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【初心者必見】記事になりやすいプレスリリース本文の書き方

2人のビジネスパーソン

プレスリリースの本文では、記者の立場に立って情報を整理し、過不足なく記載することが重要です。記事になりやすいプレスリリースにするための、本文の書き方について紹介します。

プレスリリースの書き方に関する詳しい内容は以下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。

「プレスリリースの書き方10のポイント!基本の5構成と記者に取り上げられるコツ」の記事を見る

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プレスリリースの基本構成、本文で書くこと

書類

プレスリリースの全体の基本構成は、以下の流れになります。

① 発信日・発信者
② タイトル
③ リード文
④ 本文 
⑤ 問い合わせ先

この記事では、「④本文」について解説していきます。

本文には、タイトルに書いたことをさらに詳しく書きます。タイトル・リード文の補足を記載し、時間をかけずに理解できるものにしましょう。
本文の具体的な内容としては、

  • 商品やサービスの概要
  • 商品やサービスが開発された背景
  • 商品やサービスのコンセプト
  • 今後の展開

などが挙げられます。

プレスリリース全体の文字数は500-1500文字程度がよいでしょう。A4サイズに換算すると、1枚にまとめるのが理想です。多くても2枚以内に収めた方がいいでしょう。それを超える場合は、添付資料等で補足します。

ちなみに、A4サイズ1枚に入る文字数は、標準的には1,440文字(40字×36行)です。空白を入れることを考えると、本文の目安としてはA4サイズ1枚は800字程度と捉えておくと良いでしょう。 

基本構成・タイトル・問い合わせ先について以下の記事にて詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

「プレスリリースの構成とは?基本構成と注意するポイントも合わせて解説!」の記事を見る

「記事になりやすいプレスリリースのタイトルのつけ方は?」の記事を見る

「実は記事化を左右する!プレスリリースに問い合わせ先を必ず書こう」の記事を見る
 

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プレスリリースの本文の書き方

パソコンを使う人

次に、本文の書き方について紹介します。

それぞれ詳しく確認していきましょう。

「結、起・承・転」の構成で書く

プレスリリースの本文では、結論である「伝えたいこと」「取り上げてほしいことを」を真っ先に書きましょう。

まずは結論から書き、その後に起(背景)→承(本題)→転(展開)と続きます

例えば、

結…「〇〇を発売します」(一番伝えたいこと)
起…「旧モデルの問題点は△△でした」(発売の理由)
承…「この問題点を解決するべく新たに〇〇を開発しました」(「起」の内容を受けた発売の理由)
転…「今回はイメージキャラクターとして女優のーーさんを起用しました」(展開の部分)

というように説明します。

まず、結論から先に書き、その後詳しく説明していきます。

この書き方は新聞記事も同様で、本文を最後まで読まなくても、記事の内容を理解できるようになっています。「結、起・承・転」を意識しながら、本文を書き進めていきましょう。

何が新しいのかを簡潔にまとめる

本文では「何が新しい情報なのか」を簡潔に伝えることが重要です。

記者が思わず取り上げたくなるようなプレスリリースには、目新しさやニュース性があります。

単に商品やサービスを紹介するのではなく、新規性をアピールすることで、記者の興味を引きやすくなります。今までの商品やサービスとの違い、独自性を考えた上で、明確に伝えていきましょう。

例文

本文には、記者が必要とする情報を簡潔に書きましょう。例としては、以下のように記載していきます。

===========

■■■■は、新たに△△△△のできる機能を搭載することで、これらの課題に対するソリューションを提供します。本機能の搭載は、Web会議関連のコミュニケーション・ツールでは初めてとなります。
これにより、・・・・・・・・・・・・・・が可能になります。さらに、・・・・・・・を提供します。また、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
設定方法は簡単で、以下のようなステップになります。
1)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
2)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
3)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

■■■■は、Web会議における新しいソリューションとして、快適なコミュニケーション環境を実現します。

===========

例文が記載されたテンプレートは下記テンプレートからダウンロード可能です。ぜひご活用ください。

新商品・新製品(ビジネス向け)
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「新商品・新製品(ビジネス向け)」に関するテンプレートをダウンロードする

