お米・営農再開2年目の福島・楢葉町で県外の学生が稲刈り

楢葉町

お米の営農再開から2 年目を迎えた福島・楢葉町の大谷行政区で 9月30日(土)、県外から募った学生ボランティアによる稲刈りが行われました。収穫されたお米は10月14日(土)~15日(日)に東京・港区の六本木ヒルズで開催されるイベント「福島フェス」で来場者に無料配布し、楢葉町のPRを行います。

2017年10月6日

楢葉町大谷行政区

お米・営農再開2年目の福島・楢葉町で県外の学生がボランティア活動に参加

大きく育った金色の稲穂を笑顔で刈り取り

収穫したお米は10月14(土)~15日(日)の福島フェス(会場:六本木ヒルズ)で来場者に配布

若者と進める滞在型・体験型ボランティア 楢葉町

日時:9月30日(土)~10月1日(日) 場所:福島県双葉郡楢葉町

 お米の営農再開から2 年目を迎えた福島・楢葉町の大谷行政区(副行政区長:猪狩一)で 9月30日(土)、県外から募った学生ボランティア11人による稲刈りが行われました。

 この日刈り取った稲は今年5月13日(土)、同じくボランティアで同地区を訪れた県外の学生が植えたもので、約4カ月半を経て大きく育ったお米(品種:天のつぶ)を刈り取りました。

 生まれて初めて鎌を手にする学生も多く、恐々とした手つきで生産者の方に指導を受けていましたが、刈り取りが進むにつれて大きな刃の扱いにも慣れ、あちこちからザクザクと小気味いい音が聞こえるように。ぬかるんだ土に足をとられ苦戦しながらも、しっかり腰の入った姿勢で刈り取りを続け、約2時間の手作業で3分の1ほどの面積を刈り終えました。

 収穫されたお米はすべて放射性物質検査を行い、10月14日(土)~15日(日)に東京・港区の六本木ヒルズで開催されるイベント「福島フェス」で来場者に無料配布し、楢葉町のPRを行います。

 5月の田植えに続いて参加した学生は、「自分たちで植え稲を丁寧に育ててもらい、こんなにも立派なお米に育ったと思うと感慨深かったです。」「稲刈りは大変な作業だと思いました。収穫したお米を多くの人に食べてもらいたいという思いを強く感じました」と話しました。

 本活動は、復興庁の「心の復興」事業の交付金を用いて実施しています。

■収穫したお米の袋詰め作業も体験

 1日目(9月30日)に収穫したお米はひと晩かけて機械で乾燥させ、翌朝、籾(もみ)すりし、袋詰めが行われました。いくつも並んだ大きな米袋を見た学生は、「こんなにたくさんとれて、本当によかった」「重くて運ぶのは大変だけど、それが頑張って作ったご褒美のように感じる」とコメントしました。

■地元の方々と触れ合う「民泊」、清掃作業も体験

 ボランティアに参加した学生は、楢葉町の一般家庭に宿泊する「民泊」を体験し、食事や会話を通じ、地元の方々との交流を楽しみました。

 翌朝は楢葉町全体の「クリーンアップ作戦」のイベントにも参加し、住民や地元関連企業の方々と清掃作業を行いました。また、春に学生が花を植えた花壇のメンテナンスにも参加。青い空の下、色鮮やかな花々の横に生えた雑草を抜きながら、「見た目もスッキリして、花も気持ちよさそう」「また来年も綺麗に咲いて町を明るくしてほしい」と話しながら汗を流しました。

■活 動 概 要

実施日時   2017年9月30日(土)稲刈り作業。その後、町内泊(民泊)

       2017年10月1日(日)清掃作業、花壇の整備作業に参加。

水田住所   福島県双葉郡楢葉町大字大谷字熊野10-1 (所有者: 青木基)

花壇住所   福島県双葉郡楢葉町大字大谷字山根83地先

実施主体   楢葉町大谷行政区(協力:楢葉町)

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プレスリリース添付画像

町民とボランティア集合写真

稲刈りの様子

稲刈りの様子2

稲刈りの様子3

稲刈りの様子4

稲刈りの様子5

お米の袋詰め

学生が植え実った稲

楢葉町クリーンナップ作戦朝礼風景

楢葉町の清掃活動(クリーンナップ作戦)

大谷行政区の花壇整備

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