気象庁が8月13日に発表した8月15日〜9月14日の1か月予報によると、向こう1か月は全国的に暖かい空気に覆われやすい。9月上旬を含む8月29日〜9月11日の平均気温が例年より「高い」確率は、北日本70%、東日本60%、西日本50%、沖縄・奄美50%だった。
向こう1か月の平均気温が「高い」確率は、北日本80%、東・西日本60%、沖縄・奄美50%。
週ごとの数字では、初めの1週だけ沖縄・奄美の傾向が異なる。
1週目(8月15〜21日)は、北日本で「高い」確率70%、東・西日本で50%。沖縄・奄美は「低い」「平年並」がともに40%で、「高い」は20%だ。
2週目(8月22〜28日)は、北・東日本で「高い」確率70%、西日本で60%、沖縄・奄美で50%。
3〜4週目(8月29日〜9月11日)は、北日本で70%、東日本で60%、西日本と沖縄・奄美で50%となる。北・東・西日本では、3〜4週目まで「高い」確率が半数以上で続く。
「残暑」は、気象庁の予報用語で立秋(8月8日ごろ)から秋分(9月23日ごろ)までの暑さを指す。季節予報でいう「残暑が厳しい」は、主にこの間の気温が「高い」ことを表す。ただし、今回の1か月予報で確認できるのは9月半ばまでだ。9月後半を含む「9月全体」の暑さまで示しているわけではない。

「高い」は、気温の上がり幅ではない
1か月予報は毎週木曜日の14時30分に発表され、発表日の翌々日から1か月を対象とする。次回の発表は8月20日。それまでは13日発表分が最新だ。ここで示される「高い」のは、日ごとの最高気温ではない。全国向けの全般季節予報は、北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の4地域について、1か月平均と、1週目、2週目、3〜4週目の平均気温を示す(地方ごとの予報は別に出る)。
「高い」確率を読むには、3階級の決め方を知っておく必要がある。
気温は「低い」「平年並」「高い」に分かれ、1991〜2020年の30年間にそれぞれが同じ割合で現れるよう区切られている。確率を示す3つの数字は、左から「低い」「平年並」「高い」の順だ。したがって、「高い」の確率が大きくても、平年からの気温差まで大きくなるわけではない。
広報TIPS — 季節の販促を知らせるリリースで「9月も暑い」と断定すると、実際の天候が予報と違ったときに、発信内容まで誤りになります。気象庁の1か月予報を使うなら、期間・地域・確率をそろえて「8月29日〜9月11日の東日本の平均気温が『高い』確率は60%」と書きます。結果が予報と違っても、発表の時点で何を根拠にどこまで言ったかが残ります。
出典:気象庁「季節予報」/同「季節予報解説資料」(1か月予報・2026年8月13日発表)/同「季節予報の種類と内容」/同「確率表現の見方」/同「予報用語 気温、湿度」
