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プレスリリースを戦略的に配信して効果アップ!メディア露出を高める方法も解説

調査のための資料や虫眼鏡

プレスリリースの効果を最大限に高めるためには、単に原稿を書いて配信するだけではなく、戦略的な取り組みが必要です。
この記事では、プレスリリースを戦略的に配信する方法を具体的に解説します。

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プレスリリースの戦略的な作成には、日常的な情報収集活動が大切

プレスリリースに限らず広報PR活動全般においては、社内外の動向を常に把握しておくことが重要です。

次のようなジャンルの情報を収集しチェックしておきましょう。

それぞれ解説していきます。

メディアの動向

自社に関連する業界紙・専門誌のチェックは必須です。さらに、全国紙やテレビなどマスメディアの動向もチェックします。

競合他社の動向

自社と競合する企業や関連する企業のプレスリリースは常に把握しておきます。

また、他社がどのようなメディアにアプローチしているのかもチェックしておくとよいでしょう。

自社内の情報

経営レベルから各部署の動向まで、社内の情報にも目配りが必要です。事前に情報を収集しておけば、急にプレスリリースを書くことになってもすぐに対応できます。

時代の流れやトレンド情報

一般的な政治・経済・社会の動向や、自社に関連する行事・イベント、あるいはトレンド情報などを幅広く把握しておきましょう。

プレスリリースのネタ探しは積極的に

ミーティングをする人

新商品や新サービスの発表だけがプレスリリースのネタではありません。発売後の売れ行きや利用状況の推移、購入者の傾向など様々な切り口で発信することもできます。

イベント関連では、開催告知だけでなく、開催後の報告もネタになります。社会貢献活動や地域活動に力を入れている企業もあるでしょう。地元の大学とユニークな共同研究が進められているかもしれません。このように、社内にはプレスリリースのネタがたくさん眠っている可能性があります。ネタ探しは積極的に行っていきましょう。

さらに、商品に関する独自調査や、メディアが興味を持ちそうなテーマのアンケート調査を実施するなど、自らネタを創っていくことも重要です。

戦略的なプレスリリース配信には、メディアが取り上げたくなるような「ネタ作り」が重要なポイントになります。ネタ作りに関しては、以下の記事を参考にしてください。

「プレスリリースのネタ10選!ネタ探しの方法や取り上げられやすいポイント」の記事を見る

プレスリリースを戦略的に配信する流れ

ビジネスイメージ―グラフとプロセス

プレスリリースのネタがあれば、PDCA(計画・実行・評価・改善)の原則に従って、計画的に配信作業を進めていきましょう。

具体的な流れは以下の通りです。

それぞれ詳しく解説していきます。

1. 年間計画を立てる

プレスリリースをはじめとする情報発信活動全般について、年間計画を立てておくことが重要です。全社的な経営戦略や部門ごとの事業計画などを踏まえて、広報計画が立案されます。それに基づいて、いつ、どのような情報を誰に対して、どのように配信するか、といった情報発信の年間計画を立て、それを軸にしてプレスリリースの配信計画を検討していきましょう。

2. ターゲットを検討する

プレスリリースの情報を、最終的に誰に届けたいのか、読者や視聴者のターゲット像を検討します。生活者の場合は、性別・年齢・職業・所得・家族構成といったデモグラフィック特性だけでなく、価値観・趣味嗜好・ライフスタイルなどのサイコグラフィック特性も考慮しましょう。

3. 配信先メディアを決める

ターゲットが設定できたら、次に配信先メディアを検討します。メディアでは、それぞれ読者層や視聴者層が想定されています。また、実際のボリュームゾーンもあります。発行部数や影響力なども考慮しつつ、どのメディアに配信すれば効果的か検討しリストを作成しましょう。

配信先の決め方については、以下の記事を参考にしてください。

「プレスリリースはどこに送る?送付先の探し方」の記事を見る

4. 配信日時を決める

新商品・新サービス、あるいはイベントなどの場合は、発売日、開催日などをもとに、配信日時が決まります。

メディアに見られる可能性の高い日時については、以下の記事にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

