そして「タイトル」のつけかたを工夫します。一目でわかる、記者の目をひくタイトルとは・・・。
さらに、プレスリリース配信の場合は「メール件名」が大切です。ゴミ箱行きにならない件名とは・・・。
ところが、SNS対策上もっとも重要な「タグ・キーワード」の設定については、いかがでしょうか?
「面倒だ」「やり方がわからない」「どんな効果があるの?」・・などの声をよく耳にします。
そこで、「タグの効果とタグ付けのコツ」について、3回の連載で詳しくご紹介しています。
今回は最終回。「トレンドに乗って情報発信しよう!」です。ぜひ参考にしてください。
株式会社 共同通信PRワイヤー
営業部商品企画課 金光成洙
目次
PRワイヤーの【特集】コーナー
PRワイヤーのプレスリリースサイトのトップページには、【特集】コーナーが設けられています。
これは、プレスリリースを入稿する際に登録していただいた「タグ・キーワード」をもとに、特集テーマにふさわしいプレスリリースを集めたものです。
例えば、10連休明け直後には、「”新元号” / “ゴールデンウィーク” / “地方創生” / “周年記念”」というテーマが掲載されていました。
この【特集】は、情報収集を目的にサイトに訪れた人向けに、トレンド性・季節性のあるプレスリリースを見てもらうためのコーナーです。
プレスリリースは、「メディア(記者)の視点」で取捨選択されています。
メディア(記者)の視点の1つに、「旬のネタであるかどうか、時流にあっているかどうか」という「トレンド性」があります。
特集コーナーは、「トレンド・ネタ」を探しているメディア(記者)にとって、たいへん有用なコンテンツになっています。
「メディア(記者)の視点」については、以下の記事をご覧ください。
トレンドに乗って情報発信するメリット
それでは、今回のテーマである「トレンドに乗って情報発信」する方法について考察していきます。
まず、“ゴールデンウィーク” について。
史上初の10連休ということで、さまざまなメディアで連日のように取り上げられていました。
Google Trendsで “ゴールデンウィーク” を調べてみると、下図のような結果になります。
“ゴールデンウィーク” が検索されるピークは、「4月26日(金)」。10連休の前日です。
まさに直前まで「明日からゴールデンウィーク。さて何をしようか・・・」という、「予定=未定」の「GWおでかけ難民」の方々が大勢いらっしゃったのではないか、と推察されます。
もう一点注目したいのは、ゴールデンウィーク開始2週間前の「4月12日(金)」ころです。
ここに、急上昇する起点が見られます。
ここから読み解けるのは、2週間くらい前から、いよいよ「本腰入れてゴールデンウィークの計画をたてよう!」とスイッチの入った人が増えてきた、というところでしょうか。
つまり、4月12日頃からピークを迎える4月26日までの2週間は、ゴールデンウィークの予定を決めるために本気を出して調べている人たちが多い、というわけです。
ですから、この期間に、観光地紹介やイベント紹介など、この人たちが求めている情報を届けることことの重要性は計り知れません。
続いて、“バレンタイン” について。これも大きな国民的行事です。
バレンタインも、“ゴールデンウィーク” と同様に、ピークのしばらく前に急上昇ポイントがあります。
バレンタイン・プレゼントの定番といえばチョコレートです。
これもGoogle Trendsで調べてみると、“バレンタイン” と “チョコ” は非常に強い相関関係にあることがわかります。
普段 ”チョコ” にさほど関心を示さない人たちも、このバレンタインの時期には検索して調べていることがわかります。プレゼント用のチョコですから、当然購買意欲も高い。
バレンタインはチョコレート業界にとって最大の商機になっているとのこと。納得できます。
“バレンタイン” と “チョコ”はわかりやすい組み合わせですが、他のテーマでも、相関関係の強いタグ・キーワードはあるはずです。
トレンドをうまく活用した情報発信のためには、このような関連ワードを考慮しておくことも必要になると思われます。
「知りたい“とき”」に情報を届ける
もう一点、重要なことは、「タイミング」です。
