
LINEヤフー株式会社は2026年9月1日、AIエージェント「Agent i」の答えの中に広告を表示する範囲を広げ、広告主への課金を始めたと発表した。
質問の答えの下に、話の流れに合った商品が並ぶ
「Agent i」はLINEとYahoo! JAPANから呼び出せるAIで、質問すると文章で答える。リリースで示された例では、「自宅で続けられるストレッチを始めたい」と入力すると、説明を返答し、その下にストレッチマットの商品広告が価格つきで並ぶ。対話の中で欲しいものがはっきりしたと判断したときに、それに合う商品やサービスの広告を出す仕組みだ。

出現するのは2種類の広告。どちらもすでに課金が始まっている
表示されるのは、LINEヤフーに出稿されている2種類の広告だ。ひとつはm商品の写真と価格が並ぶ「検索連動型ショッピング広告」で、ふだんはYahoo!検索の結果に表示される。これが8月31日から、一部の人だけだった配信を広げ、課金も開始した。もうひとつはバナーや動画の「ディスプレイ広告(運用型)」で、こちらは7月23日から課金が開始しているが、まだ一部の人にしか表示されていない。
広告主は「Agent iに出す」とは選べない。ディスプレイ広告は除外可能。
広告主から見ると、「Agent i」を「出す先」として選ぶことはできない。条件に合えば自動で出る仕組み。広告主向けの案内によると、バナーの「ディスプレイ広告」は、配信先の設定で「search.yahoo.co.jp/chat」を外せばAgent iには出現しなくなる。商品写真の「ショッピング広告」は外せない。除外ワードを登録していても、必ず外れるとは限らない。
「Agent i」にどれだけ表示されたかも、ショッピング広告では分からない。管理画面の実績には、「Agent i」に出た分が別立てでは出ないためだ。ディスプレイ広告は、実績の配信先が「search.yahoo.co.jp」と表示される。
「Agent i」は2026年4月20日に始まり、分野ごとのエージェントは累計27に増えた。LINEヤフーは8月28日、報道機関向けの体験会で新しいエージェントの試作8種も公開している。
出典:LINEヤフー株式会社(公式リリース、2026年9月1日)、LINEヤフー広告(広告主向けお知らせ、2026年7月24日掲載、8月17日・9月1日更新)。参照:試作8種のリリース(8月28日)、Agent i開始のリリース(4月20日)
広報の視点 — LINEヤフーに広告を出している会社では、自社の広告がAIの答えの下に並ぶケースが、9月1日からは始まっています。
このように出る面が増えたときは、広告担当に「うちの広告はAgent iに出ているか、外す設定にしているか」を一度聞いておくと良いでしょう。
取引先から「AIの答えに御社の広告が出ていた」と言われたときに、どの広告がなぜ出たのかをその場で説明することができます。
