レスポンが AI を活用した授業支援ツール「respon LIVE-AI」を開発
OpenAI社の AI を活用して、受講生の回答を自動で要約・採点・評価
2024年 12月 23日
株式会社レスポン
株式会社レスポン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:森田真基)は、教育機関向けrespon(レスポン)をベースに、教員向け授業支援ツール「respon LIVE-AI(レスポン ライブAI)」を開発しました。 これは、respon を通じて提出された受講生の自由回答に対して、教員が作った AI のプロンプト(命令や質問)を実行するもので、受講生の回答と AI の生成結果をリアルタイムに確認しながら、新たなプロンプトを追加・修正していくことができます。 さらに、実行結果は画面表示だけでなくExcel形式で出力することも可能です。
「respon LIVE-AI」を使えば、多数の回答を要約したり、AI に評価基準を指示して一人ひとりの回答を採点・評価したり、講評を記述させたりするなど様々な活用が可能です。 respon と OpenAI社の AI を組み合わせたこのツールは、教員の方々の業務を大幅に効率化し、全く新しい授業支援のかたちを提供します。「respon LIVE-AI」のサービス開始は2025年春を予定しています。
教員向け授業支援ツール「respon LIVE-AI(レスポン ライブAI)」
動画もご覧ください( https://youtu.be/lxoCWzbFZEE )
「respon LIVE-AI」の開発経緯
レスポン社が提供している "教育機関向けrespon" は、専用のスマートフォンアプリと連動したリアルタイムアンケート・出席管理システムとして 2015年にサービスを開始しました。 その中でも、自由記述形式のアンケート機能は、受講生の前提知識や理解度の確認、リフレクション(振り返り)、小テストやレポートなど幅広い用途で活用でき、多くの教員の方々からご好評をいただいています。 その理由は、respon のリアルタイム表示機能を使うことで、受講生が提出した回答内容を教室全体ですぐに共有できるからです。 教員の中には、1コマの授業の中で、respon による自由記述アンケートを5〜10回 実施する方もいます。
しかし、大学の授業では、一般に 受講生の数は数十名から数百名にもなります。 respon を使うことで、自由回答を短時間で回収してリアルタイムに共有することができますが、集まった回答データの分析・評価は、教員自身が時間をかけて行う必要がありました。
そこでレスポン社では、近年急速に進化した AI と respon を融合させれば、教員の作業負担を大幅に軽減し、さらに、respon で集めた多くの回答データを有効活用できるのではないかと考え、「respon LIVE-AI」の開発に着手しました。
教員向け授業支援ツール「respon LIVE-AI」ご紹介動画
受講生の自由回答と AI の処理結果を並べて確認しながらプロンプトを編集
「respon LIVE-AI」では、受講生の自由回答に対して、教員が OpenAI社の AI を活用して様々な処理を実行できます[*1]。 教員は PCブラウザで専用画面にアクセスし、respon で回収した自由回答を確認しながら、AI に指示するプロンプトを作成。 そのプロンプトを AI が実行した処理結果も同じ画面に表示されるので、内容を確認しながらプロンプトを追加・修正することも可能です。
例えば、ある質問に対する大量の自由回答を AI に要約や抜粋をさせたり、教員が設定した評価基準を元に一人ひとりの回答を採点したり、講評を自動作成したりすることができます。
AI によるこれらの生成結果は、リアルタイムで同じ画面に反映されるので、出力結果を見ながらプロンプトの改善や追加もスムーズに行えます。 さらに、出力結果は Excelファイルとして保存することも可能です。
respon LIVE-AI の実行例 ①-1 : 大量の自由回答を要約する AIプロンプトを記述
respon LIVE-AI の実行例 ①-2 : AI による実行結果を同じ画面で表示。プロンプトの修正も簡単に行える
respon LIVE-AI の実行例 ②-1 : 一人ひとりの回答に対して、採点・講評をするAIプロンプトを記述
respon LIVE-AI の実行例 ②-2 : 採点と講評を表示。上下ボタンで各受講生の回答と AI の処理結果をブラウジングできる
respon LIVE-AI の実行例 ②-3 : AI による生成結果は Excel形式で出力できる
「respon LIVE-AI」は、2025年春に提供開始
AI を活用した授業支援ツール「respon LIVE-AI」は、2025年春に提供を開始します。 最初は、生成に用いる AIモデルに OpenAI社のもの を使用しますが、今後の各社の AIモデルの発展に合わせて柔軟に変更していく予定です。
respon と AI のスムーズな連携を実現し、教員の皆さまに新しい授業スタイルを提供する「respon LIVE-AI」。 具体的なご利用方法や提供形態、仕様については後日、詳細を発表します。 どうそご期待ください。
[*1] … ChatGPT で知られる AI の研究開発企業、OpenAI社が提供している OpenAI API を使用しています。
"教育機関向けrespon" の、AI に関する過去のニュースリリース
教育機関向け respon(レスポン)に、AIの不正利用対策機能を実装
https://kyodonewsprwire.jp/release/202304265274
"教育機関向けrespon" ホームページ
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
プレスリリース添付動画
このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。
プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。
このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 株式会社レスポン
- 所在地 東京都
- 業種 情報サービス・コンテンツ
- URL https://respon.jp
過去に配信したプレスリリース
教育機関向けrespon(レスポン)に「クラス担任教員向け出席管理機能」を追加
4/2 13:00
教育機関向け respon(レスポン)の、アプリ画面紹介動画を公開
2023/12/14
レスポンが、クイズサービスの「年末年始の社内イベント向け特別プラン」を提供
2023/11/30
教育機関向け respon(レスポン)に、AIの不正利用対策機能を実装
2023/4/27
レスポンのリアルタイムクイズ サービスの同時参加人数を2万人まで拡大。
2022/12/27