メディアは、上記「急上昇ポイント」の前に、ネタを集めて記事や番組の準備を始めます。
PRワイヤーは、「ニュース・サイト」ではなく「プレスリリース・サイト」です。
プレスリリースは「ニュース・ネタの宝庫」。
「トレンドに乗った情報発信」という観点からは、「急上昇ポイント」の前の「ネタ集め期間」こそ、プレスリリース発信のベスト・タイミングになります。
PRワイヤーの【特集】コーナーでは、「ネタ集め期間」の段階からトレンド・テーマを検討し用意しています。
メディア(記者)にとっては、【特集】コーナーを利用することで、サイト内を検索して取捨選択する手間が省けることになります。
また、「こんなテーマがあったのか」という「気づき」を促すことにもなります。
「トレンドに乗った情報発信」のために、ぜひこの期間にプレスリリース配信をご検討ください。
PRワイヤーは、「“知らせたい人” から “知りたい人” へ、情報を届ける」ことを使命に、プレスリリース配信サービスを行っています。
トレンドに乗るタイミングを考慮すれば、「“知らせたい人” から “知りたい人” の “知りたい時”に、情報を届ける」ということになります。
【タグランキング】はトレンドの要素テーマ
次に、【タグランキング】についてご紹介します。
【タグランキング】も、目的は【特集】コーナーと同様、トレンド・ネタ探しの手間を省くことと、「こんなネタがあったんだ」と気づいてもらうことにあります。
下の画像は、ゴールデンウィーク直後のランキングです。
【特集】と【タグランキング】の違いは、対象となるテーマの「範囲の広さ」です。
例えば、“イベント・お出かけ” という【特集】には、“ひな祭り” “花見” “旅行” “ホテル” などの他に、“バレンタイン” や “ホワイトデー” も含まれます。
つまり、【特集】という集合テーマを構成する要素テーマが、【タグ・キーワード】になります。
「親テーマ」の中に「子テーマ」が含まれる、とも言い換えられます。
一方「タグ」は、個別のトレンド・ネタが単体で上がってきやすくなります。
よりピンポイントに情報を得たい場合には、大変有用なコンテンツとなります。
以下を例に、【特集】と【タグランキング】を見てみましょう。
タグ・キーワードの入力方法
それでは、【特集】【タグランキング】に掲出される仕組みと、PRワイヤーの入稿画面で設定する方法についてご説明します。
まずは入力方法についてですが、入稿画面の「リリースタイトル」と「リリース本文」の間に、「リリースのタグ・キーワード」という入力欄があります。
この欄に複数のキーワードを入力します。
ここでは例として、ABC株式会社のXYZブランドのチョコレートとします。バレンタインのチョコで、ベネズエラ産のビター味。以下のように入力します。
半角スペースで区切って入力しますので、「App Store(アップストア)」のような半角スペースで区切られた2wordの“キーワード”は、「App」と「Store」、別々のキーワードとして扱われてしまいますのでご注意ください。
「トレンドに乗って情報発信」する一助として、PRワイヤーの【特集】や【タグランキング】を活用してください。
そして、「タグ・キーワード」の登録をお願いいたします。
面倒だけど、、、タグ・キーワードを活用しよう!
3回にわたって、「タグ・キーワード」を活用することのメリットについて、ご紹介してきました。
共同通信PRワイヤーでは、ご登録いただいたメディアの方々の「こんな分野のこんな内容のプレスリリースが欲しい」という要望に基づいて、お客様のプレスリリースを配信しています。
メディアの方々は、「カテゴリ」を選択することで、受け取りたいプレスリリースの要望を登録し、お客様は、プレスリリースの届け先を「カテゴリ」を選ぶことで決めています。
もし、お客様のカテゴリ選択が間違っていれば、望んでいないメディアに届いてしまい、良い印象を持たれなくなってしまいます。
プレスリリース配信時のカテゴリ選択は、注意深く行ってください。
「タグ・キーワード」も同様に、よく検討して登録してください。
そして、積極的に活用してください。
貴重なプレスリリースです。「面倒だな・・・」と思われるかもしれませんが、是非ともお願いいたします。