しかし、どこに掲載されているか分からない記事を探すのは大変な作業ですし、
収集した掲載記事の数だけで費用対効果を測ることはできません。
本記事ではプレスリリースの効果測定方法と、調査の手間を軽減する便利なサービスをご紹介します。
プレスリリースの効果測定とは?
プレスリリース配信サービスを利用することで、新聞・雑誌・ニュースサイトなどに記事として掲載されたり、テレビ番組で取り上げられるなど、メディアでの露出とその後の情報波及効果が期待できます。しかし、広告と違って、どの媒体にどのような形で掲載されるかを指定することはできません。また、費用対効果も測りにくいという側面があります。
今回は、プレスリリース配信後の効果測定方法として、「クリッピング」と「広告換算」をご案内します。
掲載された記事を収集する「クリッピング」
「クリッピング」は、掲載記事を探し出し、ピックアップして保存する作業です。どのメディアにどのように掲載されたかを把握するために行います。
メディアに取り上げられた内容について問い合わせが入ることもありますので、掲載された媒体や記事は速やかに確認しておく必要があります。
取引先や関係者などから問い合わせが入る可能性もありますので、経営陣や他部門にも把握してもらう必要があります。
多くの企業で、クリッピングした記事を社内回覧し、情報共有に努めておられます。
クリッピングは、プレスリリース配信後の効果測定として行われるだけでなく、日常的にも、自社ブランドのメディア掲載状況をチェックしたり、同業他社や市場動向の把握のためなど、幅広い目的のために行われています。
クリッピング業務は、まず掲載されている媒体を探すところから始まります。自社の情報が掲載されている媒体と該当記事を独自に、正確に探し出すのは大変な労力がかかります。ほとんどの企業では、クリッピング専門会社などの外部サービスを利用されています。
クリッピングは外部サービスが充実しています。専門のリサーチャーが目視で確認してクリッピングするものから、データベースに登録された記事を検索して確認できるものや、新聞・雑誌の記事現物を画像として確認できるものなど、さまざまなサービスが提供されています。
クリッピングは広報業務の中でも外部化しやすく、それによって作業の軽減化とコスト削減の効果が出やすいものです。専門の外部サービスをうまく活用することをお勧めします。
費用対効果をチェックする「広告換算」
プレスリリースの費用対効果を確認する1つの方法として、新聞や雑誌、Webサイトで掲載された記事を広告掲載料金に置き換えて算出する「広告換算」があります。
費用対効果を測る定量的な方法として、広く活用されています。
しかし、広告換算の元になる、各メディアの広告料金情報を収集し、クリッピング後にデータ入力をして計算するなど、調査するのは非常に手間がかかります。
そこで、多くの企業では、広告換算サービスを提供しているクリッピング会社等に依頼して、クリッピングと同時に広告換算値も外部化しています。
広告換算値の算出方法については、統一された計算式やルールがありません。
そのため、各社独自の計算方法で算出さしていますので、あくまで1つのも目安としての活用する必要があります。
PRワイヤーの効果測定サービス
今回ご紹介したクリッピングと広告換算について、PRワイヤーでは下記2種類のサービスをご提供しています。
2つのサービスをご利用することで、新聞とWeb上の記事掲載結果と、広告換算値が確認できます。
いずれもリリース単位で調査するため、案件ごとに比較でき、キャンペーンの効果測定もしやすいということで、ご好評いただいています。
ニュースサイト・クリッピング(無料)
プレスリリース配信から2週間、お客様が設定したキーワードに応じて、約2,000のニュースサイト・情報サイトから掲載記事を取集します。クリッピング結果は24時間後、72時間後の2回メールでレポート。会員専用サイトでクリッピングした記事の広告換算値も確認いただけます。
新聞クリッピング・広告換算(有料 35,000円 税別/回)
プレスリリース配信から2週間、リリース内容に応じて800以上の新聞から掲載記事を収集し、掲載紙の切り抜きをお届けします。また、掲載された記事の広告換算値をExcelでレポートします。(サービス協力:内外切抜通信社)
プレスリリースの配信効果を高めるうえでも、記事掲載状況を把握することは重要です。
クリッピングや広告換算サービスを利用して、効率よく調査してみてはいかがでしょうか?