SGホールディングスグループにおいて、低温物流事業を担う株式会社C&Fロジホールディングス（本社：東京都新宿区、代表取締役社長執行役員：綾宏將、以下「C&Fロジ」）の主要な事業会社である株式会社ヒューテックノオリン（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：安喰徹）は、神奈川県川崎市川崎区に日本GLP株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：帖佐義之、以下「日本GLP」）が開発を進める国内最大級の冷凍・冷蔵マルチテナント型物流施設「GLP 川崎Ⅱ」内に、単一施設として収容規模最大の冷凍物流拠点を開設します。開設は2027年9月を予定しています。

「GLP川崎Ⅱ」施設外観イメージ

■背景

　現在、ヒューテックノオリンは川崎市川崎区東扇島にて、主に冷凍食品の共同配送事業を提供しています。2002年4月に東京臨海支店第一センターを開設して以来、保税蔵置場として輸入貨物の保管・荷役・通関手続きや、関東圏エリアへの配送拠点として拡張しながら、4棟の冷凍倉庫にて低温物流サービスを提供してきました。

　近年の冷凍食品の需要の高まりを受け、保管スペースは常に満庫状態に近く、外部の冷凍倉庫への再保管などオペレーションが煩雑になるケースもあることから、今後も高品質なコールドチェーンを維持するために、この度新たな物流拠点を開設することにしました。

■概要

単一施設として最大規模で、1.5倍の保管能力へ

　本施設は、日本GLPが川崎市川崎区扇町に開発を進める、日本最大級の冷凍・冷蔵マルチテナント型物流施設である「GLP 川崎Ⅱ」のキーテナントとなる予定です。同施設西側のうち、1階から3階までの延床面積約38,600㎡を使用し、収容能力は約55,000tと、ヒューテックノオリンの単一施設としては収容規模最大となります。東扇島の施設と併せ、最大保管可能能力は従来の約1.5倍に増強されます。

利便性が高く、環境にも配慮

　「GLP 川崎Ⅱ」は、立地が首都高速道路神奈川1号横羽線の浜川崎ICから約1.5km、神奈川6号川崎線の大師ICから約4.6kmと、都心への輸配送に最も適しています。またJR鶴見線昭和駅から徒歩約1分と通勤の利便性が高くドライバー不足が課題となる物流業にとって、雇用確保にもつながります。同施設にはテナントとして利用できるラウンジやレストラン、無人売店などが設置予定であり、従業員の労働環境の向上も期待できます。

　また、環境面では、太陽光発電設備の設置や、全館LED照明の使用、冷凍機には自然冷媒を採用するなど自然環境への配慮がなされ、災害への対応としては免震構造が採用されています。

　「GLP 川崎Ⅱ」は2025年3月に着工し、2027年9月に新拠点として開設する予定です。ヒューテックノオリンは今後もSGホールディングスグループの一員として、各々の強みを生かしたシナジーにより、国内屈指のコールドチェーンを構築してまいります。

＜新拠点の概要（計画）＞