新卒入社の若手社員がおすすめする企業ランキング

内定承諾する前に知りたい!先輩たちが「入社してよかった」と感じるポイントは?

オープンワーク

2024年8月20日

OpenWork「働きがい研究所」調査レポートvol.125

 

新卒入社の若手社員がおすすめする企業ランキング  ―内定承諾する前に知りたい!先輩たちが「入社してよかった」と感じるポイントは?―

 

 

人手不足を背景に新卒採用では「売り手市場」が続いています。民間調査(※)によると8月時点で内定を取得している学生の内定取得企業数の平均は2.28社、複数社から内定を得ている学生の割合は6割以上にのぼります。選考の早期化も相まって2025年卒の大学生の就職内定率は91.2%となりました。就職活動が終盤を迎える今、複数の内定先企業の中から「何を決め手に就職先企業を選ぶか」は多くの学生が抱える課題なのではないでしょうか。

 

今回の調査レポートでは、新卒入社した若手社員がおすすめする企業を調査しました。OpenWorkへ会社評価レポートを投稿する際「あなたはこの企業に就職・転職することを親しい友人や家族にどの程度すすめたいと思いますか?」という質問に0~10点で回答するネットプロモータースコア(NPS)を、2020年以降に新卒入社した社員に限定して集計し、ランキングを作成しました。周囲に勧めたくなるほど「新卒入社してよかった」と感じている企業にはどのような特徴があるのか、社員クチコミと併せてみていきます。

 

(※)就職みらい研究所 就職プロセス調査(2025年卒)「2024年8月1日時点 内定状況」

 

【サマリ】

■ 1位は電通総研、2位は中外製薬、3位は住友商事

■ 新卒入社の若手社員がおすすめするTOP30社の特徴:

  ・「風通しの良さ」「チームワーク」「待遇面の満足度」が高評価

  ・ワークライフバランスの取りやすさもおすすめポイント

 

 

※詳細は以下または「働きがい研究所」にてご確認ください。

https://hatarakigai.openwork.jp/

 

 

新卒入社の若手社員がおすすめする企業ランキング

 

 

新卒入社の若手社員がおすすめするTOP30社の特徴は?

 

2020年以降に新卒入社した若手社員が「おすすめできる」と評価した企業にはどのような共通点があるのでしょうか。TOP30社におけるOpenWorkの8項目評価を見ていくと、「風通しの良さ」「社員の相互尊重」「待遇面の満足度」のスコアが平均的に高いことがわかりました。

 

 

「風通しの良さ」「チームワーク」が高評価。若手が意見を言いやすい環境もポイントか

 

ランクインしたTOP30社の「風通しの良さ」スコアの平均は5点満点中4.10点と非常に高く、またチームワークの指標でもある「社員の相互尊重」スコアも平均3.91点という高評価となりました。各社の社員クチコミからは、入社年次に関わらず意見を言いやすいフラットな環境を評価する声が多く見られました。

 

厚生労働省の発表(※)によると、人間関係が好ましくなかったことによる離職は男性で8.3%、女性では10.4%となっており、働き続けるうえで同僚とのコミュニケーションストレスが低いことがいかに重要であるかがうかがえます。

(※)令和4年雇用動向調査結果の概況

 

 

ランクイン企業の新卒入社社員が投稿した、風通しの良さやチームワークに関するクチコミ

 

「風通しが良く、社外のイベントが多い印象。手を上げればやりたいことを積極的にやらせてくれる印象。自発的に行動する人、コミュニケーション能力が高い人が多いと感じる。(技術、女性、電通総研)」

 

「組織体制については、以前は部署間でのコミュニケーションに一定のハードルが存在していたものの、最近は様々なツールを用いて、壁を取り払う取り組みがなされている。(営業、男性、中外製薬)」

 

「意外と若手の意見も尊重され、皆様が想像される縦社会ではない点が特徴。人格者が多く、働くうえでのストレスが極めて少ない。(営業、男性、住友商事)」

 

