【4月10日はエアコン試運転の日】夏前にエアコン点検を!試運転を「面倒」と思っている方が40%以上

「夏、エアコンが使えない」事態を避けるために必要な試運転、方法を3段階に分けてエアコンのプロが紹介

2024/4/4 11:00

【霧ヶ峰 Times】~霧ヶ峰は、快適な室内環境づくりの情報をお届けします~

https://www.MitsubishiElectric.co.jp/home/kirigamine/special/oshiete/

 4月10日は「エアコン試運転の日」として「日本冷凍空調工業会」(東京都)が定め、経済産業省なども夏前の点検を呼びかけています。三菱電機 霧ヶ峰PR事務局は、4月10日の「エアコン試運転の日」を前に、夏場にエアコンが使えないという事態を防ぐために、エアコンの試運転を「面倒」と思っている方にも実施していただきやすいよう、最低限確認すべきことを紹介します。また、適切な実施タイミングについても解説します。

 昨夏は熱中症による救急搬送人員のうち39.9%が住居で熱中症を発症しています※1。室内の熱中症対策にはエアコンを使用することが推奨されており※2、そのためにはエアコンを試運転し「エアコンがきちんと動くか」を確認することが大切です。また、昨年5月の熱中症による救急搬送人員が3,000人以上であったことや※1、毎年6~8月はエアコンの修理・工事依頼が逼迫することから、夏前の5月中には試運転を行うことをおすすめしています。

 しかし、当事務局が東京・大阪にお住まいの男女600名に対して実施した「エアコンの試運転に関する意識調査」によると、「夏、エアコンが故障したことがある」と回答した方は5人に1人以上おり、さらに、エアコンの試運転を毎年行っていない方の多くが、エアコンの試運転を「面倒」と思っていることがわかりました。

※1:総務省消防庁 令和5年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況

https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r5/heatstroke_nenpou_r5.pdf

※2:環境省 熱中症予防行動ポスター

https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/pr/20230530_poster_a2_keypoints.pdf

 

 

エアコンの試運転を「毎年行っている」方はわずか31.3%。
毎年行わない理由は「面倒だと思うから」が44.3%。

 調査によると、60%以上の方が試運転を実施したことがある※3と回答したものの、毎年試運転を行っている方はわずか31.3%にとどまりました(グラフ1)。

※3 試運転を「毎年行っている」「年によりまちまちである」の合計

 

グラフ1

 

 エアコンの試運転を知っているものの、毎年試運転を行っていない方にその理由を質問したところ、40%以上の方が「面倒だと思うから」と回答しました(グラフ2)。

 

グラフ2

 

 また、全体の5人に1人以上が「夏、エアコンが故障したことがある」と回答しました(グラフ3)。

 

グラフ3

 

メーカーが指南、「基本編」「念入り編」「おすすめ編」の3段階に分けて試運転方法を具体的に紹介!命を守るため、最低限「基本編」は実施しよう。

 

 

基本編 ~最低限実施すべきこと~ (所要時間目安:約15分)

①電源プラグやコンセントをチェック

 □ 電源プラグやコンセントに「変色」「がたつき」「ゆるみ」はないか

 □ 電源コードに傷はないか

 □ 電源プラグにほこりが付着していないか

 

・電源プラグにほこりが付いている場合は乾拭きしましょう

 

②運転モードを「冷房」、設定温度を最低にして10分程度運転

 □ 室内機の吹き出し口から冷たい風がでているか

   ※一定程度、室温がエアコンの設定温度を上回らないと、運転しない場合があります。

・室温と設定温度の差が十分にあるにも関わらず、冷たい風が出ない場合は、メーカーや販売店に連絡しましょう

 

 □ リモコンは動くか・液晶画面の表示が薄くなっていないか

・リモコンの電池を交換しましょう

 

念入り編  ~基本編にプラスで、時間がある時はここまで実施~
(所要時間目安:約20分 基本編とあわせると約35分)

①設定温度・風量はそのままに、さらに20分程度運転

※エアコン設定温度の最低温度はメーカーによって異なります

 

 □ 室内機から水漏れ(結露水の漏れ)がないか

 □ 異音や異臭がしないか

・当てはまる場合は、メーカーか販売店に連絡しましょう。

 

【室内機から漏れ出てくる水、結露水(ドレン水)について】

暖房運転が問題なくできていたとしても、“冷房“の試運転が必要となります。

・“冷房”運転時はエアコン内部の熱交換器が冷たくなり、吸い込んだ空気を冷やして室内に戻します。

 その際、熱交換器に結露水が発生します。ドレンホースから結露水が適切に排出されていない場合、

 内部にたまった結露水が漏れ出てくることがあるため、試運転で水漏れがないか確認しましょう。

 

