第10回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」 受賞作品決定

新設・団体賞の受賞10団体も発表

2023年1月27日

公益財団法人 日本漢字能力検定協会

第10回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」小学生部門絆大賞受賞作品

 

 公益財団法人 日本漢字能力検定協会(本部:京都市東山区/代表理事:山崎信夫/以下、当協会)は、想(おも)いを託した漢字一字を贈る、第10回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト(以下、コンテスト)」を開催し、受賞作品を決定しました。

 本コンテストは、日頃は言えない素直な気持ちを、漢字一字に託して贈るという趣旨で始め、今年度で10回目の開催となります。 今回は、全部門合わせて49,815作品のご応募をいただき、そのうち計59作品が受賞作品に決まりました。 また、本コンテストに団体応募していただいた団体の中から、優れた結果を収めた団体に贈る、団体賞を今回より新設しました。全822団体の中から、10団体が受賞しました。詳細は「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」Webページ(https://www.kanken.or.jp/project/edification/kanjicontest/2022.html)をご覧ください。

 

 2023年3月21日(火・祝)には、漢検 漢字博物館・図書館(漢字ミュージアム)(京都市東山区)にて、本コンテストの表彰式を執り行う予定です。

 本コンテストは2013年から始まり、10回目を迎えることができました。本コンテストの趣旨にご賛同いただき、累計約39万通の応募をくださった皆さまに深く感謝いたします。

 

■第10回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」受賞作品・受賞団体

                               ※年齢・肩書きは応募当時のものです。

 

<小学生部門>

絆大賞:「止」 長谷 怜愛 さん(千葉県・6歳・千葉市立高浜第一小学校)

【メッセージ】

かみさま、このかんじをあなたにおくりたいです。いま、せかいのみんなをこまらせるコロナとせんそうを止めてください。そして「止」に一本のせんをひいて「正」にかえて、せかいをただしくもどしてください。せかいのみんながしあわせにくらせますように。

 

日本漢字能力検定協会賞:「守」 江崎 遥斗 さん(佐賀県・9歳・鳥栖市立鳥栖小学校)

審査員賞:「草」 大野 壮右 さん(埼玉県・8歳・桶川市立朝日小学校)

     「笑」 宮後 優花 さん(大阪府・10歳・東大阪市立八戸の里東小学校)

     「声」 後藤 優里 さん(熊本県・12歳・合志市立西合志南小学校)

 

<中学生部門>

絆大賞:「甘」 射手矢 優太 さん(佐賀県・14歳・成穎中学校)

【メッセージ】

僕は玉子焼きを作るのが得意です。「にいにの玉子焼きは甘くておいしいよ。」と妹が言ってくれます。妹に作ってあげる時は、いつもよりちょっぴり砂糖を多目に入れています。おいしいと言ってくれる妹の笑顔を見ると幸せになります。僕は妹に甘いなと思います。

 

日本漢字能力検定協会賞:「拾」 牧野 心春 さん(京都府・12歳・亀岡市立南桑中学校)

審査員賞:「和」 小泉 颯士 さん(福岡県・12歳・北九州市立洞北中学校)

     「虹」 諸林 花琉 さん(群馬県・14歳・太田市立太田中学校)

     「真」 吉村 裕明 さん(愛知県・14歳・江南市立北部中学校)

                                                                             (※「吉」は土のしたに口)

 

<高校生部門>

絆大賞:「充」 小関 春花 さん(福岡県・16歳・福岡県立朝倉東高等学校)

【メッセージ】

昔から心臓が悪くペースメーカー手術をしたおじいちゃん。普段弱音を吐かないのに、手術後は「じぃじ、ロボットになっちゃった」と悲しげに言っていたのを覚えています。おじいちゃんがロボットなら私はいつも笑顔にできる充電器のような存在になりたいです。

 

日本漢字能力検定協会賞:「顔」 福留 葵 さん(鹿児島県・15歳・鹿児島情報高等学校)

