株式会社福井新聞社（本社福井県福井市、代表取締役社長：吉田真士）は、フィンテック企業の株式会社インフキュリオン（本社東京都千代田区、代表取締役社長CEO：丸山弘毅）と提携し、2025年4月10日から企業間取引（BtoB）決済サービス「請求書カード払い Powered by 福井新聞社×インフキュリオン」の提供を開始しますので、お知らせいたします。同サービスの提供により企業間取引におけるDX推進を図るとともに、クレジットカードによる支払いで地域企業の資金繰り改善への一助になると期待しています。企業間取引の決済サービス分野における提携は、新聞社として初めてとなります。

公式サイト：https://www.fukuishimbun.co.jp/common/cardbarai/

　国内の企業間取引は、サービス利用や商品仕入れなどの対価の請求・支払いは請求書による掛け払いで、支払い方法も銀行振込が主流です。請求書による掛け払いは、支払者にとっては手元に現金が必要となる一方、請求者にとっては請求から支払いまで資金を受け取るまで1カ月程度かかるのが一般的で、中小企業やフリーランスを中心にキャッシュフローの改善は経営課題となっています。

　このような課題を解決するため、請求書の請求者と支払者の仲介役として請求書の支払いを立替え、支払者のカード決済を実現する、企業間取引への決済サービスがDXの進展も相まって注目を集めています。このため、「仕入れの支払いを遅らせたい」という事業者のキャッシュフロー改善の要望を実現し、請求書の支払いをクレジットカードで行えるようにする企業間取引決済サービス 「請求書カード払い Powered by 福井新聞社×インフキュリオン」 のサービスの提供することにいたしました。なお、 本サービスはインフキュリオンが提供、福井新聞社はインフキュリオンの取次パートナーとして、本サービスを福井新聞社のお客様に紹介いたします。また、本サービスのご利用には所定の手数料が発生します。

　本サービスを利用することで、受領した請求書の支払い方法を、銀行振込から支払者が既に持っているクレジットカードでの支払いに切り替えることができます。支払者は、支払いをカードに変更することで、支払金額をカード利用金額の口座引き落とし期日までに用意すれば良くなり、実質的な支払期日を繰延できます。カード決済後は支払者が指定した名義で、最短即日で請求元の銀行口座に請求金額の入金が行われるため、カード利用を請求元に知られることはありません。また、カード決済に変更することで銀行振込にかかる時間削減やミスの防止などができるため、業務効率を改善する効果も期待できます。

　また、請求書の発行者（請求者）に関しては、本サービスを利用することで、顧客へ商品・サービスなどの対価を請求する際の支払方法にカード決済の選択肢を追加できるようになります。本サービスを利用した場合、支払者がカード決済後、最短即日で指定口座へ請求金額の入金が行われます。これにより、請求者は支払遅延・未回収リスクの軽減やキャッシュフロー（資金繰り）の改善が図れます。加えて、請求先への与信はカード会社が行うため、請求先の与信が行えないことを理由に新規取引ができないといった機会損失の防止にも活用できます。

　本サービスを構築するにあたっては、基盤にインフキュリオンが提供する請求書支払いプラットフォーム「Winvoice」を採用しています。福井新聞社は、カード決済を可能にするためのWeb画面を含めて、本サービスを請求書の支払者・請求者の双方へ提供するために必要な要件対応・運用業務・システム構築をワンストップで提供できるWinvoiceを選定しました。

　福井新聞社は新聞発行業に加えて、報道機関として培われた情報発信力や信頼性をもとに地域企業の販促活動の支援やデジタルサービス、決済プラットフォーム事業など地域におけるDXを推進しております。 「請求書カード払い Powered by 福井新聞社×インフキュリオン」 を通じて、地域企業の皆さまの発展に寄与してまいります。

【請求書支払いプラットフォーム「Winvoice」について】

「Winvoice」は、請求書のクレジットカード決済等を実現するために必要なライセンス・業務・システムをワンストップで提供する請求書支払いプラットフォームです。

https://infcurion.com/winvoice/

【インフキュリオンについて】

インフキュリオンは、社会課題を解決し、顧客体験や業務効率を向上させる“あらゆる産業・サービスのFintechパートナー”です。多彩な金融サービスを機能単位で柔軟に利用できるテクノロジーの開発やプラットフォームの提供、キャッシュレス決済事業のコンサルティングを行っています。法人・個人を問わず、あらゆる対象や産業、領域にFintechを組み込み、社会に新しい価値を生み出していくことを目指しています。
https://infcurion.com/