記者に読まれやすいプレスリリースのデザインはどのようなものがあるのでしょうか。本記事では、プレスリリースのデザインを読みやすくする工夫などを解説します。
目次
プレスリリースはおしゃれに装飾を加えた方が良い?
プレスリリースには、過度な装飾や、凝ったデザインは必要ありません。記者には、シンプルでプレーンなデザインが好まれます。装飾に頼らなくても、読みやすいデザインは可能です。
また、宣伝チラシのようなデザインや表現は敬遠されてしまいます。宣伝色は極力控えましょう。
プレスリリースは基本の構成が一番読まれやすい
プレスリリースの基本構成は、以下の通りです。
① 発信日・発信者…発信元の情報を記載する
② タイトル…一番伝えたいことを簡潔にまとめる
③ リード文…5W1Hに沿って記述する
④ 本文…リード文の内容を詳しく記述しましょう
⑤ 問い合わせ先…担当者名、電話番号、メールアドレスなどを記述する
まずは上記の構成に沿って情報を整理し、記者が知りたいことを過不足なく伝えられるようにしましょう。
構成に関する詳しい内容は以下の記事にて詳しく解説しています。ぜひご活用ください。
「プレスリリースの構成とは?基本構成と注意するポイントも合わせて解説!」の記事を見る
読みやすいプレスリリースのデザインとは
プレスリリースを読みやすくするには、どのような工夫をしたら良いのでしょうか。具体的には以下の3つが挙げられます。
それぞれ詳しく解説していきます。
余白を取る
プレスリリースを読みやすくするには、フォントサイズを変えたり適度に改行や段落を設けたりしながらレイアウトの工夫をすることが必要です。
詰め込みすぎにならないように、あえて余白を取ることで見た目がすっきりして読みやすくなります。
行間や段落をつける
プレスリリースをA4の1ページ内におさめようとすると、どうしてもページ内の文字数や情報量が多くなってしまいます。そんな時、リリースを読みやすくする工夫の一つが、文字の行間調整です。文字数が多い文章は、行間を多めに空けてあげることで、読みやすさが改善できます。
箇条書きにする
箇条書きにすることで、重要な情報を簡潔に記載でき、全体がすっきりするので見やすい文章になります。商品のリニューアルによって改善したポイントなどは、以下のように箇条書きにして分かりやすくしましょう。
■改良した点
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一行を折り返さない程度の文字量にできるよう端的に記載します。ちょっとした工夫で、格段に読みやすくなります。
無料ダウンロードできるプレスリリースのテンプレート
ダウンロードしてそのまま使えるプレスリリースの書式テンプレートをご用意しました。テンプレート書式なので文章を変更してご利用ください。
新商品・新製品(ビジネス向け)のテンプレート
「新商品・新製品(ビジネス向け)のテンプレート」をダウンロードする
新サービス(ビジネス向け)のテンプレート
「新サービス(ビジネス向け)のテンプレート」をダウンロードする
新店舗・新施設のテンプレート
プレスリリースのデザインで注意すること
プレスリリースのデザインでは、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。注意点は以下の3つです。
■デザインで注意すること
それぞれ詳しく解説していきます。
広告にならないようにする
プレスリリースは公式文書であり、広告宣伝ではありません。チラシやパンフレットのようなデザインや表現は記者に敬遠される原因になります。プレスリリースが完成したらチラシのようなデザインや文章になっていないか、客観的な視点で確認していきましょう。
分かりやすいレイアウトにする
プレスリリースはプレーンな書式で読みやすいレイアウトにしましょう。具体的には、「無料ダウンロードできるプレスリリースのテンプレート3選」で紹介した書式です。
デザインに凝りすぎてメールマガジンのような枠線や装飾を使わないようにします。読み手が見やすく理解しやすいレイアウトになるよう工夫しましょう。
画像や表を挿入する
プレスリリースには写真や図表などビジュアル素材は必須です。文字だけの文章より、視覚的に紹介することで読み手が素早く理解できます。例えば、新商品を伝えるプレスリリースであれば商品の使用シーンがわかるような画像を挿入したり、アンケートの調査結果を伝えるプレスリリースであれば表やグラフも添えましょう。ビジュアルで見せる内容にしていくことが大切です。ただし、FAXで送る場合には、カラー写真は黒く潰れてしまうので注意しましょう。
デザインを工夫して目に留まるプレスリリースを作成しよう
プレスリリースには、過剰な装飾は必要ありません。シンプルで読みやすいデザインが好まれます。また、企業の公式文書なので、デザインも文章も、宣伝色は控える必要があります。余白を取ったり、行間や段落を調整するなど工夫して、読みやすいデザインを心がけましょう。
見出しや強調部分には、太字を多少使用しても良いでしょう。ただし、装飾に頼らなくても読みやすいデザインにしていくことが基本です。
効果的なプレスリリース作成のために、テンプレートを活用してください。