宇都宮動物園が民間動物園として、日本初の博物館登録へ

教育施設としての新たな一歩を踏み出します。

宇都宮動物園

宇都宮動物園が民間動物園として、日本初の博物館登録へ  

教育施設としての新たな一歩を踏み出します。

園内で学ぶ子ども達の様子過去の企画展の様子

 

 この度、宇都宮動物園(所在地:栃木県宇都宮市、代表:荒井賢治)は、日本で初めて博物館登録された民間動物園となりました。栃木県の迅速な対応により、正式に社会教育施設としての役割を担うこととなり、動物たちの「命」を伝える場として新たなステージに進みます。

 

 従来、動物園はレジャー施設としての側面が強調され、教育的な意義は十分に認知されていませんでした。しかし、近年の社会では、動物の福祉や生態系の理解が重要視されるようになり、動物園も単なる娯楽の場ではなく、教育・研究の場としての役割が求められています。

 さらに、2021年の博物館法改正により、これまで厳しい制約があった民間動物園の博物館登録が可能となりました。これは、動物園が教育施設としての責務を果たす大きな機会でもあります。

 宇都宮動物園は、今回の登録を機会に、エンターテインメント性を保ちながらも、より教育的な施設・博物館としての機能を強化していきます。特に、今まで以上に大学や高校との産学連携がしやすくなったことで、専門的な調査・研究の実施とその成果の発信が可能になりました。これにより、一般の方々や教育関係者にも、社会教育施設としての役割をより深く認識していただけるよう努めてまいります。

 昭和56年にオープンした宇都宮動物園は、当初はバブル期に作られた「レジャー施設」としての性格が強く、教育施設とは言えない状況でした。動物たちをただ「楽しむ」だけの場ではなく、「学びの場」として価値ある施設にしたいという思いを長年抱いていました。その思いが、博物館法改正という追い風を受け、今回の登録という形で実現することになりました。

博物館登録はゴールではなく、新たなスタートです。宇都宮動物園は、**「学び、考え、行動する場」**として進化し続けます。動物たちの命の尊さ、地球環境の大切さを伝える責務を果たしていく決意です。

 

 この度の博物館登録について、広くお知らせいただけますと幸いです。動物園の新しい役割について、ぜひ多くの方に知っていただきたいと考えております。

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園内で学ぶ子ども達の様子

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