血圧計ユーザ1万人に聞いた、血圧測定をはじめたきっかけに関する調査
第1位は「自分の健康管理のため」。未治療の高血圧患者がプレゼントをきっかけに血圧を測定したケースも
オムロン ヘルスケア株式会社(本社所在地:京都府向日市、代表取締役社長:岡田 歩、以下当社)は、当社の健康管理スマートフォンアプリ「OMRON connect」で血圧計を登録している12,031人を対象に、本人の健康状態と健康機器を使いはじめたきっかけに関するアンケート調査(以下本調査)を実施しました。
本調査では、高血圧などの健康状態や血圧測定をはじめたきっかけについて質問しました。その結果、血圧測定のきっかけとして最も多かった回答は「自分の健康管理のため」(60.4%)、続いて「健康診断などで測定を指導されたため」(15.5%)となりました。また今回の調査では、プレゼントをきっかけに血圧測定を始めた人は2.8%に留まりましたが、プレゼントとして血圧計を受け取ったときの気持ちやそのあとの行動について確認したところ、73.5%が「嬉しい」と回答しました。血圧計をプレゼントされた人で、医師に高血圧を指摘されている197人のうち15.7%が「プレゼントでなければ入手していなかったため、血圧を測り始める良いきっかけになった」と回答しました。
日本には、約4,300万人の高血圧患者がおり、そのうち約3,100万人は適切に血圧管理できていないといわれています。なかでも、約450万人は高血圧と自覚しているが治療を始めておらず、早期治療と継続的な血圧管理が課題とされています。さらに、高血圧患者の3割以上は自分が高血圧であることに気づいていないともいわれています*1。また、女性の場合は更年期以降に高血圧のリスクが高まります。女性の高血圧症の有病率を年代別にみると、40歳代では9.4%(予備軍含:19.7%)、50歳代では24.9%(予備軍含:43.0%)、60歳代になると36.2%(予備軍含:60.1%)と年齢が上がるとともに増加します*2。更年期では女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが減少しホルモンバランスがくずれることで、血圧をコントロールしている自律神経の働きが乱れて血圧が不安定になると考えられています。
今年の5月12日(日)は母の日です 。また、5月17日(金)は、世界高血圧連盟が記念日制定した国際デーのひとつ「世界高血圧デー」です。高血圧は心疾患や脳卒中などの脳・心血管疾患(イベント)を引き起こす要因のひとつです。一方で、目立った自覚症状がないため見過ごされるリスクもあります。イベントを発症すると命に関わるリスクが高いほか、後遺症などの影響で家族などを含めたQOLの低下にもつながります。当社は1973年に血圧計初号機を発売して以降、家庭での血圧測定の普及に取り組んできました。今後も、誰でも正しく簡単に測れる血圧計の開発に取り組み、一人でも多くの健康ですこやかな生活に貢献します。
*1 日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2019」
*2 厚生労働省「国民健康・栄養調査(2016年)」による(血圧を下げる薬の使用者を含む)。予備軍は「そろそろ注意が必要」とされる正常高値血圧の段階。
参照URL 『平成28年国民健康・栄養調査報告』厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou/dl/h28-houkoku-05.pdf
■調査結果のまとめ
1.健康機器を使い始めたきっかけ第1位は「自分の健康管理のため」(60.4%)
2.血圧計をプレゼントされて「嬉しい」と答えたユーザは4人のうち3人(73.5%)
3.「医師に高血圧と指摘されたことがある」高血圧患者で血圧計をプレゼントされた197人のうち15.7%がプレゼントをきっかけに血圧を測定
■調査結果の詳細
1.健康機器を使いはじめたきっかけ第1位は「自分の健康管理のため」(60.4%)
健康機器を使いはじめたきっかけでは「自分の健康管理のため」と答えたユーザが最も多く、過半数以上の60.4%。次いで「健康診断などで測定を指導されたため」という回答が15.5%にのぼり、さらに「医師に勧められたため」という回答が12.3%と続きました。一方、「プレゼントされたため」という回答は2.8%に留まりました。
2.血圧計をプレゼントされて「嬉しい」と答えたユーザは4人のうち3人(73.5%)
プレゼントとして血圧計を受け取ったときの気持ちやそのあとの行動について確認しました。その結果、「自分でも購入を検討していたため嬉しい気持ちになった」という回答が最も多く、41.3%を占めました。次いで「健康を気遣ってくれているのがわかり、嬉しい気持ちになった」という回答が32.2%と続き、4人のうち3人(73.5%)が嬉しいと回答しています。
3.「医師に高血圧と指摘されたことがある」高血圧患者で血圧計をプレゼントされた197人のうち15.7%がプレゼントをきっかけに血圧を測定
血圧計をプレゼントとして受け取ったユーザの回答状況を健康状態別に確認しました。その結果、医師に高血圧を指摘されている197人のうち15.7%が「プレゼントでなければ入手していなかったため、血圧を測り始める良いきっかけになった」と回答していることがわかりました。
■調査の概要
調査目的 健康機器の使用実態調査
調査対象 当社スマートフォンアプリ「OMRON connect」内で血圧計を利用機器に登録している全国のユーザ12,031人。
20代 17人
30代 168人
40代 1,371人
50代 4,623人
60代 4,324人
70代 1,333人
80代以上195人
調査方法 スマートフォンアプリ「OMRON connect」経由のオンラインアンケート調査
調査期間 2024年4月3日(水)~2024年4月9日(火)
■健康管理アプリ「OMRON connect」の概要
オムロン ヘルスケアが提供する健康管理アプリです。当社製の通信機能付き機器で測定したデータを転送すると、グラフやカレンダーで測定結果を確認することができます。
服薬や飲酒などの生活習慣を血圧データと一緒に管理できる「かんたん血圧日記」や、過去1週間分の血圧データを家族などと共有できる「血圧お知らせ定期便」など健康管理に役立つ機能を搭載しています。
また、血圧計に加えて、心電計、体重体組成計、活動量計、体温計、パルスオキシメータなどで測定したデータを一括して管理できます。
URL:https://www.healthcare.omron.co.jp/smp_omronconnect/
OMRON connect画面 血圧測定値の週次推移グラフ画面
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。
プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。
このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 オムロンヘルスケア株式会社
- 所在地 京都府
- 業種 精密機器
- URL https://www.healthcare.omron.co.jp/
過去に配信したプレスリリース
ワタナベボクシングジム所属選手のコンディショニングを低周波治療器でサポート
12/18 15:30
血圧測定中に「心房細動の可能性」を検出する次世代技術“Intellisense AFib”を開発
11/28 15:00
日本心臓リハビリテーション学会第10回中国支部地方会に協賛
11/27 10:00
30代から70代の就業者1000人を対象に就労に関する意識・健康調査を実施
11/22 13:00
第61回 日本臨床生理学会総会に協賛
11/14 13:00
第61回 日本小児アレルギー学会学術大会に協賛
10/31 10:00
第83回 日本公衆衛生学会総会に協賛
10/25 15:00
上腕式血圧計と携帯型心電計、酸素濃縮器が2024年度グッドデザイン賞を受賞
10/16 13:30
第46回 日本高血圧学会総会に協賛
10/11 15:00
カテーテルアブレーション関連秋季大会2024に協賛
10/9 10:00