~夏は滋賀で涼しくなろう~ 妖怪、怪談、心霊・・・近江の“こわい旅”案内

 信仰と自然が息づく滋賀には、語り継がれる怪異や心霊の伝説が数多く残されています。歴史ある寺院に隠された“静かな恐怖”、地元に受け継がれる不可思議な民話、そして現代にも目撃情報が絶えない心霊スポット…。この夏、そんな「滋賀の裏の顔」をめぐる旅に出てみませんか? 家族で楽しめる妖怪イベントから、覚悟が試される魔所まで──恐怖と興味が交錯する、忘れられない夏の体験があなたを待っています。

 

 

 

 

妖怪伝説と怪異が息づく 寺と水と祈りの場所

 何百年も語り継がれる妖怪や怪異譚が今も残る、静かなる恐怖の聖域。涼しげな風景の奥にひそむ"何か"を感じたとき、あなたの背筋に冷たいものが走る──。信仰と恐れが交錯する、近江の怪異巡礼。

 

 

1.勝楽寺・・・妖怪「璞蔵主(はくぞうす)」の狂言の元になった白狐の伝説が残る

 足利尊氏とともに室町幕府創建に活躍し、その豪放無比な言動から婆裟羅大名と呼ばれた佐々木(京極)道誉が建立した臨済宗建仁寺派の寺院。背後の山は勝楽寺城趾で、途中に「狐塚」がある。

勝楽寺には、白い狐が化けた僧侶、妖怪「璞蔵主(はくぞうす)」の伝説がある。昔、「璞蔵主」という住職がいて、その弟・金左衛門が狩りで動物を殺していることに心を痛めていた。ある日、璞蔵主に化けた白狐が金左衛門を叱ったところ、正体を見破ってその白狐を殺してしまうが、兄の璞蔵主に諭されて改心し、この白狐を弔う「狐塚」を造ったといわれている。狂言「釣狐」はこの話がもとになっている。

 

 

【勝楽寺】

・住所:滋賀県犬上郡甲良町大字正楽寺4番地

・問合せ先:0749-38-2041

・URL:https://www.kouratown.jp/shisetsuwosagasu/kankoubunkakanren/1387445503968.html

 

 

2. 金胎寺・・・都から駆け落ちした姫の入水伝説が残る古刹 

 都の貴族の娘が駆け落ちの末、男の郷里で入水した池があり、「男恋しと池の面に姫が立つ」と歌われた。その池の上に立つのが金胎寺である。(『栗東の民話』栗東町教育委員会編/所収「都の姫」より)

平安時代に造像された本尊阿弥陀如来坐像と観音菩薩、勢至菩薩の両脇侍を安置する古刹として知られている。

 

 

【金胎寺】

・住所:滋賀県栗東市荒張398

・問合せ先:077-558-1568

・URL:https://www.ritto-kanko.com/spot/detail/?id=9

 

 

3. 大崎寺・・・安土城落城時の血が染みついた材で作られた天井が残る

 真言宗智山派の寺院。近江西国9番の札所で、俗に「大崎観音」の名で親しまれている。

本堂右手にある阿弥陀堂は、安土城落城のときの血が付いた城材をそのまま利用して天井を貼っているので、「安土の血天井」としてよく知られている。

 

 

 【大崎寺】

・住所:滋賀県高島市マキノ町海津128

・問合せ先:0740-28-1215

・URL:https://takashima-kanko.jp/spot/2018/06/post_71.html

 

 

4. 金剛輪寺・・・灯明油を盗んだ僧が病死、黒い影法師となって現れるという怪異譚

 新緑と青モミジの季節から夏にかけては紫陽花や睡蓮が咲き誇り、涼を感じることができる金剛輪寺。秋は紅葉の名所として知られている。

 その昔、本堂の大切な灯明油をくすねたお坊さんが謎の病でなくなり、それ以来金剛輪寺には油を盗んだ僧が黒い影となって現れた「油坊主」という怪異譚が残る。

 

 

 【金剛輪寺】

・住所:滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺874

・問合せ先:0749-37-3211

・URL:https://www.kongourinji.jp

 

 

5 . 山比古湧水・・・山姥の足跡が残るという伝説がある名水地

 滋賀県内に4カ所しかない平成の名水百選のひとつである山比古湧水。近くの親水護岸周辺は、夏季には涼を楽しむ人々が集う。

 湧水近くの遊歩道には今も岩に山姥の足跡が残っていると言われており、今もこんこんと湧く水に、伝承の神秘が息づいている。

 

 

【山比古湧水】

・住所:滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺

・問合せ先:0749-42-8017(愛荘町 商工観光課)

・URL:https://www.town.aisho.shiga.jp/kankou/shizen/shizen/3726.html

 

 

 

入ってはならぬ、振り返ってはならぬ―滋賀の心霊・魔所スポット

 一線を越えたとき、もう戻れない。古戦場に残る霊気、深夜のトンネルに現れる何か…。これは滋賀が持つ、決して触れてはならない“裏の顔”。

 

