「生理とデリケートゾーンケアに関する調査」 ケアをする女性の 9割近くがフェムケアにも関心あり

~10月19日は「国際生理の日」~ 4人に3人は生理の時に「不快感」がある

持田ヘルスケア

2022年9月28日

持田ヘルスケア株式会社

10月19日は「国際生理の日」

 20代〜40代の女性に聞く、「生理とデリケートゾーンケアに関する調査」

4人に3人は生理の時に「不快感」がある

デリケートゾーンケアをする女性の

9割近くがフェムケアにも関心あり

 

一方、「デリケートゾーンケアについての知識」はあるものの、正しく実践できていない

デリケートゾーンに不快感があっても4割はケアしていない

 

 女性のための薬用抗菌石鹸「コラージュフルフル泡石鹸(ピンク)」を展開する、持田製薬グループの持田ヘルスケア株式会社(本社:東京都新宿区、社長:秋田 伸二)は、10月19日の「国際生理の日」を前に、全国の20代〜40代の女性2万人を対象にした、生理とデリケートゾーンケアに関する調査を行いました。生理の時に、多くの女性がデリケートゾーンのニオイやかゆみなどのトラブルに悩んでいるにもかかわらず、ケアしないままであったり、その多くがケア方法に関して間違って理解していることがわかりました。主な調査結果は以下の通りです。

生理の時の不快感

●生理の時に、4人中3人に「不快感」があり、「不快度80以上」が約半数

 20代〜40代の女性2万人を対象に、デリケートゾーンケアに関する調査を行いました。

 まず、生理の時の不快感について聞くと、全体の73.9%が「不快を感じる」と答えました。不快を感じると答えた14,784人にその不快度を最大100で示してもらうと、不快度は平均68となり、「不快度80以上」と答えた人が46.3%とほぼ半数を占め、不快度100(MAX)と回答した人も14.4%いました[図1]。

 

●生理の時に不快を感じる女性のうち、64.3%が「デリケートゾーンにトラブル」あり

 トラブルを抱えていても、約4割は「何も対応しない」まま放置

 生理の時に不快を感じると答えた女性に、具体的に不快を感じることを聞くと、「頭痛、腹痛、腰痛、下腹部など体の痛み」(76.4%)、「デリケートゾーンのトラブル」(64.3%)、「気分の落ち込みやイライラ」(63.5%)の順となり、生理時に不快を感じる女性の64.3%が、かゆみ、ニオイ、ムレ、かぶれなどのデリケートゾーンのトラブルを抱えていることが明らかになりました[図2]。

 また、不快感を覚えた際の対応を聞くと、頭痛、腹痛、腰痛、下腹部など体の痛みに対応していないのは2割ですが、デリケートゾーンのトラブルでは約4割が「対応していない」(39.1%)と答えています[図3]。デリケートゾーンに関して、不快を感じているにもかかわらず、放置したままになっています。

 

 

デリケートゾーンケアの実態

●生理の時に、「デリケートゾーンケア向け商品」を利用する女性は2割

 改めて全員に、生理の時に具体的に行っていることや利用している製品・サービスなどについて聞きました。「睡眠や休息を十分にとる」(36.2%)、「市販の鎮痛剤の服用」(32.5%)は3割以上が行っており、「デリケートゾーンケア向け商品」を利用する人は2割いました[図4]。

 

●デリケートゾーンケアで使うのは「デリケートゾーンケア向け洗浄剤・石鹸」が最多

 上記で「デリケートゾーンケア向け商品」を利用していると答えた女性4,009人の利用しているものを見ると、「デリケートゾーンケア向けの洗浄剤・石鹸」(65.9%)が最も多くなっています[図5]。

「デリケートゾーンケア向けの洗浄剤・石鹸」はデリケートゾーンケアの基本となっているようです。

 

では、実際にデリケートゾーンケアをしている人・していない人では、どのような違いがあるのでしょうか? 

ここからは、調査対象2万人の中からデリケートゾーンに不快感があると回答した人のうち、デリケートゾーンケアをしていると回答し、デリケートゾーンケア向け商品(洗浄剤・石鹸等)を現在利用している女性300人と、ケアしていない女性300人(うち、デリケートゾーンケア向け商品の利用経験がある女性11人を含む)を対象に調査を行いました。

 

●デリケートゾーンケアを始めたきっかけ、4人に3人は「ニオイ」が気になったから

 まず、デリケートゾーンケアをしている女性300人に、デリケートゾーンケア向けの洗浄剤・石鹸を使い始めたきっかけを聞きました。

 すると、「デリケートゾーンのニオイが気になった」(75.0%)が最も多く、次いで「デリケートゾーンのかゆみが気になった」(57.3%)、「デリケートゾーンはいつでも清潔にしておきたい」(51.7%)の順となりました[図6]。