「プレスリリースの配信タイミングはいつ?最適な曜日と時間を決めて効果的に配信しよう」の記事を見る

5. 原稿を作成する

プレスリリース原稿を作成します。プレスリリースは基本的な書き方が決まっています。プレスリリース原稿の書き方は以下の記事を参考にしてみてください。

「プレスリリースの書き方10のポイント!基本の5構成と記者に取り上げられるコツ」の記事を見る

関係部署と調整したり、画像・動画・図表などを用意したり、元データの確認、著作権や肖像権の確認、誤字脱字の校正など、原稿作成にはさまざまなチェックが必要です。余裕を持ったスケジュールで進めていきましょう。

6. 目標を明確にする

プレスリリースを配信する目的を再度確認しましょう。そして、目的ごとに期待する効果を事前に検討しておきます。それぞれの数値目標を設けておくと良いでしょう。

【例①】
目的:記者に興味を持ってもらい、取材後に「記事」にしてもらう
目標:掲載記事数

【例②】
目的:さまざまなメディアに「転載」される
目標:転載数

【例③】
目的:SNSやブログ等で取り上げられ「拡散」される
目標:リーチ、エンゲージメント、ターゲット含有率など

7. 配信する

プレスリリースをメディアに届けるには、メディアに直接送る、記者クラブに投げ込む、プレスリリース一括配信サービスを活用するなどの方法があります。

また、配信手段としては、メール、FAX、郵送があります。送付先メディアによって受信方法や形式が異なるため、メディアの要望に合わせて送ることが重要です。ケース・バイ・ケースで、最適な方法と手段を選びましょう。

配信方法については、以下の記事を参考にしてください。

「プレスリリースの配信方法とは?連絡先が分からなくても送れる方法も紹介」の記事を見る

8. 効果測定を行う

プレスリリースを配信した後は、その効果を測定し、今後の情報発信活動に繋げていきましょう。メディア(主に新聞、雑誌、Webメディア)の効果測定方法には、掲載記事・転載記事のクリッピング、クリッピング結果の広告費換算などがあります。

目標設定と効果測定については、以下の記事を参照してください。

「プレスリリースの効果測定をするには?費用対効果を意識しよう」の記事を見る

メディア露出を増やすためのテクニック 

プロセスを考えるビジネスマン

プレスリリース配信の第一の目的は、メディアに取り上げられて記事化されることです。いわゆる「メディアへの露出」です。そのためには、まずはメディアの記者に興味を持ってもらう必要があります。

メディアに興味を持たれるためには、どのような点に留意すればいいのでしょうか。

ここでは、プレスリリース作成にあたってのテクニックをご紹介します。

 
それぞれ解説していきます。

最適な「タイミング」で配信する

最適なタイミングは、ネタが少ない時期や時期的に特集が組まれやすいときです。

また、同業他社も類似製品を発表する時期に合わせて相乗効果を狙うのもおすすめです。

興味を惹く「ストーリー」を盛り込む

開発秘話や社員エピソードなどのストーリーを盛り込むのも効果的です。市場背景やデータやトップや開発者のインタビューを盛り込むのも良いでしょう。

読者、視聴者の「メリット」情報を盛り込む

メディア露出を増やすためには、読者や視聴者にメリットのある情報を盛り込む方法もあります。

例えば、キャンペーン・プレゼントなどの情報です。キャンペーンの参加者が情報を拡散してくれる可能性もあります。

「トレンド」に合うものを盛り込む

旬な話題や社会で注目されている事象など、トレンドに合うものを盛り込むことで記者の興味を惹きやすくなります。自社の取り組みや商品・サービスとトレンドを関連付けるのも良いでしょう。

ターゲット・メディアには個別に「アプローチ」する

必ず掲載してもらいたいメディアには、個別にアプローチして掲載確率を高める方法もあります。

メディアのプレスリリース受付やプレスリリース窓口に連絡し、送り先や送付方法を確認してから送ったり、送信後にフォローの連絡を入れたり、あるいは必要なら直接訪問して説明するなど、丁寧に対応していきましょう。

プレスリリースを戦略的に配信してメディア露出を高めよう

プレスリリース配信は、戦略的に進めていくことで、その効果を最大化することができます。

そのためには、日常的な情報収集活動やプレスリリースのネタ探しが欠かせません。そして配信内容が確定したら、計画的にプレスリリースPDCAサイクルを回していきましょう。

また、メディア露出を高めるためのテクニックに磨きをかけていくことも大切です。

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