2020年度ストレスチェック担当者アンケートの結果を公表します
半数以上が「職場環境改善に活かせる」と効果を実感
2021年6月1日
株式会社ドクタートラスト
株式会社ドクタートラスト(本社:東京都渋谷区、代表取締役:高橋雅彦、以下「ドクタートラスト」)では、ストレスチェックサービスを利用した企業、事業場の担当者さまに、ストレスチェック結果の活用方法などについてアンケートを実施しています。このたび2020年度のアンケート結果を取りまとめたので、公表いたします。
<結果概要>
・ 6割以上の企業が、ストレスチェックの集団分析結果を衛生委員会、経営層に共有している
・ 半数以上の企業が、ストレスチェックが職場環境改善に活かせると感じている
・ 3割強の企業が、メンタルヘルス対策の具体的な取り組み方に課題を抱えている
<はじめに>
ストレスチェック制度は、従業員のメンタル不調の予防やその気付きを促すこと、また、ストレスが高い人の状況把握やケアを通して職場環境改善に取り組むことを目的として制定され、2015年12月以降、従業員数50名以上の事業場で年1回の実施が義務づけられています。ドクタートラストでは、職場環境改善に効果を発揮する独自の集団分析結果が盛り込まれた「ストレスチェックサービス」を提供し、累計100万人以上が受検しました。
以下では、ストレスチェックサービスをご利用いただいた企業、事業場の担当者さまに実施したアンケート結果をご紹介します。
<アンケート結果>
1. ストレスチェック集団分析結果の活用方法(複数回答可)
図1
最初に、「ストレスチェックの集団分析結果の活用方法」について尋ねました。
6割以上の企業、事業場で「担当部署内や衛生委員会」また「経営層」での共有ができていることがわかります。またおよそ2割の企業、事業場では各部門長へのフィードバックも行われているようです。
その他の回答内容(一部抜粋)
・ 部門ごとの労務管理体制の注視資料として活用している
・ (集団分析結果の活用は)これからですが、職場改善活動につなげていきます
2. ストレスチェック結果の効果として感じられるもの(複数回答可)
図2
2つ目の設問では、「ストレスチェックの効果として感じられるもの」を尋ねました。
ストレスチェックはメンタルヘルス不調の予防や職場環境改善がその主目的とされていますが、開始当初は、法令で義務づけられていることを理由に実施、やりっぱなしになっている企業、事業場が少なくありませんでした。
しかし最近では、多くの企業、事業場で「職場環境改善」や「メンタル不調の未然防止」、「健康意識向上」につながる期待が高まっているように見受けます。特に、「職場環境改善に活かせる」の回答が半数を超えている点は注目です。
実際、ドクタートラストでは、ストレスチェック制度が始まった2015年度より「ストレスチェックサービス」を提供していますが、2020年度以降「ストレスチェックの集団分析結果を活用して、職場環境に取り組みたい」とご相談をいただく機会が格段に増加しています。
その他の回答内容(一部抜粋)
・ 従業員個人が自分のストレス状態に気づく機会となっています
・ 初めて実施しましたが、現状を把握できたことにプラスと感じています
3. メンタルヘルス対策実施における問題点(複数回答可)
図3
3つ目の設問では、「メンタルヘルス対策実施における問題点」を尋ねました。
多くの企業、事業場で課題となっているのは「具体的な取り組み方」、また従業員や経営層の関心が低いところも少なくないようです。
ドクタートラストのストレスチェックサービスを利用している企業、事業場の方にお話を伺うと「ストレスチェックの活用をしていきたい」と意欲の高いところも多いようですが、具体的な施策については、必ずしも固まっている、推進できているわけではないと感じます。
こうした課題に対応すべく、ドクタートラストでは2020年度より、ストレスチェックサービスを利用いただいた企業、事業場に、集団分析結果の無料フィードバックを実施し「なぜストレスチェックでこの項目の結果が悪くなってしまっているのか?」原因を分析、さらに洗い出された課題に直接アプローチできるようなセミナーや研修を提供し、職場環境改善まで網羅できる一気通貫体制へとシフトしています。
その他の回答内容(一部抜粋)
・ メンタルヘルス対策が社内の優先順位として必ずしも上位ではない
・ メンタルヘルス不調が社内よりも取引先要因となることが多く、対応が難しい
4. ドクタートラストのストレスチェックサービスへの満足度
図4
ドクタートラストのストレスチェックサービスでは、「不調」を防ぐという“守り”の視点ではなく、“攻め”のメンタルヘルス対策として「仕事の満足度」向上を目指す観点から、オリジナルの満足度分析を付けた充実の集団分析結果を提供しています。
