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プレスリリースのネタ10選!ネタ探しの方法や取り上げられやすいポイント

オフィスの中

広報活動の中で特に頭を悩ますプレスリリースのネタ探し。企業の魅力や価値を伝えるにはどのようなネタが効果的なのでしょうか。今回は「プレスリリースのネタ」について具体的に紹介し、探し方のコツも解説していきます。

プレスリリースの書き方に関する詳しい内容は以下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。

「プレスリリースの書き方10のポイント!基本の5構成と記者に取り上げられるコツ」の記事を見る

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プレスリリースの書きやすいネタ10選

講演会場のマイク

プレスリリースで書きやすいネタを一覧で紹介します。

一つひとつ解説していきます。

1. 新サービスや新商品の発表

プレスリリースの中でも多くのメディアが注目しているのは新サービスや新商品発表です。

当社が2021年12月に実施した「記事化率調査」によると、記事化されたテーマランキングでは1位「新サービス」76%、2位「新商品・新製品」75.8%となり、高い確率で記事化されていることが分かります。

内容には新商品が誕生するまでの背景やストーリーなども盛り込み、発売日や商品の概要が分かるようにしましょう。ただし、広告のような表現はNG。「素晴らしいサービス」「画期的な商品」などの表現は避け、客観的な視点で情報を正しく伝えることが重要です。

「新商品・新製品に関するプレスリリース」を見る

2. キャンペーンや新CM の発表

キャンペーンや新CMに関するものも多く配信されています。キャンペーンは期間限定で行うため、実施期間や対象、申し込み方法などを分かりやすく簡潔にまとめます。

新CM のプレスリリースには出演者にインタビューを行い、CMの見どころなどを第三者視点で伝えていくのも効果的です。

また、新サービスや新商品のプレスリリースと同様に、広告のような表現は避けましょう。

「キャンペーン・プレゼントに関するプレスリリース」を見る

3. イベント開催前後の報告

展示会への出展やセミナー、講演会など、イベントの開催前後も、プレスリリースを配信する機会になります。

開催前の告知では、開催に至るまでの過程や開催目的、申し込み方法などをまとめて配信しましょう。

開催後には来場人数や来場者の声、結果報告などの成果を配信していきます。

イベントの開催も自社ブランディングの重要な機会です。開催前の告知から、開催後のフォローまで、メディアにしっかり伝わるようにまとめていきましょう。

「イベント・セミナー・展示会に関するプレスリリース」を見る

4. 商品やサービスの売れ行きが好調というお知らせ

新商品やサービスの発売後の売れ行きについてもプレスリリースの発信ができます。

配信する際は「販売数◯個」「昨年対比◯%アップ」など結果を数字で明確に書くことで、商品の好評感を記者に伝えることができます。また、その結果をどのくらいの期間で達成したのかも明記すると良いでしょう。

5. 会社の経営計画や決算、社名変更等の発表

会社の経営計画や業績、決算の発表もプレスリリースを配信する機会になります。

経営計画や業績、決算情報は要点をまとめて記載したり、表やグラフを上手く活用し分かりやすくしていきましょう。

また、社名変更やオフィスの移転に関するお知らせは、変更後の情報だけでなく変更理由や想いなどを盛り込むと、自社の考えが記者にも伝わりやすくなるでしょう。

「経営、IR関するプレスリリース」を見る

6. 他社との業務提携、新会社設立

事業の大きな動きとなる業務提携や合併、新会社の設立もプレスリリースの素材になります。

提携先との合意・契約に至るまでの経緯や提携内容、提携後にどのようなことが実現可能になるのかなどを詳しく記載します。新会社設立などを行う場合は代表のコメントや今後の方針なども発信していくとよいでしょう。

「提携・M&A・新会社・IPOに関するプレスリリース」を見る

7. 人事の発表

会社の組織変更に伴う人事異動や役員交代についてもプレスリリースを配信することができます。

内容には人事が変更になった背景や目的、今後の目標を記載することで会社の方向性を伝えましょう。異動人数が複数になる場合は、表などを用いて一覧にすると分かりやすくなります。

また、当事者のコメントや過去の経歴を画像とともに掲載していくのも良いでしょう。

「人事・採用・組織変更に関するプレスリリース」を見る

8. 社会貢献や地域活動

寄付などの社会貢献や地域活動に関してもプレスリリースで報告しましょう。

当社が2021年12月に実施した「記事化率調査」によると、記事化されたテーマランキングでは3位が「環境・CSR・社会貢献活動」で73.7%となりました。5年前の調査と比較しても記事化率が高まっています。