 

デリケートゾーンケアの実態

●洗浄剤を選ぶポイントは「低刺激性・肌にやさしい」がトップ

●利用のメリットは「生理の不快感がない」「気持ちが良い」「ニオイの心配がない」

 デリケートゾーンケア向けの洗浄剤・石鹸を利用し、デリケートゾーンケアをしている人に、洗浄剤・石鹸を選ぶ際に重視することを尋ねると、「低刺激性・肌にやさしい」(64.7%)が最も多く、「洗い心地がよさそう」(45.0%)、「ニオイを抑えるなどの効果が期待できる成分」(39.7%)の順となりました。肌へのやさしさや洗い心地が重視されています[図7]。

 また、デリケートゾーンケア向けの洗浄剤・石鹸を利用して良かったことを聞くと、「生理の時の不快感がなくなった」、「気持ちがよい」(同率38.0%)に次いで、「ニオイの心配がなくなった」(36.7%)、「かゆみがなくなった」(27.3%)、「ニオイがなくなった」(27.0%)などの意見が多くなっています[図8]。使い始めのきっかけとなった「ニオイ」や「かゆみ」のトラブルが解消されたと感じる人もいるようです。

 

●ケアしない理由は、「わからない」「仕方がない」「我慢すればよい」

 次に、デリケートゾーンケア向けの洗浄剤・石鹸を使ったデリケートゾーンケアをしない女性に、ケアしない理由を聞いてみました。

 すると、デリケートゾーンは気になっているが「どうすればよいか対処の仕方がわからない」(48.1%)、「どんな商品を選べばよいかわからない」(41.9%)といった「わからないからしない」という女性が多くなっています。また、生理の時にデリケートゾーンに不快を感じるのは「仕方がない」(38.8%)、少々気になっても「数日我慢すればよい」(38.1%)といった意見も少なくありません[図9]。

 デリケートゾーンケアについて、わからないからしない、仕方がないからしない、我慢すればいいからしない、などの消極的な理由でケアしない女性が多いようです。

 

フェムケア意識と実態

 最近、「フェムケア」という言葉をよく耳にするようになりました。フェムケア(Femcare)とは、「Feminine(女性の)」と「ケア(Care)」を掛け合わせた用語で、女性のカラダや健康のケアをする製品やサービスのことです。デリケートゾーンケアをすることや、デリケートゾーンについて理解することもフェムケアの一つです。

 デリケートゾーンケアをしている女性としていない女性とで、フェムケア意識に違いがあるのか比較してみました。まず、フェムケアについて関心があるかと聞くと、ケアしている女性では89.3%が「関心がある」と答え、ケアしていない女性(61.7%)より30ポイント近く関心が高くなっています。また、ケアしている女性では87.3%が「快適な毎日を過ごすために、フェムケアに取り組みたい」と答え、ケアしていない女性(60.3%)と27ポイント差。さらに、「デリケートゾーンケアの方法を調べたり学んだりしたことがある」のは、ケアしている女性80.3%に対し、ケアしていない女性では26.7%と50ポイント以上もの大差があります[図10]。


●デリケートゾーンケアをする女性は、フェムケア実践度も高い

 また、フェムケアのために実践していることを聞くと、デリケートゾーンケアをしている女性の方が実践度が高い傾向が見られました。「VIO脱毛」はケアしている女性では32.0%と3人に1人が実践していますが、ケアしていない女性では10.0%。カラダを温める「温活」はケアしている女性の41.3%が実践しているのに対し、ケアしていない女性では20.0%と、どちらも20ポイント以上の差があります[図11]。

 デリケートゾーンケアをしている女性はフェムケアへの関心が高く、積極的に取り組んでいることがうかがえます。

 

 

デリケートゾーンケアの正しい知識

●ほとんどの女性が「デリケートゾーンはニオイが発生しやすい」と正しく理解するも

 まだまだ知られていないデリケートゾーンケア

 デリケートゾーンケアに関する項目を挙げ、項目ごとに「そう思う」「そう思わない」で回答してもらいました。

 ①「デリケートゾーンは他の部位に比べニオイが発生しやすい」は、93.7%が「そう思う」と答え、ほとんどの女性が正しく理解しています。②「デリケートゾーンには細菌が存在するが真菌(カビ)は発生しない」(そう思わない83.2%)、③「デリケートゾーンのニオイやかゆみが気になるので強く洗うのがよい」(そう思わない 73.8%)と回答。上記設問の回答の正解率は高く、デリケートゾーンついて正しい知識を持っている方が多くいます。

