 広告・広報
- URL http://www.trenders.co.jp/
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