① 独自の集団分析、職場環境改善への積極的アプローチ
ドクタートラストのストレスチェック実施サービスでは、ビックデータをもとに、社内の研究機関であるストレスチェック研究所が開発した独自の集団分析を用いて、部署・年代・性別ごとに分析を行い、現状の課題を数値化するだけでなく、従業員の「仕事の満足度」を高めるために職場環境改善において優先すべき要改善項目を順位づけて可視化、各企業さまに、結果内容を子細にご報告しています。
また、明らかとなった項目を改善していくべく、課題に合わせたセミナーや研修、ワークショップ、所属長へのヒアリング面談なども行っています。
【サンプルの無料ダウンロードはこちらから】https://www.stresscheck-dt.jp/
ドクタートラストで提供している集団分析レポート
② いきいきと働けている従業員を「STELLA」(ステラ)に認定
ポピュレーションアプローチの観点から、ドクタートラスト独自の研究・開発により生み出された新たなコンサルティングサービス 「STELLA(ステラ)」。 ストレスチェックにより、光り輝く者、すなわちSTELLA(ステラ)を見つけだし、従業員全員が明るくいきいきと働ける職場づくりをサポートしています。
【STELLA特設サイトはこちらから】https://stella-sc.jp/
<調査概要>
●期間:2020年4月1日~2021年3月31日
●対象:ドクタートラストのストレスチェックサービスを利用された企業、事業場のご担当者さま
●回答数:102人
●方法:アンケートフォームURLを送信
<株式会社ドクタートラストについて>
【株式会社ドクタートラスト】 https://doctor-trust.co.jp/
株式会社ドクタートラスト(本社:東京都渋谷区、代表取締役:高橋雅彦)は企業ではたらく人の健康管理を専門に受託している会社です。産業医(国内第1位※)や保健師などの医療資格者が企業を訪問の上、健康診断結果に基づく健康指導、過重労働者面談を行います。また、100万人超のビッグデータに基づく職場環境改善コンサル「STELLA」や、 外部相談窓口サービス[アンリ]もご好評いただいております。その他 ストレスチェック、健康経営セミナー、 衛生委員会のアドバイスなど、さまざまな業務を実施します。
※帝国データバンク調べ
【ストレスチェック研究所】https://stella-sc.jp/
ストレスチェック研究所は、ドクタートラスト内に設置された研究機関です。ストレスチェックで得られた膨大なデータの分析を行うとともに、ストレス耐性が高く組織の強みである人材を「STELLA(ステラ)」と名づけ、これら人材を活用した強固な組織作りを目指す職場環境改善コンサル業務を行っています。
【サービスに関するお問合せ】
株式会社ドクタートラスト 健康経営推進本部
TEL:03-3464-4000(代表)
企業さま用お問合せフォーム:https://www.stresscheck-dt.jp/sc_form/
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。
プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。
このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 株式会社ドクタートラスト
- 所在地 東京都
- 業種 医療サービス
- URL https://doctor-trust.co.jp/
過去に配信したプレスリリース
「第3回職場環境優良法人」を発表&受賞法人インタビュー公開
10/10 14:35
健康リスクが高いのは「運輸業、郵便業」、「宿泊業、飲食サービス業」、「医療、福祉」
8/20 13:45
2023年度、累計211万人超のストレスチェックデータを分析
7/25 14:10
ドクタートラスト×TANPAC 共同プロジェクト始動
7/19 14:00
職場の悩みで最も多いのは「上司・先輩との関係」
6/11 14:15
およそ6割の企業がストレスチェックを利用した職場環境改善を実施
4/16 13:35
ストレスが低い人は「睡眠7~9時間」に集中
4/2 13:40
男性のストレスは38歳をピークに55歳まで高水準が続く
3/19 13:45
働く女性のストレスは32歳と37歳がピークとなる
3/14 13:45
健康経営優良法人2024「ブライト500」、通算3度目の認定
3/11 15:15
残業が多い人のストレスを左右するのは「仕事の満足度」や「ポジティブ感」
3/7 13:45
高ストレス者が最も少ないのは、寝る前スマホ・PC習慣「週4~6日」
3/5 13:45