 こうしたデリケートゾーンケアについて、知識としては正しく理解している方が多い中、実際にその知識を生かしてデリケートゾーンケアを実践できている方はまだまだ少ないのが現状のようです。

 

 

デリケートゾーンの専門家、産婦人科医の髙橋怜奈先生に聞く 身近なデリケートゾーンの悩みと日々の洗い方や対処法

 前述の調査結果の通り、デリケートゾーンケアに関して正しく理解できていないことも少なくないようです。そこで、産婦人科医の髙橋怜奈先生に、デリケートゾーンのお悩みに関する産婦人科における実情や産婦人科医の視点からオススメする正しいデリケートゾーンケアの方法について教えていただきました。

 

●正しいデリケートゾーンケアの4つのポイント


●デリケートゾーンまわりの不調

 私が週に1回産婦人科クリニックで診療をしていて一番多いと感じる主訴はデリケートゾーンの『かゆみ』やデリケートゾーンの『においの異常』など、デリケートゾーンまわりの不調です。特に数カ月以内に性行為の機会がある方の中には、『デリケートゾーンの異常=性感染症かも?』と慌てて受診され、性感染症の検査を希望される方も多いです。しかし実のところ性感染症にかかっても70~80%は無症状で、特に女性は男性よりもからだの構造上、症状に表れづらいのです。性感染症を疑ったときに産婦人科受診をすることはとても素晴らしい事ですが、性感染症でなくてもデリケートゾーンに異常がでる事やおりものの異常がある可能性もあるという事を知ってもらいたいなと思います。

 例えば、子宮頸がんの症状として、おりものが増えたり、におったりする事があります。しかし子宮頸がんの初期の場合、症状は全くありません。このように、症状がないからといって『どこにも病気はない』と決めつける事もできません。また、本人は症状として気になっていたとしても生理的な範囲内であったりすることもあります。

 また、『おりものが白いんです』と受診する方もいらっしゃいますが、そもそもおりものは透明~白色が正常です。しかし正常範囲であってもパートナーが変わったとか、コンドームをしていない時があるとか、しばらく子宮頸がん検診をしていないのであれば、患者さんと相談して性感染症や腟分泌物の検査、子宮頸がん検査をする事があります。どれも異常がないことがわかって初めて、これは生理的範囲内のおりものだったんだな、と患者さんも納得できます。

 患者さんの多くは何か症状を訴えて受診されます。積極的な薬物療法や処置、手術が必要になる人もいますが、生活習慣を少し変えるだけでも改善する患者さんも臨床現場には多いです。

 

●お手入れや下着を見直してみましょう

 デリケートゾーンがかゆいとおっしゃる方の中には、明らかに「洗い過ぎ」「擦り過ぎ」の人がいます。話をよく聞いてみると、カラダを洗うボディソープでそのままデリケートゾーンをごしごし洗っていたり、トイレットペーパーで擦るようにふいていたりします。

 ボディソープは洗浄力が高く、香料が含まれていたりして、そのまま顔を洗うと目がしみたり、洗い終わった後に顔が突っ張った感じになります。顔を洗うときは、顔専用の洗顔料で洗う人も多いでしょう。またカラダを洗うときにタオルを使っている人も、顔を洗うときはタオルを使わずにネットなどで泡立てて、そっと洗う人も多いのではないでしょうか。このようにするのは顔の皮膚はカラダの皮膚より薄く、目や鼻など粘膜の組織があり、刺激に弱いデリケートなところだからです。

 デリケートゾーンと呼ばれる部位もその名の通り、顔と同じくデリケートな場所です。最近はマスクをする口周りの肌荒れが気になるという方が増えていますが、実はデリケートゾーンも、サイズの合わないきつい下着を着けていたり、肌に合わない下着を着けていたりすると湿疹ができたりするのです。

 

●顔にしないことはデリケートゾーンにもしないように 

 私はよく患者さんに、「顔にしないことはデリケートゾーンにもしないように」とお伝えしています。「ゴシゴシとタオルで擦る」「かみそりで毛を剃る」「かきむしる」「洗浄力の強いボディソープで洗う」などはどれもトラブルの原因になり得ます。おりものに異常があったりかゆみがあると、「自分が清潔にしていないせいだ」と責めてしまい、余計きれいにしようと入念にデリケートゾーンをごしごし洗ったり、トイレットペーパーで完全に拭き取ろうと擦ってしまったりします。しかし、腟には本来『自浄作用』といって外からの雑菌の混入をふせぐために腟内を酸性(通常pH値が3.8~4.5)の状態に保つ作用があります。そしてそれは、腟内に生息する乳酸菌の一種である『デーデルライン桿(かん)菌』のおかげです。しかし腟内まで洗ったり、洗浄力の強いソープで洗うと自浄作用が破綻してしまいます。風邪をひいたり疲れていたり、抗生物質の服用でも自浄作用は破綻します。

