第5回臨床疫学セミナー 「疫学・統計学からみた責任ある研究活動:不正の連鎖を止めるために」 開催のご案内

2022年8月1日

一般社団法人臨床疫学研究推進機構http://www.icer.tokyo/

 

2022年8月1日

お問い合わせ先

一般社団法人臨床疫学研究推進機構

東京都町田市中町1-2-5

E-mail:info@icer.tokyo

 位

 

 

 

 

 

第5回臨床疫学セミナー
「疫学・統計学からみた責任ある研究活動: 不正の連鎖を止めるために」
開催のご案内

 

一般社団法人臨床疫学研究推進機構(東京都町田市、代表理事:奥村泰之)では、最先端の研究法を活用するための臨床疫学セミナーを開催しています。標記、第5回臨床疫学セミナーは、以下の要領で開催しますので、ご案内申し上げます。

 

リアルタイム配信日

2022年8月26日 (金) 17:00~18:10

オンデマンド配信期間

2022年9月2日 (金) ~2022年10月2日 (日)

演者

佐藤俊太朗(長崎大学病院臨床研究センター)

司会

奥村泰之 (一般社団法人臨床疫学研究推進機構)

参加費

3000円 (学生: 500円)

参加登録

https://icer05.peatix.com (登録〆切: 8月25日 (木))

企画趣旨

研究活動は、常に不正と隣り合わせです。文部科学省が定義している「特定不正行為」は、「捏造」「改ざん」「盗用」の3種類ですが、特定不正行為として認定されない「疑わしい研究活動(有害な研究行為)」にも注意を払う必要があります。具体的には、オーサーシップ、利益相反の非開示、二重投稿、不適切なデータの取り扱いなどがあります。研究者の多くは、研究倫理教育を受けているため、こうした問題を熟知しているはずですが、残念ながら、因習に抗えずに、責任ある研究活動から道を外してしまうことが少なくありません。

 

本セミナーでは、「研究計画」「データ収集」「統計解析」「研究報告」「アウトリーチ」のステップごとに生じうる、疑わしい研究活動とその予防法を説明します。特に、疫学・統計学的な観点から問題が指摘されている、P-hacking(統計学的な有意差を求め続ける)、HARKing(場当たりな解析により結果が得られた後に研究仮説を設定する)、これらと絡めて研究の結果を粉飾するSpinについて、詳述します。さらに予防法として、解析計画書の作成、データ仕様の作成、これらを含む解析の再現性のいくつかの水準での担保方法を例示します。本セミナーを契機として、蔓延している疑わしい研究活動が少しでも解消されることを期待しています。

 

演者略歴

2014年から長崎大学病院臨床研究センターで生物統計家として、統計・疫学コンサルテーションや研究・教育活動に従事。2018年に久留米大学の博士後期課程を修了し、バイオ統計学の博士号を取得。最近はSNSを通じて、オンライン上での学術活動(勉強会、共同研究、翻訳活動等)に取り組んでいます。

 

臨床疫学セミナーについて

医療・介護・福祉領域の臨床疫学研究では、研究法の高度化が進み、研究者に求められる知識が増えてきています。そこで、臨床疫学セミナーは、一般的な教科書ではあまり取り上げられない重要性の高い研究法に着目して、最先端の情報を共有するために実施しています。これまでの臨床疫学セミナー全4回には、延べ約2200の人が、参加しています。参加者は、医療機関などの臨床家、大学・研究所の研究者、製薬企業の職員など多岐にわたります。

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  • 名称 一般社団法人臨床疫学研究推進機構
  • 所在地 東京都
  • 業種 その他サービス業
  • URL https://icer.tokyo/
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