「若い人だからといって意見が反映されないなどはなく、誰が言ったかではなく、何を言ったかがとても重視されるカルチャー。そのため、会議などでも積極的に意見を出していくことが求められる。また、若くしても裁量権を与えてくれる。意見を出し、やりたいことを明確に発信することで大きな企画の主担当なども積極的に任せてもらうことが可能。(企画、男性、ディー・エヌ・エー)」

 

「非常にフラットな組織で上下関係を気にせずに意見が言える社風です。入社時に上下関係はあくまで肩書きの便宜上のものでして地位ではないという説明を受けました。(コンサル、女性、SAPジャパン)」

 

「基本的にはオープンな職場で上下の関係性もフラットな会社。従来の仕事のやり方と新しいアイデアをうまいバランスで混ぜ合わせている。部署間の垣根も薄いので仕事を主体的に回す人にとってはとてもやりやすい環境だと思う。(事業企画、男性、ブラザー工業)」

 

「社長もさん付けで呼ぶなどフラットな雰囲気があり、違いを認め合う文化。いわゆる自由すぎる人や変な人もたくさんいるがそれを認めて面白いねと受け入れる傾向が強い。(ビジネスデザイン、女性、博報堂)」

 

「風通しの良さや社員の人柄の良さ、お客様第一の姿勢に魅力を感じて入社を決めました。それにおいてギャップは全くありませんでした。特に、社員の人柄の良さは本当に文句ありません。人として非常に良い人ばかりです。また、自分のやりたいと思ったことに対して上司から否定されたりすることはなく、きちんと理由を説明できれば認めてくれます。若手でも意見しやすい環境です。(開発、女性、東京建物)」

 

 

「待遇面の満足度」も高評価!給与とあわせ、福利厚生も重視か

 

TOP30社の「待遇面の満足度」スコア平均は3.98点と、「風通しの良さ」に次ぐ高評価となりました。就職先を決定する際に重要視するポイントとして上位に挙がる「給与・年収」ですが、社員クチコミを見ていくと、給与以外にも家賃補助や資格取得の補助といった手当の充実など、福利厚生も含めた待遇面を評価する声が見られました。年収の額面のみで会社を比較するのではなく、社員クチコミから具体的な待遇をイメージすることも、就職後のギャップを生まないために重要と言えるでしょう。

 

 

ランクイン企業の新卒入社社員が投稿した、待遇に関するクチコミ

「29歳、残業0時間で年収1,000万超え。仕事を頑張ればボーナスは1.4〜2倍になる。とても恵まれていると思う。(ITコンサルタント・事業開発、女性、電通総研)」

 

「新卒の基本給は500~600万の間。入社直後には、かなりの額のサインインボーナスが更に加算され、サインインボーナスが終了した後には、RSUによる株付与が始まるので、現在の給与水準には全く不満はない。(テクニカルサポート、男性、アマゾン ウェブ サービス ジャパン)」

 

「福利厚生はよかったです。月1万円のジム代、年間50万円ほどの教育費用などがもらえます。〜3千円のランチ代もよく降りていました。ただし家賃補助はありません。新卒の研修制度もしっかりしていました。(テクニカルサポートエンジニア、女性、セールスフォース・ジャパン)」

 

「給与は同業他社と比較しても良いほうだと思う。加えて、若手社員には寮や社宅が適用されるケースも多いので、金銭的に困るという経験は現状ない。また、資格取得などの自己啓発にも補助金が出るため、積極的に自分磨きにも臨める。現場に出る機会が多い方は、給与とは別に日当が出る。(内務、男性、栗田工業)」

 

「資格取得の補助が手厚い。IPAの情報処理技術者試験(基本情報技術者試験、応用情報技術者試験や、セキュリティマネジメント試験、データベーススペシャリスト試験、ネットワークスペシャリスト試験、その他高度情報試験など)、AWSのソリューションアーキテクトアソシエイトなど、IT系の各資格取得に対して補助はでる。普段の業務も成長につながるものだと思う。(ソフトウェアエンジニア、男性、リクルート)」

 

