インフルエンザ、定点当たり9.49人 前週から増加も地域差

厚生労働省が10月30日に公表したインフルエンザの発生状況では、10月19〜25日の全国の定点当たり報告数は9.49人だった。前週の9.08人から増えたが、都道府県ごとの動きは分かれている。

インフルエンザの全国の定点当たり報告数は9.49人、前週9.08人。愛媛・兵庫は増加、沖縄・東京は減少。2026年10月19〜25日。

全国の定点医療機関から報告された患者数は3万5,440人。「定点当たり」は、感染状況を継続的に報告する医療機関1か所当たりの患者数を表す。全国の感染者全員を数えた数字ではない。

10月上旬に増加、その後は上下

直近5週間の全国の推移を見ると、9月21〜27日は7.17人、9月28日〜10月4日は11.35人、10月5〜11日は12.81人だった。その後、10月12〜18日に9.08人まで下がり、今回は9.49人となった。毎週増え続けているわけではなく、10月上旬の水準も下回っている。

全国の定点当たり報告数。2026年第39〜43週は順に7.17、11.35、12.81、9.08、9.49人。
出典:厚生労働省「インフルエンザの発生状況」(10月30日公表) 作図:汐塾

愛媛・兵庫で増加、沖縄・東京では減少

都道府県別では、愛媛県が前週の8.31人から22.82人に増え、今回の全国で最も高かった。兵庫県も10.05人から15.02人へ増加した。

一方、沖縄県は19.68人から17.39人、東京都は9.16人から8.35人に減少した。全国の数字が上向いていても、住んでいる地域で同じように増えているとは限らない。

インフルエンザの定点当たり報告数。北海道は前週12.32人から今回14.60人、青森は前週9.58人から今回10.94人、岩手は前週12.07人から今回11.12人、宮城は前週7.55人から今回10.80人、秋田は前週7.04人から今回9.40人、山形は前週9.44人から今回9.72人、福島は前週9.04人から今回9.94人、茨城は前週9.82人から今回8.09人、栃木は前週7.78人から今回10.06人、群馬は前週7.78人から今回7.24人、埼玉は前週15.39人から今回13.65人、千葉は前週12.20人から今回11.10人、東京は前週9.16人から今回8.35人、神奈川は前週10.92人から今回9.71人、新潟は前週10.11人から今回11.40人、富山は前週10.42人から今回10.02人、石川は前週10.85人から今回9.15人、福井は前週7.85人から今回8.74人、山梨は前週6.64人から今回7.30人、長野は前週8.28人から今回7.84人、岐阜は前週5.78人から今回5.16人、静岡は前週9.09人から今回9.55人、愛知は前週7.83人から今回8.66人、三重は前週6.21人から今回6.85人。
出典:厚生労働省「インフルエンザの発生状況」(10月30日公表) 作図:汐塾。青い棒は今回、茶色の印は前週。
インフルエンザの定点当たり報告数。滋賀は前週8.15人から今回6.64人、京都は前週8.80人から今回9.83人、大阪は前週6.35人から今回6.11人、兵庫は前週10.05人から今回15.02人、奈良は前週5.62人から今回5.43人、和歌山は前週4.29人から今回4.89人、鳥取は前週3.76人から今回4.79人、島根は前週7.30人から今回6.70人、岡山は前週4.28人から今回4.12人、広島は前週4.48人から今回5.91人、山口は前週7.72人から今回10.52人、徳島は前週5.58人から今回6.18人、香川は前週4.04人から今回3.30人、愛媛は前週8.31人から今回22.82人、高知は前週5.00人から今回5.77人、福岡は前週8.10人から今回10.00人、佐賀は前週5.67人から今回5.79人、長崎は前週12.28人から今回10.80人、熊本は前週10.27人から今回8.70人、大分は前週5.97人から今回6.81人、宮崎は前週5.36人から今回6.36人、鹿児島は前週9.47人から今回11.74人、沖縄は前週19.68人から今回17.39人。
出典:厚生労働省「インフルエンザの発生状況」(10月30日公表) 作図:汐塾。青い棒は今回、茶色の印は前週。

手洗いや換気など、基本的な対策を

厚生労働省は、インフルエンザを含む急性呼吸器感染症の対策として、手洗い、うがい、マスクの着用、換気などを挙げている。身近な地域の状況は、都道府県などが公表する感染症情報も確認したい。

今回の数字は10月25日までの報告をまとめたもの。10月26日〜11月1日分は、11月6日に公表される予定だ。

出典:厚生労働省「インフルエンザの発生状況」(2026年10月30日)、厚生労働省「令和8年度冬季 急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A」。

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汐塾編集部

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