ユーティリティ・グローバルとハンファ建設部門、下水処理施設由来のバイオガスを活用した経済的なクリーン水素製造に向けた協業を発表
ヒューストン, 2025年4月15日 /PRNewswire/ -- 経済的なクリーン水素製造における世界的リーダーである米国ユーティリティ・グローバル社(以下、「ユーティリティ」)は、本日、韓国の下水処理施設における自社独自の水素製造システム「H2Gen®」導入に向け、ハンファ株式会社 建設部門(以下、「ハンファ」)と共同でPre-FEED(基本設計前段階)スタディを実施することを発表しました。
本協業を通じて、ユーティリティとハンファは、韓国国内の下水処理施設から生成されるバイオガスを原料とする水素製造プラントの技術的・経済的実現可能性を共同で検討します。ここで製造される水素は、韓国における水素モビリティ分野およびその他のクリーンエネルギー用途での活用が想定されています。
ユーティリティのCEOであるパーカー・ミークス氏は、次のように述べています。
「このたび、ハンファと合意に至れたことを大変嬉しく思います。本パートナーシップは、当社のH2Genシステムのグローバル展開における戦略的前進であり、経済的かつ持続可能な形でのクリーン水素製造という世界的な目標の実現に向けた重要な一歩となります。韓国は既に高度に整備された水素モビリティ市場を有しており、今後の成長ポテンシャルも非常に大きいと捉えています。」
ユーティリティのChief Commercial Officerであるウラジミール・ノバック博士は、次のようにコメントしました。
「今回の合意は、当社H2Genシステムの商用化における重要なマイルストーンであり、世界有数の水素モビリティ市場への参入を意味します。今後、当社は米国、アジア、ヨーロッパにおいて、水素輸送およびその他エネルギー分野向けに、コスト効率に優れたクリーン水素の供給を拡大していく予定です。」
今回実施されるPre-FEEDスタディでは、設計パラメータ、プロセス構成、資本要件、プロジェクト期間、経済性分析を含む基本設計パッケージの基礎データが生成されます。これにより、ハンファはH2Genシステムを活用したバイオガス由来水素製造プラントの導入に関して、より信頼性の高い意思決定を行うことが可能となります。
ハンファ株式会社 建設部門 インフラ事業本部のイ・ジュンミョン本部長は、次のように述べました。
「バイオガスを活用した水素製造は、韓国の環境配慮型エネルギー政策と資源の効率的活用という観点から、非常に魅力的なソリューションであると考えています。本協業は、当社がグリーンインフラ開発企業として進化するための大きな一助になると期待しております。」
会社概要
ユーティリティ・グローバル(Utility Global)
TIME誌の「世界のトップグリーンテック企業2025」で第59位にランクインしたユーティリティ・グローバルは、スチール、水素モビリティ、石油・ガス、精製、化学といった脱炭素化が困難な産業向けに、経済的な水素ソリューションを提供しています。同社の独自技術「H2Gen®」は、希薄かつ低価値の工業用排ガスや各種バイオガスから水を利用して、高純度・低〜負の炭素強度を持つ水素を、電力を一切使わずに製造します。
H2Genは、運用の柔軟性を有し、既存インフラとの親和性も高いため、実用的かつコスト効率の良い脱炭素化を実現します。また、高濃度のCO₂を副産物として生成するため、CCUS(炭素回収・利用・貯留)コストの削減にも貢献します。モジュール式・スケーラブル・最小設置面積を特徴とするこのシステムにより、顧客は低価値原料を高付加価値のクリーンエネルギーや燃料、原料へと転換可能です。
ユーティリティは、産業部門の脱炭素化に特化したプライベート・エクイティファンド「Ara Partners」のポートフォリオ企業です。詳細は www.utilityglobal.com をご参照ください。
ハンファグループ(Hanwha Group)
ハンファ株式会社 建設部門を擁するハンファグループは、航空宇宙・防衛、クリーンエネルギー・海洋ソリューション、金融、流通、サービスなど、多岐にわたる産業で革新的な事業を展開する、韓国を代表する財閥の一つです。
フォーチュン・グローバル500にも選出された同社は、世界中の産業と地域社会に持続可能な成長をもたらす変革的ソリューションを提供しており、2024年にはTIME誌「世界で最も影響力のある企業100社」に選出されました。テクノロジー・製品・サービスを通じて生活の質を向上させ、地球と社会の持続可能性を追求する革新をリードしています。詳細は www.hanwha.com をご覧ください。
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(日本語リリース:クライアント提供)
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