「基本給は学部卒1~2年目が27.5万で、院卒1~2年目が30万である。規制ギリギリまで残業すると月7~8万の残業代が出る。約30歳までと制限があるが家賃補助制度があり、独身で月7.5万、既婚者で月約10万出る。その他在宅手当など全て合わせると、学部卒2年目で約年収600万、院卒2年目で約700万程の待遇となる。(SE、男性、日興システムソリューションズ)」

 

 

ワークライフバランスが取りやすいことも重要なおすすめポイント

 

ワークライフバランスも企業選びの軸として年々重要性を増しています。「仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる」ことを支持する大学生は9割近く(※)となっており、多くの企業で働きやすい環境づくりや、自由な働き方を取り入れる試みがなされています。

 

ランクイン企業の社員クチコミでも、ワークライフバランスを評価する声が多くみられました。企業を選ぶ際に、残業の程度や有休の取りやすさ、働き方の制度がどのように運用されているかといった実態を「実際に働く先輩の声」から把握することはミスマッチを回避するためにも非常に有効と言えそうです。

(※)就職みらい研究所「大学生・大学院生の働きたい組織の特徴 2024 年卒」

 

 

ランクイン企業の新卒入社社員が投稿した、ワークライフバランスに関するクチコミ

 

「ほとんどの人がワークライフバランスを保っている。フレックス制度やリモートワーク制度を採用しているため、個人の予定や事情に合わせて働き方を選ぶことができる。また、育休や産休、有休消化率はとても高く、育休や有給に関しては取らないと逆に上司から取るように勧められるくらいマネジメント層の理解もある。(管理、男性、ソニー)」

 

「朝型勤務を積極推進しており、20時以降の残業は原則禁止。勤務時間内の効率性は求められるものの、ワークライフバランスは商社の中では非常に良いと思います。(職能、男性、伊藤忠商事)」

 

「有給消化率はほぼ100%で全く取得に問題なし。フレックス制度、テレワークも取り入れており、実施率もかなり高いためかなり働きやすい。(営業、男性、都築電気)」

 

「部署によるが、年休の申請はチャットでOKで割と前日でも年休申請しても問題ないというイメージ。また残業はかなり少ないと思う。基本的には月30分以内に抑える必要がある。追加で申請する場合は上司に申告が必要。それでも大体月5〜10くらい。月20時間残業してる人は滅多に聞かない。(技術、男性、島津製作所)」

 

「私は生産技術系の仕事ではあるが、フレックスタイム制度や在宅も可能なので積極的に利用している。有給も自由に取ることができ、消化率もいいと思う。研修も定期的にあり能力アップは熱心である。育児休業や介護休暇も積極的に取るように推奨される。これは非常にいいことだと感じる。以上のことから組合員であるうちは非常にワークライフバランスが取りやすい会社であると思う。(生産技術、男性、旭化成)」

 

 

 

対象データ】

OpenWorkに投稿された、2020年以降に新卒入社した社員・元社員による会社評価レポート48,201件を集計。

 

OpenWork働きがい研究所について】

オープンワーク株式会社が、働きがいの向上のために、個人・企業・社会などの視点から働きがいについて調査・リサーチを行うためのプロジェクトです。2014年3月よりスタートしました。

 

OpenWorkについて】

OpenWork(オープンワーク)では、実際に働いた経験に基づく「社員・元社員の声」を共有しています。企業の社員・元社員から情報を収集しているWEBサイトとしては、国内最大規模のクチコミ数と評価スコア約1,750万件が蓄積されており、会員数は約665万人(2024年7月時点)となっています。私たちは、企業の労環境をよりオープンにしジョブマーケットの透明性を高めることで、健全な雇用環境の発展に貢献するとともに、企業と個人のより良いマッチングをサポートし、一人ひとりが自分らしく生きることを応援したいと考えています。https://www.openwork.jp/


オープンワーク株式会社 会社概要】

商号 :オープンワーク株式会社

代表者:代表取締役社長 大澤 陽樹

所在地:東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア39階

事業内容:転職・就職のための情報プラットフォーム「OpenWork」の開発・運用業務を含むワーキングデータプラットフォーム事業

資本金: 1,644百万円

上場市場:東証グロース市場(証券コード5139)

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  • 所在地 東京都
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