運転快適性の向上と、より円滑な走行に寄与するデュアルマスフライホイールの累計生産数が2億個を達成

シェフラーが生み出した革新的技術

シェフラーのデュアルマスフライホイール技術が、よりスムーズでより快適な走行、低燃費を実現

研究開発の継続と技術改良により、約40年にわたりエンジン車やハイブリッド車で成功の実績

シェフラーが誇るシートメタル成形の専門的知識・技術に基づく製品

 

 


これまでシェフラーはデュアルマスフライホイールを2億個生産しており、今日の自動車における快適走行と燃料効率の向上に寄与しています。

 

 

デュアルマスフライホイール(DMF)は、内蔵スプリングによる振動減衰システムにより、エンジン車やハイブリッド車の走行をよりスムーズにし、エンジン騒音の低減と燃費の向上に寄与します。音響面と走行面での快適性を大きく向上させるこの先駆的な革新技術をシェフラーが最初に市場に出したのは1985年のことでした。モーション・テクノロジー企業であるシェフラーは、それ以来、世界中の自動車メーカーにデュアルマスフライホイールを供給しており、その数は2億個に上ります。シェフラーAGオートモーティブ・テクノロジー事業部CEOのマティアス・ツィンクは次のように述べています。「デュアルマスフライホイールは、自動車の歴史を作ってきたシェフラーが生み出した最たるものです。40年あまり前にガソリンエンジンの振動を減衰させる優れたアイデアとして始まったものが、今日に至るまで、自動車の乗り心地を向上させるだけでなく燃費やCO2排出量の低減にも有効なソリューションとして残っています」。

 

シェフラーは、ビュール(ドイツ)、ソンバトヘイ(ハンガリー)、太倉(中国)の工場でデュアルマスフライホイールを製造し、世界中のお客さまにお届けしています。デュアルマスフライホイール誕生の地であるビュール工場では、生産開始からの累計生産数が1億個を超えました。

 

市場での成功は継続的な技術改良によるもの

シェフラーは、ビュールの施設において細部まで追求した開発活動に取り組み、その結果、1980年代にデュアルマスフライホイールの開発に成功しました。その後、フライホイールの性能を向上させるだけでなくシステム全体のコスト低減にもつながるアークスプリングダンパーを採用したことにより、1989年に市場で画期的躍進を遂げました。プライマリマスは、当初、鋳鋼や鍛造鋼で作られていましたが、シェフラーが誇るシートメタル成形の専門的知識・技術により、セカンダリマスを除くすべてのコンポーネントをスタンピングで製造できるようになりました。これにより軽量化が実現し、デュアルマスフライホイールが普及する道が開かれました。1998年には、年間生産量が200万個に到達しています。これは、欧州における全マニュアル車の20%が、シェフラーのデュアルマスフライホイール技術によって、騒音・振動・ハーシュネスの大幅な低減と快適性向上の恩恵を受けたことを意味します。しかし、シェフラーは過去の栄誉に安住しませんでした。2008年には遠心振り子式ダンパー(CPA)を導入し、デュアルマスフライホイールの騒音・振動の減衰性能をさらに向上させました。現在では数百種類に及ぶデュアルマスフライホイールを展開しており、世界50社以上のお客さまにソリューションを提供しています。

 

ねじり振動の効果的な遮断

エンジンとトランスミッションの間にデュアルマスフライホイールを取り付けることで、エンジンの回転変動によるねじり振動がトランスミッションに伝搬するのを防ぐことができます。その秘密は、遠心振り子式ダンパー(CPA)にあります。振り子がエンジンの回転変動に対して力を及ぼすことで、エンジンで生じるねじり振動がほぼ完全に打ち消されます。これは特にエンジン低速での走行時に大きな利点となります。また、ドライブトレーンの騒音を吸収する極めて効果的な手段でもあります。デュアルマスフライホイールは単に快適性を向上させるだけでなく、燃料消費も削減できます。より燃費良く低速エンジンスピードでの運転がしやすくなり、CO2排出量の低減にもつながります。

 

 

デュアルマスフライホイールの基本原理は変わっていませんが、シェフラーは1985年の発売以降、絶えず技術の改良・改善を続けています。

 

 

デュアルマスフライホイールの成功は、金属プレス加工と成形におけるシェフラーの優れた専門的知識・技術の上に築かれたものです。

 

 

シェフラーは、ビュール(ドイツ)、ソンバトヘイ(ハンガリー)、太倉(中国)の工場でデュアルマスフライホイールを製造しています。

写真  シェフラー(Daniel Karmann)

 

 

シェフラーグループ – We pioneer motion

シェフラーグループは、75年以上にわたり、モーション・テクノロジーの分野で画期的な発明と開発を進めてきました。電動モビリティ、CO₂効率に優れたドライブシステム、シャシーソリューション、インダストリー4.0、デジタル化、再生可能エネルギーに関する分野で革新的な技術、製品、サービスを提供するシェフラーグループは、ライフサイクル全体にわたり、モーションをより効率的でインテリジェントかつ持続可能なものにするための信頼できるパートナーです。モーション・テクノロジー企業であるシェフラーは、パワートレインとシャシー用の高精度コンポーネントやシステムのほか、多くの産業機械用の転がり軸受や滑り軸受のソリューションを製造しています。シェフラーグループは、2022年の売上高158億ユーロ、従業員数約84,000人を有する世界最大級のファミリーカンパニーです。また、2022年には1,250件を超える特許出願を行っており、ドイツ特許商標庁(DPMA)が発表するドイツ国内革新性ランキングで第4位にランクインしています。

 

 

シェフラーが生み出した革新的技術 - 運転快適性の向上と、より円滑な走行に寄与するデュアルマスフライホイールの累計生産数が2億個を達成 | プレスリリース | シェフラージャパン (schaeffler.co.jp)

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