新商品のプレスリリースなどとは違った角度からの発信になるため、日頃付き合いのあるメディア以外からも興味を引きやすくなります。様々な角度から発信していくことで自社の認知度向上に繋げていきましょう。

「環境・CSR・社会貢献活動に関するプレスリリース」を見る

9. 独自調査やアンケート

独自調査やアンケートもプレスリリースの素材になります。

商品・サービスに関する意識調査や、市場・業界の実態調査を分析し、その結果をまとめてプレスリリースにしていきます。また、同じ調査を毎年実施することで時間の経過に伴う変化や動きも注目されやすくなります。

生活者が興味を持ちやすく、世の中の話題になりやすい調査を意識することも重要です。例えば、調査結果をランキングにしたり、グラフにしてまとめたりしてニュース素材として報道しやすくするのもよいでしょう。

10. 季節性のあるトレンド情報

メディアは、季節感のあるトレンド情報や旬のネタにも注目しています。

例えばお菓子メーカーなら、バレンタインデー前に「本命チョコにかける値段を働く女性500人に聞きました」という調査を行い、その結果を発表するような内容にしても良いでしょう。

また、新商品を母の日と絡めたり、既存のサービスをハロウィンと絡めたりして発信していくこともできます。

PRしたい商品・サービスと季節性のあるトレンドを結びつけることで、新たなニュースの素材にしていきましょう。

プレスリリースのネタを探す方法

タブレットで探す人

プレスリリースを継続的に配信していくには、日頃からネタになる素材を探すことが重要です。
ここでは、プレスリリースのネタを探す方法を2つ紹介します。

順番に解説していきます。

社内の情報をキャッチアップする

現場のスタッフに情報を聞き、 社内の動きをキャッチアップすることでニュースとなる素材を探していきましょう。

お客様と直接関わる部署などでは、プレスリリースのネタになる素材が眠っている可能性もあります。現場のエピソードをヒアリングするなど、日頃からアンテナを立てていきましょう。

メディアのトレンドをチェックする

新聞、テレビ、雑誌、Webメディアなどのトレンドもチェックしていきましょう。

例えばSDGsや最先端技術など、今後注目が高まることが予想される素材は特集されやすくなります。どのようなトレンドがメディアに取り上げられているのか傾向を掴み、自社の取り組みと絡めて発信していきましょう。

SNSのトレンドをチェックする

Twitter、InstagramなどのSNSでは、最新のトレンドを把握できます。Twitterで話題になるとニュースに取り上げられたり、取材に繋がるケースもあります。バズりやすいネタを考えるために、SNSをチェックしてトレンドを把握しておきましょう。
以下はSNSで情報が拡散された事例です。ぜひ参考にしてみてください。

ラーメン漫画とのコラボなどユニークな施策を発信、記事化を通じ県外での知名度も向上中【南陽市様】」の記事を見る

メディアに取り上げられやすいネタ作りの3つのポイント

ニュースを読むビジネスマン

ここでは、メディアに取り上げられやすいネタ作りのポイントを3つ紹介していきます。
ぜひプレスリリースを作る際の参考にしてみてください。

■メディアに取り上げられやすいネタ作りの3つのポイント

  1. ニュース性のあるもの
  2. 意外な要素を提示する
  3. 注目を集めるキーワードや数字を使う

一つひとつ、解説していきます。

1. ニュース性のあるもの

記者はニュースになる素材を探しています。

ニュース性のある素材とは「新しい要素」や「珍しい要素」があるものです。プレスリリースには、世の中の人々に伝えたい新しさや珍しさが求められます。

記者が「ニュースになりそう」というイメージが湧くように、プレスリリースをメディア視点で考えていきましょう。

2. 意外な要素を提示する

情報が溢れている現代では、思いもよらない要素があるものは報道されやすくなります

例えば「透明な醤油」の場合、醤油といえば黒い液体をイメージしますが、透明という意外性があります。意外性のある面白さは興味を持たれるきっかけになります。予想と異なる情報にも注目して、素材を探していきましょう。

3. 注目を集めるキーワードや数字を使う

メディアから注目を集めそうなキーワードや数字を加えるのも有効です。

例えば「ギネス世界記録に認定されました」「限定品」などというニュースもよく取り上げられます。

関心を持たれるキーワードや数字を使い、商品やサービスを広く知ってもらうきっかけを作っていきましょう。

プレスリリースのネタを探すアンテナを立てよう

プレスリリースのネタは、新商品や新サービスだけでなく、日常業務の中にも眠っています。

単なるお知らせではなく、訴求力の高い情報発信にするために、日頃からアンテナを立てて、プレスリリースにふさわしい素材を積極的に探していきましょう。

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