 

6.三雲トンネル・・・夜中に公衆電話をかけると長髪の女性が…心霊写真の噂も絶えない

 地元では誰もが知る心霊スポットで、深夜に公衆電話をかけると長髪の女性が現れるという噂が。心霊写真の報告も多数。

 

 

【三雲トンネル】

・住所:滋賀県湖南市三雲

・問合せ先:0748-71-2157(湖南市観光協会)

・URL:https://map.yahoo.co.jp/v3/place/SEgy9e8xSRI(Yahoo!マップ)

 

 

7. 阿曽津千軒・・・琵琶湖に沈んだとされる村。強欲な老婆の恨みが津波を呼んだという言い伝え

  高利貸をしていた強欲な老婆「阿曽津婆」が村人の反感を買い、琵琶湖に沈められた。阿曽津婆の恨みによって津波が起こり、約1000年前琵琶湖に沈んだとされる幻の集落。

 

 

【阿曽津千軒】

・住所:滋賀県長浜市湖北町尾上周辺

・問合せ先:0749-53-2650(長浜観光協会)

・URL:https://kitabiwako.jp/nagahama

 

 

8. 小谷山・血原公園・野村橋・・・戦国時代の霊が目撃される心霊スポット群

 町の南端を流れる姉川(あねがわ)の野村橋付近一帯は、戦国時代に壮絶な戦いが繰り広げられた場所。姉川の戦いによる戦死者は両軍で2500人とみられ、この3倍におよぶ負傷者が出、姉川は血で真っ赤に染まったといわれている。血原、血川橋という地名が、当時の惨状を伝えている。現在も戦国武将の霊が出没するという伝説が残り、夜には甲冑の音が聞こえることもあるとか。

 

 

 【姉川古戦場跡】

・住所:滋賀県長浜市小谷・野村町周辺

・問合せ先:0749-53-2650(長浜観光協会)

・URL:https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/1656/

 

 

9. 萱原・・・身長6mの巨大僧や川獺の妖怪が出没するという多賀の伝承地

 多賀町から永源寺にかけて出没する二丈坊は、身の丈6m余りの僧侶の姿をした妖怪。萱原では川獺(かわうそ)が化けていると伝わっている。集落の入り口には、二丈坊の巨大な像が立っている。

 

 

【萱原】

・住所:滋賀県犬上郡多賀町萱原

・問合せ先:0749-48-1553(多賀観光協会)

・URL:https://www.shiga-bunkazai.jp/shigabun-shinbun/tags/%E4%BA%8C%E4%B8%88%E5%9D%8A/

(滋賀県文化財保護協会『ヨミモノシガブンブン』)

 

 

 

怖いのに楽しい!?子どもも大人も大興奮の妖怪体験イベント

 滋賀県内各地で開催される妖怪にまつわる、地域の伝承と現代技術を融合した参加型イベント。

 

 

1 0.第53回 聖徳まつり2025

 街全体を巻き込んだ夏の一大イベント。夏の八日市(ようかいち)が“妖怪地(ようかいち)”に変貌。妖怪オブジェ展、縁日や江州音頭の総踊り、花火大会ほか盛りだくさんで熱い2日間。

 

 

・開催日:2025年7月26日(土)・27日(日)

・会場:八日市駅前

・問合せ先:090-6601-8413(聖徳まつり実行委員会)

・URL:https://hmachinet9.wixsite.com/syoutokumatsuri

 

 

1 1.三井寺妖怪ナイト

 見た目は怖いがどこか憎めない妖怪たちが、夜の三井寺に出没!妖怪行列や怪談などイベントももりだくさん。蒸し暑い夜に涼を感じてみませんか。

        

 

・開催日時:2025年8月9日(土)~12日(火)18:00~21:00

・会場:三井寺(大津市園城寺町246)

・問合せ先:077-522-2238(三井寺)

・URL: https://miidera1200.jp/youkai-night/

 

 

1 2.比叡山摩訶不思議伝説ウォークスタンプラリー2025

 比叡山と山麓に残る伝説・逸話をモチーフにした「比叡山摩訶不思議伝説ウォーク」スタンプラリー。ぜひこの機会に比叡の数々の摩訶不思議を体験してみてください。

 

 

・開催日:開催中~12月7日(日)

・会場:比叡山延暦寺(大津市坂本本町4220)ほか

・問合せ先:077-578-0521(比叡山延暦寺 参拝部)

・URL:https://www.hieizan.or.jp/archives/9273

 

 

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プレスリリース添付画像

三井寺妖怪ナイト

大崎寺

金剛輪寺

山比古湧水

三雲トンネル

姉川古戦場跡

勝楽寺

金胎寺

阿曽津千軒

萱原

比叡山摩訶不思議伝説ウォーク

第53回 聖徳まつり2025

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