
調査は食品主要195社の家庭用商品を中心に集計したもので、食品市場全体の値上げ件数ではない。値上げ品目数は3カ月ぶりに3,000品目を下回ったが、11月としては2022年以降で2番目に多い。 今年の月別推移を見ると、9月の4,965品目から10月は3,263品目、11月は1,477品目へ減っている。ただし、値上げする品目が減ったのであって、食品価格が下がったことを示すものではない。 集計には同じ品目の再値上げや、価格を据え置いて内容量を減らす実質値上げも含む。

調味料644品目、酒類・飲料417品目
分野別では調味料が644品目で最多。酒類・飲料が417品目、加工食品が275品目と続く。酒類・飲料ではペットボトル飲料や清涼飲料水、加工食品では魚介の缶詰や乳幼児向け食品などが値上げの対象になった。

1〜12月の判明分を合わせると、値上げは2万327品目に上る。現時点で把握できた予定を含む数字で、年間の確定値ではない。 12月は154品目が判明しているが、今後の発表で増える可能性がある。
飲料3社の改定は11月1日から
飲料メーカーも11月から価格を見直す。サントリービバレッジ&フードとアサヒ飲料は1日出荷分から、伊藤園は1日付でメーカー希望小売価格を改定する。主な対象と改定率は以下のとおり。
| 会社 | 主な対象 | メーカー希望小売価格の引き上げ率 |
|---|---|---|
| サントリービバレッジ&フード | 一部のペットボトル・缶など | ペットボトル5〜12% 缶9〜19%など |
| アサヒ飲料 | 「三ツ矢」「カルピス」「ワンダ」など(一部商品を除く) | 約4〜16% |
| 伊藤園 | 麦茶・コーヒー飲料のペットボトル製品、缶製品の計27品 | 3.7〜12.5% |
※メーカーの価格改定であり、店頭価格が同じ日に一斉に、表の割合で上がるという意味ではない。
各社は、原材料や容器包装資材、エネルギー、人件費、物流費などのコスト上昇を改定の背景に挙げている。対象は会社や商品によって異なり、すべての飲料が値上げされるわけではない。
出典:帝国データバンク「食品主要195社」価格改定動向調査(10月30日)、サントリービバレッジ&フード(6月18日)、アサヒ飲料(7月1日)、伊藤園(7月15日)、帝国データバンク 調査資料・月別推移(10月30日、4ページ)。
