【注意喚起】デジタル機器に「みず」 「きず」 「らっか」はNGです!
~みんなのともだち”デジタル端末“は大切にしましょう~
独立行政法人製品評価技術基盤機構[NITE(ナイト)、理事長:長谷川 史彦、 本所:東京都渋谷区西原]は、新年度を機会に「ノートパソコン」「タブレット」等のデジタル機器について、事故を起こさないための正しい取扱方法について注意喚起します。
新学期がスタートしました。最近は学校の授業で「ノートパソコン」「タブレット」等のデジタル機器や充電器・充電ケーブル等の付属品を使う機会が増えています(別紙1)。
これらの機器類には、USB(Universal Serial Bus)充電コネクターが備わっており、液体や異物が侵入することにより発煙・焼損するおそれがあります。
また、デジタル機器にはリチウムイオン電池が使用されています。各メーカーでは持ち運びや輸送に備えた衝撃評価を行っていますが、想定以上の落下等による強い衝撃が加わって電池に傷や変形が生じると、最悪の場合、落下後に異常発熱する事故も確認されています。
デジタル機器を正しく使うことで事故を未然に防ぎましょう。
NGな行動とその結果起こる事故(イメージ)
■気を付けるポイント
・充電コネクターに液体や異物を侵入させない
・破損や変形した充電コネクターは使用しない
・リチウムイオン電池内蔵製品は丁寧に扱う
(※)本文中の全ての画像は再現イメージであり、実際の事故とは関係ありません。
気を付けるポイント
充電コネクターに液体や異物を侵入させない
ノートパソコンやタブレットなどのデジタル機器や充電ケーブルのコネクター部に液体や金属片、細かいごみなどの異物が侵入した状態で充電すると、コネクター内部で異物に電流が流れてトラッキングやショートが発生して異常発熱により発煙・焼損するおそれがあります。異物が充電コネクター部に侵入しないよう気を付けましょう。もし、充電コネクターに異物が侵入してしまったら、直ちに使用を中止し、販売店やメーカーに相談しましょう(こどもに対しては周囲の大人に相談するよう普段から伝えておきましょう)。
写真 焦げたUSB充電コネクター部(異物侵入)
破損や変形した充電コネクターは使用しない
イタズラ等で充電コネクター部に鉛筆、はさみ、ドライバー、コンパスなどモノを入れてしまうと、コネクター内部のピンが破損や変形して別のピンやシェルに接触し、異物の付着と同様にショートして異常発熱により発煙・焼損するおそれがあります。充電コネクターにイタズラしたり、破損や変形したりするような使い方をしないでください。もし、充電コネクターが破損や変形してしまったら、直ちに使用を中止し、販売店やメーカーに相談しましょう(こどもに対しては周囲の大人に相談するよう普段から伝えておきましょう)。
充電コネクター自体の取り扱いにも注意が必要です。充電コネクターは、斜めに差さず、真っ直ぐ確実に差し込んでください。斜めに抜き差しすると、コネクター自体が曲がってしまうことがあります。曲がってしまったコネクターで充電すると、内部でショートしてしまい、異常発熱により発煙・焼損するおそれがあります。変形したコネクターを手で戻したとしても、コネクター内部は変形したままの状態になっている場合もありますので、一度破損や変形した充電コネクターは絶対に使用しないでください。
リチウムイオン電池内蔵製品は丁寧に扱う
ノートパソコンやタブレットなどのデジタル機器にはリチウムイオン電池が内蔵されています。リチウムイオン電池は傷や変形により発熱するため、落下しないよう気をつけることはもちろん、万が一に備えて専用のケース等に入れて持ち歩いたり保管したりしましょう。落下によって著しく強い衝撃が加わって電池に傷や変形が生じると、最悪の場合、落下後に異常発熱する事故も確認されています。
落下後に異常発熱や発煙・膨張が見られたら、体や可燃物から遠ざけましょう。また、直ちに使用を中止し、販売店やメーカーに相談しましょう(こどもに対してはすぐに周囲の大人に相談するよう普段から伝えておきましょう)。
写真 デジタル機器を持ち運ぶ際は専用のケース等に入れる
「NITE SAFE-Lite(ナイト セーフ・ライト)」のご紹介
NITEはホームページで製品事故に特化したウェブ検索ツール「NITE SAFE-Lite(ナイト セーフ・ライト)」のサービスを行っています。製品の利用者が慣れ親しんだ名称で製品名を入力すると、その名称(製品)に関連する事故の情報やリコール情報を検索することができます。
今回の注意喚起動画はこちら
>> 充電器「4.USB充電端子に異物が入って異常発熱」
独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE) 製品安全センターの概要
NITE 製品安全センターには、消費生活用製品安全法などの法律に基づき、一般消費者が購入する消費生活用製品(家庭用電気製品やガス・石油機器、身の回り品など)を対象に毎年1千件以上の事故情報が寄せられます。製品安全センターでは、こうして収集した事故情報を公平かつ中立な立場で調査・分析して原因究明やリスク評価を行っています。原因究明調査の結果を公表することで、製品事故の再発・未然防止に役立てています。
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このプレスリリースを配信した企業・団体

- 名称 独立行政法人製品評価技術基盤機構
- 所在地 東京都
- 業種 政府・官公庁
- URL https://www.nite.go.jp/
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