【共同研究成果】「IoTによる屋外広告物安全管理サービス」の開始

2021年2月1日

地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター

朝日エティック株式会社

地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター(以下、都産技研)と朝日エティック   株式会社は、IoT技術を用いて看板などの屋外広告物の劣化状態を長期間にわたり常時遠隔監視するシステムを開発しました。朝日エティック株式会社では、2022年2月1日より、本システムを用いた「IoTによる屋外広告物安全管理サービスSignit®(サイニット)」を販売開始します。

 

IoTによる屋外広告物安全管理サービスの概要

 屋外広告物は、長期間屋外にさらされることによる劣化や破損などが発生しますが、メンテナンスが適切に行われず、損傷後もそのまま放置され、安全性や機能が損なわれるという問題がありました。これらの問題を解決するため、屋外広告物の状態を10年間以上、常時遠隔監視できるサービスとして「 Signit®(サイニット) 」を開発しました。

Signit®は、看板の傾きや振動、看板内の明るさを検知するための各種センサー(傾斜センサー、振動センサーや光センサーなど)を組み込んだ低消費電力の電池内蔵の小型センサーボックスから、LPWA(※)通信でデータをクラウドに送ることで、劣化状況を把握するとともに、大きな傾きや振動を検知した際には関係者にアラートメールを送信し、予防保全による事故防止につなげます。

(※)Low Power Wide Area:低消費電力で広範囲に到達可能な通信方式

 

都産技研では、中小企業の5G・IoT・ロボット普及促進事業の一環として、IoT活用による生産性の向上やIoT関連の製品開発を支援するため公募型共同研究を実施しています。本事例は、その一つの案件として朝日エティック株式会社と共同研究したものです。

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