審査員賞:「飛」 嘉藤 優斗 さん(福岡県・15歳・大牟田高等学校)

     「臭」 三浦 結柚 さん(大阪府・15歳・浪速高等学校)

     「魔」 中田 美月 さん(福岡県・16歳・福岡女子商業高等学校)

 

<大学生・一般部門>

絆大賞:「凹」 山田 二美 さん(東京都・主婦)

【メッセージ】

自閉症と二歳半で診断された息子。発達の凸凹を平らにすべく奮闘した日々もあったけれど、十五歳になって凸凹はそのまま彼を彩る魅力になった。弱みはあっていい。助けて貰ってもいい。彼の弱点を愛してくれるお友達が沢山できた。凹は愛情を受け取る器の形。

 

日本漢字能力検定協会賞:「姿」 渡邉 夏実 さん(東京都・杏林大学)

審査員賞:「花」 井上 礼子 さん(福岡県・公務員)

     「隠」 小野 伶於奈 さん(福岡県・会社員)

     「越」 古川 裕子さん(長野県・日本語教師)

 

<団体賞受賞団体>

桶川市立朝日小学校(埼玉県)

流山市立八木北小学校(千葉県)

名古屋市立西味鋺小学校(愛知県)

太田市立太田中学校(群馬県)

練馬区立北町中学校(東京都)

江南市立北部中学校(愛知県)

浪速高等学校(大阪府)

済美高等学校(愛媛県)

福岡県立朝倉東高等学校(福岡県)

帝塚山大学 教育学部 こども教育学科(奈良県)

 

※佳作受賞者や、その他受賞作品の詳細は、「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」Webページ(https://www.kanken.or.jp/project/edification/kanjicontest/2022.html)をご覧ください。

 

■「贈りたい漢字」ランキング

 「贈りたい漢字」は、「感」が最も多く、順に「謝」、「笑」、「楽」、「愛」、「優」、「夢」、「幸」、「努」、「友」の漢字が並びました。審査員長である読売新聞特別編集委員 橋本五郎氏は、「長引くコロナ禍で辛い日々を送っていても、人々への感謝の気持ちを忘れず、明るく、楽しく、前向きに生きようという決意さえ見えるのです。」と講評で述べられています。

 

■第10回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」概要

 

□名   称:第10回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」

□募集テーマ:「贈りたい漢字とメッセージ(120字以内)」

□応 募 部 門 :①小学生部門 ②中学生部門 ③高校生部門 ④大学生・一般部門

□応 募 期 間 :2022年6月1日(水)~2022年9月22日(木)必着

□T w i t t e r : 今、あなたに贈りたい漢字コンテスト(@kanji_gift)

□審 査 員 :審査員長  橋本五郎(読売新聞特別編集委員)

        審査員   ゴルゴ松本(お笑い芸人)・やすみりえ(川柳作家)・華雪(書家)

□表   彰 :絆大賞(各部門1点)・日本漢字能力検定協会賞(同1点)・審査員賞(同3点)・佳作(同10点)・団体賞

□表 彰 式 :2023年3月21日(火・祝) 

        公益財団法人 日本漢字能力検定協会 「漢検 漢字博物館・図書館(漢字ミュージアム)」

□主   催 :公益財団法人 日本漢字能力検定協会

□後   援 :公益財団法人 文字・活字文化推進機構 大日本印刷株式会社

 

<本コンテストに関する一般の方向けのお問い合わせ先>

公益財団法人 日本漢字能力検定協会 お問い合わせ窓口

TEL:0120-509-315(フリーコール) ※月~金 9:00~17:00(祝日・お盆・年末年始を除く)

お問い合わせURL:https://www.kanken.or.jp/kanken/contact/

 

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

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第10回漢字コンテストバナー

小学生部門絆大賞「止」

中学生部門絆大賞「甘」

第10回漢字コンテスト小学生部門絆大賞受賞作品全文

高校生部門絆大賞「充」

大学生一般部門絆大賞「凹」

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  • 所在地 京都府
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