おすすめ編 ~基本編・念入り編にプラスで、冷房効率を下げないためにできること~ (所要時間目安:20分以上 基本編・念入り編とあわせると50分以上)

①運転を停止させ、エアコン内部(フィルターや熱交換器)と室外機の状況を確認

 □ フィルターや熱交換器等エアコン内部にホコリ、カビがついていないか

 □ 室外機の上や周辺に物を置いていないか

【エアコン内部の掃除について】

・箇所に応じて自分で掃除するか、エアコンの清掃業者に依頼しましょう


■自分でエアコンの掃除をする方法はこちらの記事をチェック!

https://www.MitsubishiElectric.co.jp/home/kirigamine/special/oshiete/pdf/231205.pdf

 

【室外機について】

・室外機の周りは整理整頓し、室外機の上やファンの前などに植物や物は置かないようにしましょう。

 風の流れを妨げ、正常な運転の妨げとなる可能性があります。

 

試運転の実施タイミングは、「4~5月中の外気温が21℃以上」

 


①外気温が「21℃以上の日」に実施しよう

 試運転を行うには、エアコンが冷房運転を10分以上続けられる環境が必要です。室温がエアコンの設定温度を下回る環境では、エアコンが冷房運転を止めてしまい、試運転が十分に行えなくなってしまうためです。

 

②「4~5月中」に実施しよう

 調査では、夏にエアコンが故障したことにより困ったことの2位が、「設置/修理に想定よりも日数を要した」26.2%で、3位が「暑さで就寝時に辛い思いをした」25.4%という結果が出ました(グラフ4)。

 

グラフ4

 

 当事務局は、調査結果に加えて、熱中症対策の観点と夏のエアコンメーカーの状況や設置・修理業者の混雑具合からも、4~5月中に試運転を実施することを推奨します。

 

【理由1】真夏だけじゃない!5月に熱中症により救急搬送される人も。

 熱中症は、7月の梅雨明けから真夏にかけて発生するイメージがありますが、実は5月頃から発生しています。事実、昨年5月は3,000人以上の救急搬送者がいたことが報告されています※4。そのため、熱中症対策として、早めに試運転を実施し、エアコンが問題なく使えるかを確認しておくことが重要です。

※4:総務省消防庁 令和5年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況

https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r5/heatstroke_nenpou_r5.pdf

 

【理由2】真夏はメーカーや設置・修理業者の繫忙期により、2週間以上エアコンが使えない可能性あり。

 エアコンの設置・修理においての繁忙期は、6~8月です。また、7月の設置・修理工事は4月の約2.7倍以上にもなります(グラフ5)。その中でも、梅雨明けの7月からお盆明けの8月までの気温が最も高い時期は、水漏れや不具合などの問い合わせが多く、かなり混み合うため、エアコンを使用できないまま2週間以上待つことになるケースもあります。

グラフ5 ※三菱電機調べ

 

 修理を依頼できたとしても補修用性能部品※5の保有期間(三菱電機「霧ヶ峰」の場合は製造終了後10年)を過ぎていると、修理のための部品が手配できず、結局買い替えが必要になってしまうこともあります。

 夏、エアコンが本当に必要な時に、すぐに使えるように、ぜひ早めに試運転を実施して、調子が悪い場合は暑さが来る前に修理もしくは買い替えを済ませておきましょう。

※5 補修用性能部品:製品の機能を維持するために必要な修理用部品

 

三菱電機はお悩みを解消する情報を発信中。

 

三菱電機はエアコンにまつわるよくあるお悩みに耳を傾け、役立つ情報を発信しています。

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<快適に過ごすためのお役立ち情報一覧>

エアコンの電気代が10%以上悪化してしまっているかも!?その原因とは? https://www.MitsubishiElectric.co.jp/home/kirigamine/special/oshiete/pdf/220715.pdf

ご家族の熱中症対策に!高齢者にエアコンを活用してもらうための効果的な方法https://www.MitsubishiElectric.co.jp/home/kirigamine/special/oshiete/pdf/220701.pdf

エアコン使用時の“お悩み別”快眠環境づくり https://www.MitsubishiElectric.co.jp/home/kirigamine/special/oshiete/pdf/220726.pdf

 

■グラフ1~4

・調査対象者:30~50代の男女600名(東京・大阪在住)

・調査方法:インターネット

・調査期間:3/15(金)~3/17(日)

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

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