急増する梅毒患者、5年で10倍以上に〜婦人科医夫婦が「撲滅」へキャンペーン

婦人科医師の夫婦が立ち上げた(株)ミント・カンパニーが、再流行し始めた梅毒の「撲滅」に向けて正しい知識と治療に関する理解推進キャンペーンを展開へ。第1弾として東京新宿ロータリークラブで7日、経営者向けに講演会を開催した。

2018年12月10日

梅毒が再流行、5年で10倍以上に〜婦人科医夫婦が「撲滅」へキャンペーン

2018年(平成30年)12月10日

株式会社ミント・カンパニー

急増する梅毒罹患者、5年で10倍以上に

婦人科医夫婦が「撲滅」に向け協力を要請

12月7日、東京新宿ロータリーCで経営者に講演会を開催

(12月7日、東京新宿ロータリークラブの例会で講演する辻ミント・和彦夫妻=右奥)

 感染症に関する正しい知識と早期治療に向けた知識の普及を目指す医療コンサルティング会社、株式会社ミント・カンパニー(神奈川県鎌倉市、代表:辻ミント)は12月7日(金)、ハイアット・リージェンシー東京(東京都新宿区)で開かれた東京新宿ロータリークラブ(東京都新宿区、松井宏夫会長)の12月例会にて、ここ数年間で10倍近くに罹患(りかん)者数が膨れ上がった梅毒について講演会(卓話)をしました。これを皮切りに、ミント・カンパニーは今後も「梅毒の『撲滅』に向けた正しい知識と治療に関する理解推進キャンペーン」を展開してまいります。

 ここ数年で東京や大阪など大都市圏を中心に、梅毒の罹患者数が急速に増えており、その数は過去5年間で10倍になったとみられています(※本文後段の解説参照)。ミント・カンパニーを創業した代表取締役の辻ミント(医師・医学博士)と、その夫で同社専務取締役の辻和彦(医師・医学博士)は、夫婦で東京・新宿にある産婦人科にて勤務し、多くの女性と接してきた中で、前述のような梅毒の大流行に直面し、危機感を持って対策を訴えてきました。

(梅毒の再流行について解説する辻和彦専務=左=と、辻ミント代表)

 梅毒の「撲滅」は困難なことですが、正しい知識を持って早期に治療に当たれば、完治できる病気です。

こうした知識を広く理解してもらい、梅毒の流行を抑制していく狙いで、株式会社ミント・カンパニーは12月7日に開催される東京新宿ロータリークラブ(東京都新宿区、松井宏夫会長)の例会にて開かれる講演会(卓話)を皮切りに、「梅毒に関する知識と治療の理解推進キャンペーン」を展開することとなりました。大流行する梅毒を抑制していくため、各地での講演会活動や新聞・雑誌メディアやウェブサイトへの情報提供、テレビ・ラジオ番組等への出演なども含めて、今後もキャンペーン活動を展開してまいります。

東京新宿ロータリークラブ 12月例会 開催次第

 日 時:2018年12月7日午後1時

    (正午からの昼食の後に「卓話」形式で30分間の講演)

 場 所:ハイアットリージェンシー東京 地下1階「平安」

  住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿2-7-2

  電話:03-3348-1234(代表)

【解説】

●原因不明? 梅毒の時ならぬ大流行に警戒を (辻 和彦・ミント)

 国立感染症研究所などの調査によると、5年前の2014年には全国で500人程度だった梅毒の罹患者ですが、18年感染報告数が5811人と10倍以上に増加し、1999年以来で最高の数になっています。わたくしたち夫婦は医師になって約20年となりますが、5年前までは外来で梅毒の患者さんを診察したことが一度もありませんでした。ところがこの3年間、数日に1人くらいの割合で梅毒の患者さんを診察するようになりました。これは大まかに年間100人くらいの数に相当するのではないかという印象です。

 なぜ急に梅毒にかかる患者が増えたのか。その原因については同研究所でも明確な理由を見つけられないでいるのが現状です。

(講演する辻ミント代表)

 梅毒に感染すると、約3週間で菌が入った性器や肛門、口にしこりができる症状がみられます。ただ、病院に行こうかどうか悩んでいる数日間のうちに症状が消えてしまうので、そこで一安心してしまう人も多くいます。しかし、治ったわけではないため、1~3カ月後には全身に広がって手足や体幹に発疹ができます。

