
サイバーエージェント次世代生活研究所が10月16日に発表した調査で、生成AIは商品を「知る」段階では10種類の情報源のうち10位、「購入の決め手」では4位だった。集計対象は、生成AIを利用し、いずれかの商品・サービスの分野で支出があるZ世代(この調査では18~28歳)584人。商品を知るきっかけと、購入を決める際に参考にする情報源の違いを調べた。
順位は10位と4位、割合は37.6%と33.3%
調査では「知る」「深く調べる」「後押し」「購入の決め手」の4段階について、美容やファッション、飲食店などの商品・サービスの分野ごとに情報源を尋ねた。公表された割合は、全分野の回答を合算したものだ。
「知る」段階ではYouTubeが61.5%、Instagramが61.0%、Xが60.9%と上位を占めた。生成AIは37.6%だった。
「購入の決め手」では実店舗が53.2%で1位。検索46.5%、対面の口コミ41.0%に続き、生成AIが33.3%で4位だった。商品を知る段階で1位のYouTubeは、購入の決め手では7位となった。
生成AIの順位が高くなるのは、利用率が増えたためではない。「知る」と「購入の決め手」を比べると、どの情報源も割合は低くなり、生成AIはその低下が比較的小さかった。同じ調査で消費の段階を比べた結果であり、時間の経過による利用の増加を示した数字ではない。

調査は生成AI利用者が対象
調査は2026年7月13~31日、全国でインターネットを通じて実施。本調査全体では、生成AIを使う小学生からゆとり世代(同29~38歳)まで1,648人の有効回答を得た。今回紹介した584人の数字はその一部で、生成AIを使わない人を含めたZ世代全体の割合ではない。
同研究所の研究員・根本晋太郎氏は、購入のどの段階に働きかけたいのかを区別することが重要だと説明している。購入を決める段階では、生成AIが参照する情報を把握し、自社の情報が正しく伝わる状態を整える必要があると指摘した。
出典:サイバーエージェント「若者の生成AI利用実態調査 第3回・生成AIが消費に効くタイミング」(2026年10月16日)/同「第1回・学齢別に見る生成AIの使い方」(2026年9月15日)。

