大府市は、使用済み小型家電に含まれる金属（＝都市鉱山）をリサイクルし、メダルを製作する「都市鉱山メダル」の発祥の地として、令和3年9月1日にリネットジャパングループ株式会社（本社：愛知県大府市、代表取締役社長：黒田武志）から記念碑の寄贈を受けました。

　大府市は「金メダルのまち」で、 柔道五輪金メダリストの吉田秀彦さんやレスリング五輪金メダリストの吉田沙保里さんを始めとする大府ゆかりのアスリートが五輪で獲得した金メダルの総数は17個です。

　大府市が全国の中心となって取り組んでいた「都市鉱山からつくる！みんなのメダルプロジェクト」において、国および多くの自治体が協力し、各地域で地元アスリートの応援と一緒にリサイクル運動を展開し、東京五輪・パラリンピックの全てのメダル（約5000個）に「都市鉱山メダル」が使用されました。

　このたび、東京五輪のレガシーの１つとして、小型家電のリサイクルの定着とSDGｓが目指す環境にやさしい社会への礎となることを願い、この記念碑の寄贈を受けました。

「都市鉱山メダル発祥の地 記念碑」除幕式（写真左から、 吉田沙保里さん、岡村市長、 黒田社長、谷岡学長 ）

１．都市鉱山からつくる！みんなのメダルプロジェクトとは

　都市鉱山メダルとは、使用済み小型家電に含まれる金属をリサイクルし、メダルを製作するもので、平成28年10月に、大府市、至学館大学、リネットジャパングループ株式会社は「都市鉱山メダル連携促進委員会」を発足しました。その後、リネットジャパングループ・大府市が全国126自治体から賛同署名を集め、東京2020大会組織委員会に「都市鉱山メダル」の使用を提案し、「都市鉱山からつくる！みんなのメダルプロジェクト」として採択されました。

２．東京五輪で都市鉱山メダルが採用されました

「都市鉱山からつくる！みんなのメダルプロジェクト」開始後は、環境省および全国1621自治体が協力し、各地域で地元アスリートの応援と一緒にリサイクル運動を展開し、東京五輪・パラリンピックの全てのメダル（約5000個）に「都市鉱山メダル」が使用されました。

３．吉田沙保里さんも参加！「都市鉱山メダル発祥の地」記念碑除幕式を開催

リネットジャパングループ株式会社から、記念碑の寄贈を受けるにあたり、令和3年9月1日に除幕式を開催しました。

日時／令和３年9月1日（水曜日）　午前11時～

場所／大府市役所市民健康広場（大府市中央町5-70）

内容／記念碑除幕式、一般表彰授与式、「都市鉱山メダル」取り組み説明

出席者／

・リネットジャパングループ株式会社 代表取締役社長 黒田武志　様

・至学館大学 学長 谷岡郁子　様

・至学館大学 レスリング部コーチ（大府市広報大使）吉田沙保里　様

・大府市長 岡村秀人

記念碑の前で記念撮影する吉田沙保里さん

記念碑を眺める吉田沙保里さん

４．記念碑の概要

記念碑の名称／都市鉱山メダル発祥の地 記念碑

記念碑の場所／愛知県大府市中央町5-70 市民健康広場内

寄贈者／リネットジャパングループ株式会社

仕様／高さ：130cm、幅：180cm、奥行き：15～35cm、金色の部分は、リサイクルした金属を使用しています。記念碑の中央には、「金メダルのまち」と刻印し、市制50周年Plus1記念ロゴマークや、大府市公式マスコットキャラクター「おぶちゃん」が描かれています。

刻印されている金メダリスト／吉田秀彦さん・谷本歩実さん（柔道）、吉田沙保里さん・伊調馨さん・小原日登美さん・登坂絵莉さん・土性沙羅さん・川井梨紗子さん・川井友香子さん・向田真優さん（レスリング）の10人（大府ゆかりのアスリートが五輪で獲得した金メダルの数は17個）

「都市鉱山メダル発祥の地 記念碑」

５．これまでの大府市の五輪関係における取り組み

・大府ゆかりの選手が五輪でメダルを獲得するたびに、凱旋パレードを市内で実施。

・市内の主要道路に地元と協力してイチョウの木を植え、秋には金色に輝く金メダルロードを演出。

・レスリングマットを購入し、未来のレスリング五輪金メダリストの輩出を目指した、オリンピックコーチから直接指導を受けられる「ちびっ子レスリング教室」を開催。

・リネットジャパングループ株式会社、至学館大学とともに、平成28年に「都市鉱山メダル連携促進委員会」を発足。国に採択された「都市鉱山からつくる！みんなのメダルプロジェクト」を中心的に推進。

・令和3年4月6日、東京2020オリンピック聖火リレーを開催。