 梅毒は昔から「治らない恐ろしい病気」だという通念がはびこっています。いまだに、梅毒にかかってしまったら「人生はもう終わりだ」と思う方も多いかもしれません。たしかに治療せずに放置すると、最終的には脳や心臓に合併症を起こしたり、妊婦の場合は流産や胎児の障害につながったりする恐れがあります。

 しかし、現代では科学の発展により、梅毒の原因になっている「トレポネーマ」という細菌に抗生物質(ペニシリン)が治療薬としてよく効くことがわかっており、だいたい1~2カ月の治療期間で完治する病気なのです。

 「梅毒が増えている」という話は最近では若い女性にも伝わっているので、陰部にニキビのようなできものができると「梅毒じゃないでしょうか?」と慌てて病院にいらっしゃる方も多いのが現状です。また、これは女性だけの問題ではなく、統計上は男性患者数の方が数倍多いことも知っておくべき事実だと思います。

今や梅毒は誰でも身近にかかる可能性のある病気です。ただ、不治の病ではなくて完治できること、正しい知識を持って適切に治療すれば、感染の拡大を防げます。そのことを、まずは日本最大の歓楽街である「歌舞伎町」などを抱えた新宿という街で事業を営んでおられる経営者にお伝えし、正しい知識を持つことが感染の抑制につながります。良いパートナーシップを持てる相手との間に性感染症が入り込まないよう、お互いに知識を共有しあうことが大切だと理解してもらいたい。それが今回の講演会の狙いです。

(講演する辻和彦専務)

 これを皮切りに今後も、わたくしたち夫婦は一緒に力を合わせて、ミント・カンパニーという企業として他の団体・企業様と手を組みながら、性感染症の正しい知識を普及し、罹患を防ぎ、「撲滅」をめざすための活動を続けて参りたいと思っています。

【略歴】

●辻 ミント (株式会社ミント・カンパニー代表取締役)プロフィール

医師、医学博士、日本泌尿器科学会専門医、日本泌尿器科学会指導医。

獨協医科大学卒業。慶応大学泌尿器科にて研修。首都圏の関連病院勤務で泌尿器科医、透析医として臨床経験を積む。秋山記念病院産婦人科研修を経て現在、医療法人新宿レディースクリニック会 渋谷レディースクリニック院長。男性と女性両方の性を専門とする医療知識を多くの人に伝えたいとの想いで、株式会社ミント・カンパニーを設立。自らの結婚、離婚、再婚の経験を活かし、女性としての幸せな生き方を医師としてサポートしている。「ミント」はビジネスネームとして使用(本名:辻 佳代)。東京都出身。

●辻 和彦 (株式会社ミント・カンパニー専務取締役)プロフィール

医師、医学博士、日本外科学会認定医、元日本透析学会専門医。

高知医科大学医学部医学科卒業。虎ノ門病院において外科研修。東京女子医科大学を経て、癌研究会附属病院 にて先端医療に従事。その後、米国カリフォルニア大学サンディエゴ校癌センターで、がんの基礎研究に従事した。現在、産婦人科研修を経て、医療法人新宿レディースクリニック会上野レディースクリニック院長。妻で医師の辻佳代氏が設立した株式会社ミント・カンパニーにて、佳代夫人とともに女性の身体と心の健康に寄与する活動に取り組んでいる。医療の本質とその可能性を追求し、基礎研究から臨床医療に至るまで幅広い。今までのキャリアと高度な医療技術をバックグラウンドに、日本一の年間2万人の女性患者を診療する女性から最も信頼されるドクター。神奈川県出身。

(辻ミント・辻和彦夫妻)

●株式会社ミント・カンパニー

〒248−0024 神奈川県鎌倉市稲村ガ崎2−9−3

代表取締役:辻 ミント

ウェブサイト:https://mint-company.amebaownd.com/

電子メール:mint.nyan7171@gmail.com

携帯電話:090-6920-5340

[プレス関連の問い合わせ先]

エル・ステュディオインターナショナル(PR会社)

担当:代表 さかより のりこ

メール:l_studio_international@yahoo.co.jp

携 帯:090-8110-9564

以上

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

(12月7日、東京新宿ロータリークラブの例会で講演する辻ミント・和彦夫妻=右奥)

(梅毒の再流行について解説する辻和彦専務=左=と、辻ミント代表)

(講演する辻ミント代表)

(講演する辻和彦専務)

(辻ミント・辻和彦夫妻)

このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。

プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。

プレスリリース受信に関するご案内

このプレスリリースを配信した企業・団体

  • ※購読している企業の確認や削除はWebプッシュ通知設定画面で行なってください
  • SNSでも最新のプレスリリース情報をいち早く配信中