最先端の研究法を活用するための臨床疫学セミナー開催のご案内
臨床疫学セミナー開催のご案内
2021-11-16
一般社団法人臨床疫学研究推進機構
2021年11月16日
各
お問い合わせ先
一般社団法人臨床疫学研究推進機構
東京都町田市中町1-2-5
E-mail:info@icer.tokyo
位
最先端の研究法を活用するための臨床疫学セミナー開催のご案内
一般社団法人臨床疫学研究推進機構(東京都町田市、代表理事:奥村泰之)では、最先端の研究法を活用するための臨床疫学セミナーを下記日程でおこないます。
医療・介護・福祉領域の臨床疫学研究では、研究法の高度化が進み、研究者が求められる知識が増えてきています。本臨床疫学セミナーは、一般的な教科書ではあまり取り上げられない重要性の高い研究法に着目して、最先端の情報を共有するために実施します。
●2021年12月3日 (金) 17:00~18:10
「分割時系列デザイン: 対照群のない研究デザインにおける効果推定法の基礎と実践」
●2022年1月14日 (金) 17:00~18:10
「自己対照研究デザイン: 対照群のない研究デザインにおける効果推定法の基礎と実践」
●2022年2月18日 (金) 17:00~18:10
「患者報告式アウトカム尺度における臨床的有意性の定め方: 介入効果の解釈のために」
●2022年3月25日 (金) 17:00~18:10
「NDBを活用した臨床疫学研究: 誰もが活用できる未来に向けて」
第1回臨床疫学セミナー「分割時系列デザイン: 対照群のない研究デザインにおける効果推定法の基礎と実践」
日時 |
2021/12/3 (金) 17:00~18:10 (オンデマンド配信: 2021/12/10 (金) ~2022/1/9 (日)) |
場所 |
Zoom |
演者 |
佐藤俊太朗 (長崎大学病院臨床研究センター) |
参加費 |
3000円 (学生: 500円) |
参加方法 |
Webサイト (https://icer.tokyo/2021/11/01/seminar-1/) からお申し込み下さい。 |
企画趣旨 |
ある処置 (介入・曝露) がアウトカムに影響するのか評価するためには、関心のある処置だけではなく対照の情報が必要です。最も強力な研究デザインはランダム化比較試験ですが、観察研究であっても対照群の情報があれば、適切な解析をおこなうことで処置による影響の評価は可能になります。しかしながら、観察研究において適切な対照群を設定することが困難な場合があります。 本セミナーではこのような状況に対処するデザインとして分割時系列デザイン (interrupted time-series design) を解説します。このデザインは、処置前後のアウトカムを一点だけではなく反復して測定し、処置による効果を評価する手法です。ある施設において新しい介入を導入した前後の効果検証や、診療報酬改定の効果検証をおこなう場合などに活用できます。 |
第2回臨床疫学セミナー「自己対照研究デザイン: 対照群のない研究デザインにおける効果推定法の基礎と実践」
日時 |
2022/1/14 (金) 17:00~18:10 (オンデマンド配信: 2022/1/21 (金) ~2022/2/14 (月)) |
場所 |
Zoom |
演者 |
佐藤俊太朗 (長崎大学病院臨床研究センター) |
参加費 |
3000円 (学生: 500円) |
参加方法 |
12月上旬にWebサイト (https://icer.tokyo/) で参加方法を周知します。 |
企画趣旨 |
ある処置 (介入・曝露) がアウトカムに影響するのか評価するためには、関心のある処置だけではなく対照の情報が必要です。最も強力な研究デザインはランダム化比較試験ですが、観察研究であっても対照群の情報があれば、適切な解析をおこなうことで処置による影響の評価は可能になります。しかしながら、観察研究において適切な対照群を設定することが困難な場合があります。 1回目のセミナーでは集団レベルのデータへのアプローチとして分割時系列デザインを解説しました。今回は個体レベルのデータへのアプローチとして自己対照研究デザインを解説します。 このデザインは、関心のあるアウトカムが生じた研究対象者のみを解析対象とするものです。このデザインが適したデータであれば、測定していない未知の要因による影響を原理的に無視できるのも特徴です。たとえば、ワクチン接種後の副反応の評価、医薬品の製造販売後の安全性評価や、治療状況のアウトカム評価に活用することができます。 |
第3回臨床疫学セミナー「患者報告式アウトカム尺度における臨床的有意性の定め方: 介入効果の解釈のために」
日時 |
2022/2/18 (金) 17:00~18:10 (オンデマンド配信: 2022/2/25 (金) ~2022/3/21 (日)) |
場所 |
Zoom |
演者 |
竹林由武 (福島県立医科大学) |
参加費 |
3000円 (学生: 500円) |
参加方法 |
1月中旬にWebサイト (https://icer.tokyo/) で参加方法を周知します。 |
企画趣旨 |
QOL、ウェルビーイング、痛み、抑うつや不安など、患者が自分の状態を評価して回答する患者報告式アウトカム尺度は、多くの臨床疫学領域で重要性の高いアウトカムと認識されています。 自分の領域でよく使われる患者報告式アウトカム尺度について、「得点が何点変化したら臨床的に意味があるか」と問われたとき、どのように答えれば良いでしょうか?本セミナーでは、そうした疑問に答えられるように、患者報告式アウトカム尺度における臨床的有意性の定め方を学びます。 |
第4回臨床疫学セミナー「NDBを活用した臨床疫学研究: 誰もが活用できる未来に向けて」
日時 |
2022/3/25 (金) 17:00~18:10 (オンデマンド配信: 2022/4/1 (金) ~2022/5/1 (日)) |
場所 |
Zoom |
演者 |
奥村泰之 (臨床疫学研究推進機構) |
参加費 |
未定 |
参加方法 |
2月下旬にWebサイト (https://icer.tokyo/) で参加方法を周知します。 |
企画趣旨 |
2011年度からレセプト情報・特定健診等情報データベース (NDB) を研究者が活用できるように門戸が開かれました。NDBを活用することにより、公的医療保険で診療を受けた「全ての患者」を特定して、診療の実態把握や診療行為のアウトカム評価など、多様な臨床疫学研究を推進することを期待できます。 しかし、NDBの研究者利用が開始されてから10年以上が経過した現在においても、研究機関に所属する「ごく一部」の臨床家しかNDBを活用できていません。NDBを活用した査読付き論文も、ごく限られたものしかありません。つまり、残念ながらNDBは、ほとんど患者の役に立っていない状況です。本セミナーでは、誰もがNDBを活用できる未来に向けて、持続可能な研究体制を構築することについて解説します。 |
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 一般社団法人臨床疫学研究推進機構
- 所在地 東京都
- 業種 その他サービス業
- URL https://icer.tokyo/
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