UL Solutionsが電気自動車用電池エンクロージャー材料審査を支援するUL初の試験方法である電池エンクロージャー熱暴走評価を導入

UL Solutions

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【ノースブルック(米イリノイ州)2022年7月11日PR Newswire=共同通信JBN】

*新たに開発した試験方法を使用することで、自動車メーカーとそのサプライヤーは、電気自動車用電池の安全性を高めるために多様な材料の性能を安全に比較することができる。

 

応用安全科学の世界的リーダーであるUL Solutionsは11日、電気自動車(EV)電池エンクロージャー材料を評価する同社初の材料スクリーニング試験法である電池エンクロージャー熱暴走(BETR)評価を発表した。UL 2596をベースとするこのサービスは、電池エンクロージャー材の熱・機械性能の試験方法で、2022年1月27日にUL Standards and Engagement組織が公開した。

 

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重い電池システムによりEVの重量が重くなると、充電回数が増え、走行時間が短くなるため、電池の性能は、EVの効率性で課題を示し続けてきた。しかし、リチウムイオン電池と関連するリスクである熱暴走の影響軽減において、電池のエンクロージャーシステムが重要な役割を果たしている。熱暴走とは、リチウムイオンセルが制御不能な自己発熱状態に陥ることで、火災や発煙、超高温を発生させ、有害な微粒子を放出する可能性がある。

 

UL Solutionsの機能性材料グループ製品管理担当ディレクターEric Bulington氏は「自動車の電動化が継続的に成長するにつれ、熱暴走は自動車産業における重要な安全性の問題となっており、熱暴走防止に最適なエンクロージャー材料をどのように使用するかについて関心が高まっている。このサービスにより、ULは、メーカーがeモビリティー業界の最も複雑な課題の1つを克服し、革新的で信頼性の高い自動車製品に対する市場ニーズに応えられるよう支援している」と述べた。

 

UL Solutionsの試験方法は、熱暴走シナリオをシミュレーションすることで材料性能を評価する。この評価には、材料のプラークと電池部品全体のテストが伴い、樹脂メーカーや材料サプライヤーの試験コストや開発期間を削減する。また、この評価では、研究開発中に複数の処方をスクリーニングすることに重点を置いており、材料メーカーが材料間の性能を考慮しながらニーズに合ったソリューションをOEMに提供する機会をもたらす。

 

Bulington氏は「UL Solutionsは、あらゆる形やサイズのバッテリーに関して、長年にわたりソートリーダーシップを発揮してきたので、このレガシーをEVバッテリーで継続するのはふさわしいことだ。この製品により、UL Solutionsは、自動車OEMやサプライヤー、自動車部品・システムメーカーに、多くの規格や規制を満たす試験・助言ソリューションを提供することで、業界の懸念に対応する」と述べた。

 

▽UL Solutionsについて

UL Solutions は、応用安全科学分野のグローバルリーダーとして、世界100カ国以上の顧客の、安全、セキュリティー、持続可能性に関する課題を機会に変える。UL Solutions は、試験・検査・認証サービスとともに、ソフトウエア製品、アドバイザリーサービスを提供し、顧客の製品革新と事業拡大をサポートする。ULの認証マークは、顧客の製品への信頼の証であり、ULの安全ミッションを推進するための揺るぎないコミットメントを反映する。ULは、顧客が革新し、新しい製品やサービスを発売し、グローバル市場や複雑なサプライチェーンに対応し、将来に向けて持続可能で責任ある成長をするためのサポートをする。同社の科学は顧客の強みだ。

 

▽報道関係問い合わせ先

Steven Brewster

UL Solutions

ULNews@UL.com

1+847.664.8425

 

ソース:UL Solutions

 

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