その中でも「ブロック紙・地方紙」は、その地域で暮らす人々にとっては不可欠のメディアになっています。
今回は、「ブロック紙・地方紙」を取り上げ、ご紹介します。
ブロック紙・地方紙とは?
日本で発刊されている全国紙は、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、日本経済新聞、産経新聞の5紙。
ブロック紙と地方紙は合わせて129紙になります。
地方紙(県紙)は、発行地域が同一県内とその周辺、または、県内でも地域が限られているものになります。
主なブロック紙・地方紙は以下の通りです。
ブロック紙・地方紙の実力
2018年の日本の新聞総発行部数は、およそ3,990万部(世帯普及率は約70%)になります(※1)。
一方、ブロック紙・地方紙を合わせると、およそ1,600万部(総発行部数の約4割)になります。これは、最も販売部数の多い読売新聞の二倍近い数字です。
全国紙のシェアは、首都圏や近畿地方の各都府県といった大都市圏では優勢ですが、その他の地域ではブロック紙・地方紙の方が多く購読されています。
都道府県別のシェアでは、約8割の県で、ブロック紙・地方紙がシェア1位にランクされています。
このように、数字から見ても、ブロック紙・地方紙は強い影響力を持っていることがわかります。
※1:一般社団法人日本新聞協会「新聞の発行部数と世帯数の推移」
https://www.pressnet.or.jp/data/circulation/circulation01.php
ブロック紙・地方紙の役割
全国紙とブロック紙・地方紙の違いは、地方情報にあります。
ブロック紙・地方紙では、全国的なニュースや海外のニュースは、共同通信や時事通信から配信された記事を掲載しています。
全国紙が追うようなネタは通信社にまかせ、地域の身近なニュースをピックアップし、より生活に密着した情報を発信しています。
特に「地域面」には、地域のイベントやお祭り、スポーツ大会の結果や、地元で話題になっている出来事などの地域ニュースが詳しく載っています。
また、自治体の取り組みがどのようにおこなわれているのかを知ることができるのも地方紙ならではといえます。
一般社団法人日本新聞協会が2019年2月に発表した調査結果(※2)によると、新聞は信頼できる情報とされており、テレビや雑誌、ラジオ等ほかのメディアに比べて、「選挙に関する情報」や「お悔やみ情報」「地域・地元の情報」「人事情報」など、地域と密接に関わる情報を得たいときに必要とされていることがわかります。
※2:一般社団法人日本新聞協会「2018年新聞オーディエンス調査」
https://www.pressnet.or.jp/adarc/data/audience/files/report2018.pdf#page=5
全国紙では扱わない、地元密着のキメ細かな地方のニュースには、地元での取材が不可欠です。
ブロック紙・地方紙は、そのような地域密着のニュースを随時提供することで、地元への貢献を行っています。そして、その地域に住む人にとって重要な情報源となっているのです。
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