オークネット、ギャラリーレアを子会社化　

グローバル展開するリユースファッションの総合プラットフォームへ拡大

2020/9/18 15:30

　情報流通支援サービスの株式会社オークネット（本社：東京都港区、代表取締役会長CEO：藤崎清孝　代表取締役社長COO：藤崎慎一郎、以下「オークネット」）は、2020年9月15日に株式会社ギャラリーレア（本社：大阪府大阪市、以下「ギャラリーレア」）の全株式を株式会社アドベンチャーから取得し、子会社化致しました。本子会社化により、買取・仕入から小売り・換金まで流通のバリューチェーンをカバーすることが可能となり、グローバルで展開するリユースファッションの総合プラットフォームへと拡大してまいります。

　オークネットでは2008年よりB2B中古ブランド品のオークション及び流通に付随するサービスを提供しており、2015年に株式会社オークネット・コンシューマープロダクツ（本社：東京都港区、代表取締役社長：齋藤康人）として子会社化致しました。大量生産大量消費型社会から循環型社会システムへの転換に伴い、リユースファッションがミレニアム世代を中心に欧州、米国で支持され、世界のリユースファッション市場は2021年には3.8兆円になると試算※1されています。市場の拡大を見込み、2017年よりシンガポールでMoneyMax社と合弁会社SG e-Auction Limited※2を設立、翌年には米国のLePrix社※3と資本提携を行いました。その他欧州や中国のプラットフォーム企業、越境EC企業とのオークションデータ連携を行い、2019年には取扱高105億円、会員数は約1,800社のB2Bグローバルプラットフォームとして展開してまいりました。

　ギャラリーレアは2004年に設立、エルメスやルイヴィトンなどの高級ブランド品やビンテージ品を中心に、実店舗でのブランド品の買取りや小売り、自社サイトや各種ショッピングサイトを通じて国内外へブランド品販売、B2Bオークションを運営しております。2019年には売上高152億円、個人からの買取りは年間100億円、B2Bオークションの取扱高は40億円規模です。実店舗・EC事業・オークション事業と、国内外におけるC向けB向け双方の領域を事業内容としています。

　今回の両社のシナジーでは、買取・仕入から小売・換金までのバリューチェーンをトータルでカバーすることが可能となり、更にはB2Bオークション取扱高も業界上位となる140億円以上の規模へ拡大します。グローバルで展開するリユースファッションの総合プラットフォームへと拡大してまいります。

※1　BCG “2019　True-Luxury Global Consumer Insight 6th Edition Milano,April 17th 2019”を参照。世界売上の85%をカバーする欧米・日本などの10カ国が調査対象。1ユーロ=125円として算出。

※2　合弁会社SG e-Auction Limitedについて

ブランド品事業の東南アジアへの展開を目的とし、シンガポール質店大手のMoneyMax Financial Services Limitedと、2017年10月に合弁会社SG e-Auction Limitedを設立。シンガポール及びAEC域内における中古ブランド品流通事業を展開。

※3　米国のLePrix社について

ブランド品事業のグローバル展開の拡大を目的とし、シャネル、ルイヴィトンなどの高級ブランド品やビンテージ品を中心に取扱い、B2B・B2Cサイトのプラットフォームを運営するLePrixと、2018年11月に資本提携。米国における中古ブランド品流通事業を展開。

■仕入・換金関連イメージ