 

● デリケートゾーンを洗う際のポイント 

 ですから、まずは必要以上に洗い過ぎない事が大切です。デリケートゾーン専用のソープをしっかり泡立て、泡でなでるようにして外陰部を洗いましょう。腟内まで洗うのはNGです。女性器にはひだがあり、そこに垢がたまりやすいので和式トイレにしゃがむような体勢でがばっと脚を開き、ひだの間も優しく洗いましょう。あくまでも「優しく、泡でなでるように」が原則です。そして用を足した後はトイレットペーパーで擦りたい気持ちもわかりますが、擦ると炎症がおきてかゆみの原因になる事があります。擦るのではなく、トイレットペーパーをふんわりと折りたたんで、水分を吸収させるように押し当てましょう。

 またデリケートゾーンのトラブルがある方は、より清潔にしようとウォシュレットやビデを頻繁に使う方も多いのですが、実は温水洗浄便座を常用する事が、膀胱炎や腟炎のリスクを増加させる事がさまざまな研究で分かっています。たまにさっぱりしたいときや、便秘の時に使うならいいですが、もし膀胱炎や腟炎を繰り返している方の中でウォシュレットやビデを常用している方がいたら、一度やめてみるのも手でしょう。トイレットペーパーだけでは経血や尿の拭き残しが気になるという方は、デリケートゾーン用のウェットシートや赤ちゃんのおしりふきを使うことをお勧めします。そうすると拭き残しがなくなり、ニオイも気にならなくなります。


デリケートゾーンのニオイやムレを洗浄してスッキリ!  抗真菌成分ミコナゾール硝酸塩+殺菌成分 ダブル配合の薬用抗菌石鹸 「コラージュフルフル泡石鹸(ピンク)」

■日本初、真菌の増殖を抑える抗真菌成分「ミコナゾール硝酸塩」を配合した製薬会社グループの洗浄剤

 今回の調査から、生理の時に女性の64.3%が、デリケートゾーンのかゆみやニオイなどの不快感に悩まされながらも、4割はケアしていないことがわかりました。ケアしない女性は何をすればよいのか「わからない」ことで放置している一方で、きちんとケアしている女性は「生理の時の不快感がなくなった」「デリケートゾーンのニオイの心配がなくなった」などのうれしい効果を実感しています。また、デリケートゾーンのケア製品で最も使用されているのが、「専用の洗浄剤、石鹸」(65.9%)ですが、当社の「コラージュフルフル泡石鹸(ピンク)」は、私たちのカラダにいる真菌(カビ)の増殖を抑える抗真菌(抗カビ)成分「ミコナゾール硝酸塩」を、日本で初めて配合したボディケア商品です。「コラージュフルフル泡石鹸(ピンク)」は、細菌を抑制する殺菌成分と、カビの増殖を抑制する成分「ミコナゾール硝酸塩」をダブルで配合しています。

 

■泡タイプだからそのままやさしく洗うだけ 低刺激性で敏感肌の方にもオススメ

 デリケートゾーンはムレやすくカビや細菌が繁殖しやすい場所です。「コラージュフルフル泡石鹸(ピンク)」は、抗真菌(抗カビ)成分「ミコナゾール硝酸塩」と殺菌成分を配合し、真菌(カビ)や細菌をダブル抗菌。汚れとともに菌やニオイを洗う薬用抗菌石鹸です。泡タイプなので、女性のデリケートゾーンの洗浄にお勧めです。敏感肌の方でもお使いいただけけます。

ブランドサイト:https://karadanokabi.jp/

 

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プレスリリース添付画像

[図1]生理の時の不快感

[図2]生理の時の不快感の内容[図3]生理の時の不快感への対応について

[図4]生理の時に行っていること

[図5]デリケートゾーンケア方法

[図6]デリケートゾーンケア向けの洗浄剤・石鹸を使い始めたきっかけ

[図7][図8]

[図9]デリケートゾーンケアをしない理由

[図10]フェムケア意識比較

[図11]フェムケア行動の実践

[図12]デリケートゾーンケアについての理解

[図13]デリケートゾーンはさっぱりした洗浄力の高い石鹸で洗いたいか

商品画像②

正しいデリケートゾーンケアの4つのポイント

髙橋 怜奈 先生コメント

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