リチウムイオンバッテリーを採用したクラス最小・最軽量の単相UPS「APC Smart-UPS Ultra 5kVA」を発表
2021/11/24
シュナイダーエレクトリック
● リチウムイオンバッテリーと新たな半導体技術の採用により、従来同クラス製品と比較して、重量を約1/2、筐体サイズを約2/3にまでスリム化
● 業界最長*²の無償5年保証と最長10年までの延長保証により長期間のサポートを提供
● 従来の鉛バッテリーの約2倍となる最大10年のバッテリー期待寿命を実現し、バッテリー交換のコストや手間を削減するとともに、EcoStruxure™ IT対応により、遠隔地からの複数デバイスの統合監視や運用管理の効率化を実現
エネルギーマネジメントおよびオートメーションにおけるデジタルトランスフォーメーションのリーダーであり、2021年のサステナビリティ世界No.1に選ばれた(※)シュナイダーエレクトリックは、クラウドとオンプレミスを併用するIT環境が抱える様々な課題に対処するため、変革をもたらす次なるイノベーションとして、新製品「APC™ Smart-UPS™ Ultra 5kVA」を発表しました。本製品は、APC Smart-UPS Ultraシリーズの第1弾として発売するもので、日本国内向けには、2021年12月24日より提供を開始します。
APC Smart-UPS Ultra 5kVAは、5kVAクラスにおいて初めて*³リチウムイオンバッテリーを搭載し、EcoStruxure™ ITによるクラウドベースのモニタリング・管理・保全を可能にした、クラス最小・最軽量*¹の単相UPSです。次世代の半導体技術を活用しており、同社従来モデルと比較して重量約1/2、筐体サイズ約2/3にスリム化することに成功し、バッテリー寿命も従来の約2倍の期待寿命を実現しました。様々な条件のIT環境において、設置面積やコスト、メンテナンス工数の削減など、あらゆるリソースの効率化に寄与します。
オンラインショッピングでのよりよい顧客体験実現のために、物流業界において搬送ロボットやピッキングシステムなどによる高度な倉庫管理システムが必要とされたり、シームレスな医療サービス提供のために、医療施設で電子カルテや医療用画像管理システムなど複数のデータベースを連動させた医療情報システムが求められるなど、様々な業界でデジタルトランスフォーメーションが加速しています。
こうした様々なデジタル体験実現のためには、データが発生する場所に近いエッジ環境にコンピューティングリソースやネットワーク、ストレージ等のIT機器を設置し、クラウドとオンプレミスを併用する必要があります。その一方で、分散した複数拠点へのITインフラの導入や運用には、管理の煩雑さや人的リソース、スペースや床荷重の制限など、独特の課題が数多く存在します。シュナイダーエレクトリックが業界で初めて*³発売する5kVAレンジの2UリチウムイオンUPS「APC Smart-UPS Ultra 5kVA」は、企業の情報システム部門の担当者やITソリューションプロバイダーが直面している、こうしたエッジコンピューティング独特の課題に効果的に対処できるよう設計されています。
シュナイダーエレクトリックのセキュアパワー事業担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるPankaj Sharmaは次のように述べています。
「エッジコンピューティングは現在急速に拡大しており、クラウドとオンプレミスを併用したハイブリッドなIT環境を管理しなければならない企業の情報システム部門は、より柔軟で拡張性のあるITインフラを少ない総所有コストで導入し、かつ限られたリソースでその資産の運用管理を行うために、効率的な遠隔地からの統合監視を実現できるソリューションを求めています。新しいAPC Smart-UPS Ultraは、あらゆる面でそれを実現し、エッジの進化に伴うお客様の課題を解決します。また、APC Smart-UPS Ultraシリーズにおけるイノベーションは、単相UPSのあるべき姿を再定義するものです。シュナイダーエレクトリックはこの新製品の発売により、レジリエンスとサステナビリティを推進し、次世代の環境を守ることにも貢献します。」
リチウムイオンバッテリーの利点
APC Smart-UPS Ultra 5kVAのリチウムイオンバッテリーは、鉛を使用した従来のバッテリーと比べ最大2倍長持ちし、通常の稼働条件では交換の回数を半減できるため、鉛バッテリーよりも総所有コストを低く抑えることができます。リチウムイオンバッテリーへの移行により、UPSの耐用年数において、バッテリー交換にかかるコストや訪問工数などの削減が可能です。また、APC Smart-UPS Ultra 5kVAは、業界最長*² となる5年間の無償保証を付帯しており、更に延長保証により最長10年までのサポートも提供可能です。
長いバッテリー寿命に加え、APC Smart-UPS Ultra 5kVAは、同容量クラスのUPSにおいて最小・最軽量*¹のリチウムイオンUPSです。鉛バッテリーを用いた同容量の同社従来製品(Smart-UPS SRT(SRT5KXLJ) と比較して、重量は47%の軽量化、筐体サイズは33%の小型化を実現しました。分散型ITやエッジなど、限られたスペースを最大限活用することが求められる環境において、ITインフラのスリム化が可能となります。
EcoStruxure対応で運用管理がいつでもどこからでも可能に
IT担当の人材が限られている中、特に資産の分散が進んでいると、機器の監視やバッテリーの交換、故障した機器の交換といった、管理・保守・運用の活動が大きな負荷となります。APC Smart-UPS Ultraは、シュナイダーエレクトリックが提供するクラウドベースの運用管理ソリューションEcoStruxure ITに対応しているため、遠隔地からでも複数デバイスを統合的にモニタリングでき、データ分析に基づいた知見によってパフォーマンスを最適化することが可能です。EcoStruxure ITのプラットフォームには内蔵型のネットワークポートを介して接続します。APC Smart-UPS専用のウェブポータルからUPSの稼動状況に関する自動アラートを設定することで予防保守も行えるため、ダウンタイムの削減や平均修理時間の短縮に貢献します。
APC™ Smart-UPS™ Ultra 5kVA について
製品紹介資料 https://www.apc.com/jp/ja/download/document/Smart-UPS_Ultra_Catalog_2111/
製品紹介ビデオ https://youtu.be/SsjsLIzLjsU
*1クラス最小・最軽量=5kVA容量帯のUPSにおいて最小・最軽量、当社調べ
*2 業界最長=当社調べ
*3 5kVAクラス初のリチウムイオンバッテリー搭載=当社調べ
※2021年のサステナビリティ世界No.1:出展=Corporate Knights Global 100 Index
Schneider Electricについて
シュナイダーエレクトリックは、あらゆる人がエネルギーや資源を最大限活用することを可能にし、世界の進歩と持続可能性を同時に実現することを目指しています。私たちはこれを「Life Is On」と表現しています。
私たちの使命は、持続可能性と効率性を実現するためのデジタルパートナーになることです。
世界をリードするプロセス技術やエネルギー技術と、エンドポイントとクラウドをつなぐ製品、制御機器、ソフトウェアやサービスとを、ライフサイクル全体を通して統合し、その統合された管理を住宅、ビル、データセンター、インフラストラクチャ、各種産業に展開することでデジタルトランスフォーメーションを推進します。
私たちは、最もローカルなグローバル企業です。社会にとって意義深い目的を持ち、多様な意見を取り入れ自ら行動するという価値観を持って、オープンスタンダードとパートナーシップエコシステムの拡大に尽力します。
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 シュナイダーエレクトリック株式会社
- 所在地 東京都
- 業種 精密機器
- URL https://www.schneider-electric.co.jp/ja/
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