「Why(なぜ)」の要素を詳しく書く

リード文では、5w1h(Who、What、When、Where、Why、How)を意識して書いていきます。

本文では、リード文の内容を受けて「Why(なぜ)」の要素を詳しく展開していきます。

例えば、商品の社会的な背景や、なぜこの商品を開発したのかという理由などを掘り下げて記載していくことが求められます。

記者によれば、「Why」がないと記事にならないこともあるくらい重要な部分です。記事になった場合、「Why」の要素が記事の主役になります。開発に至った理由や市場背景など、ストーリーを詳しく書いていきましょう

例文

例としては、以下のように記載していきます。

===========

リモートワークの常態化にともない、ビデオ通話は現在、コミュニケーションに欠かせないツールになっています。日本の総人口の約20%以上を占める、デジタルネイティブな「ミレニアル世代」の間では、過去3年間に定期的なライブ・ビデオの使用率が、175%以上増加していると言われています。(20XX年度□□レポートより)

そのため、ビデオ通話やビデオチャット・アプリの人気は急速に高まり、ビジネスだけでなく個人的な利用も増加しています。ビデオ通話の個人利用については、20XX年の調査によると、年率○○%の増加が見込まれています。(20XX年度□□調査より)

===========

例文が記載されたテンプレートは下記テンプレートからダウンロード可能です。ぜひご活用ください。

新技術・研究開発・特許(特許取得)
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プレスリリースの本文を書くときに気をつけるポイント

注意のマーク

本文を書くときはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
書くときの注意点を2つ紹介します。

それぞれ詳しくチェックしていきましょう。

社内用語や業界用語は避ける

社内用語や業界用語、横文字等は極力使用しないようにしましょう。社内や業界ではよく使われている言葉でも、記者に通じるとは限りません。

プレスリリースを作成したら、社内用語や業界用語がないか必ず複数の人でチェックし、意味が伝わる文章になっているか確認しましょう。

プレスリリースの注釈の記載方法を示しています。注釈はプレスリリースの本文の下に、専門用語や調査元、出展元などを分かりやすく記載します。
クリックで画像を拡大

また、専門用語を使わざるを得ない場合は、注釈を付ける必要があります。

上記の例のように専門用語や調査元、出典元などは文末に注釈を加え、分かりやすく伝える工夫をしましょう。

視覚的に読みやすい文章にする

プレスリリースの本文は、忙しい記者でもすぐに内容を理解できるものが求められます。そのためには、視覚的に読みやすい文章にすることが重要です。読みやすい文章は、誤読を減らすことにもつながります。

例えば、商品やサービスの詳細などは箇条書きにするなど、視覚的に読みやすく分かりやすいように工夫します。

写真や図解などの画像を使うとさらに読みやすくなるので、積極的に使いましょう。

一文の文字数は極力少なくする

一文が長いと、言いたいことが伝わらない、飽きられる、誤読に繋がるなどの原因になってしまいます。一般的に、読みやすい文章の目安は一文あたり25~50文字と言われています。工夫して、極力短い文章にしましょう。

例えば、「~で、」「~が、」「~て、」などの接続助詞のところで区切って、「だから」「しかし」「そして」などに置き換えるという方法もあります。

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【上級テクニック】メディア向けと生活者向けでプレスリリースを書き分ける

ひらめいた男性

プレスリリースはメディア向けに配信するものですが、最近ではニュースとしてネット上に掲載され、生活者も閲覧できる機会が増えました。

メディア向けと生活者向けのプレスリリースでは、本文の書き方そのものが異なります。

メディア向けでは、多忙な記者が短時間で理解できるよう、結論から書きます。重要なことから順に「結、起承転」で書きます。

しかし、生活者向けでは、話が伝わりやすいように一般的な「起承転結」のほうが受け入れられやすくなります。

他にも、「伝える情報」が異なる場合があります。例えば、新商品の発売の場合、メディア向けには開発背景や今後の展開などの情報を記載しますが、生活者向けには、商品・サービスの特徴やセールスポイントなど、購買行動につながる情報を載せることが効果的です。

メディア向けと生活者向けでプレスリリースを書き分け、 配信先に合う内容にしていきましょう。

プレスリリースの本文の書き方をマスターして魅力的に伝えよう

プレスリリースの本文は、タイトルやリード文の補足を書く部分です。

伝えたい情報を無秩序に記載するのではなく、情報を整理して過不足なく伝えられるようにしていく必要があります。まずは、本記事で紹介した書き方の基本を理解し、箇条書きや空白を取り入れて読みやすくなるような工夫をしていきましょう。

しかし、慣れないうちはプレスリリースの書き方に戸惑うこともあるかもしれません。
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