
プレスリリース作成に慣れないうちは、いざ書こうとすると悩むことも多いのではないでしょうか。本記事では、配信される頻度が高いテーマのテンプレート13種を解説付きでご紹介。ぜひ、プレスリリースの作成にご利用ください。
目次
プレスリリーステンプレートの使い方

配信される頻度の高い「新商品・イベント・キャンペーン」、社内人事やSDGs関連などの「企業発表」、「調査・研究発表」に関するプレスリリースのテンプレートを用意しました。配信内容に合わせてご活用ください。ファイル形式はWordでダウンロードしてそのまま使えます。
テンプレートには例文や作成する上で参考になる解説があります。テンプレート書式なので文章、画像やロゴなどを施してご利用ください。
「新商品・イベント・キャンペーン」に関するプレスリリースのテンプレート

新商品のプレスリリース
タイトル・サブタイトルには、新商品名、発売日、特徴を入れ、一読で理解できるよう30字程度から50字以内に収めるようにしましょう。本文には、「なぜ今その商品が必要なのか」といった開発の背景や、「誰にどんなメリットをもたらすのか」という意義が記載できると、誰もが読みやすい文章に仕上がります。

新サービスのプレスリリース
タイトルは「新サービス名」「特徴要約」「サービス開始日」を含めて作りましょう。リード文には、「最大の特徴」「開発の背景(なぜ今そのサービスが必要なのか)」などの情報もあればよりベターです。

イベント開催のプレスリリース
タイトルは、「イベント名」「開催日時・場所」「開催の背景」などを含んで作成することがポイント。さらに30字程度から50字以内に収め、タイトルとサブタイトルを使い分けて作成すると良いでしょう。

キャンペーンのプレスリリース
タイトルは、「キャンペーン名」「特徴要約」「キャンペーン開始日」などを含んで作成します。リード文には、「最大の特徴」「キャンペーンの背景(なぜ今そのキャンペーンを行うのか)」などの補足情報も掲載しましょう。

TVCM動画公開のプレスリリース
タイトルは、「最大の特徴」「CM放映開始日/動画公開日」を含め、30字程度から50字以内に収めるようにしましょう。本文は、結(結論)→起(背景)→承(本題)→転(展開)の順で作成し、CMのストーリーをきちんと説明するようにしましょう。

「企業発表」に関するプレスリリースのテンプレート

組織変更・人事異動のプレスリリース
タイトルには、「会社名」「変更年月日」「変更内容」を簡潔に入れるようにしましょう。本文では、変更の背景と詳細が即座に理解できるようシンプルな文章にし、最後に箇条書きで必要な情報を明記しましょう。

SDGsに関するプレスリリース
タイトル・リード文には、SDGsの17のゴールの中のどの項目に貢献するものなのかという目標と、そのための具体的な活動について記載します。本文では、「誰に」「どんなメリットをもたらすのか」という「意義」まで踏み込んで記載すると、活動内容が伝わりやすくなります。

海外事業・買収のプレスリリース
タイトルには、「買収元企業名」「買収先企業名」「経緯」を簡潔に入れるようにします。本文には、買収の背景と意義がきちんと伝わるような文章作成がポイントです。

訃報のプレスリリース
タイトルには、「訃報」「故人名」、サブタイトルには、「逝去年月日」「享年の表記」を入れ事実を簡潔に伝えられるようにしましょう。本文には、「故人の経歴」「故人を偲ぶコメント」などを盛り込むと良いでしょう。

企業発表などのプレスリリースを配信する際は、社会性や公共性が高いプレスリリース配信サービスを利用することをおすすめします。
共同通信PRワイヤーは共同通信のグループ企業で、プレスリリース配信においても「発信元の信頼性」「情報の質」「正確性」「速報性」を重視しています。
「調査・研究発表」に関するプレスリリースのテンプレート

調査プレスリリース
タイトルは、「調査結果の最大のトピックス」「調査の背景」を含めると、明確なタイトルができあがります。本文では、「なぜ今その調査が必要なのか」をデータを添えて解説。引用データがある場合は出典を明記しましょう。

特許取得のプレスリリース
タイトルに特許取得内容を記載、リード文に取得内容の概要を入れることで、理解しやすいプレスリリースになります。本文には、特許の概要、特許を取得したサービスの概要を入れるようにしましょう。

研究発表のプレスリリース
タイトルには、「研究内容」「研究成果」「発表時期」について30〜50Wで記載すると良いでしょう。本文には「なぜこの研究開発を着手するに至ったのか」の背景と、今回の研究成果について簡潔にまとめます。引用やデータを添える場合は、出典を明記しましょう。

大学・研究論文発表のプレスリリース
タイトルは、「論文発表」「研究成果」「発表時期・場所」を含め簡潔に作成。本文には「なぜこの研究を着手するに至ったのかの背景」と「今回の研究成果」について、論文の概要を簡潔にまとめましょう。

特許取得や研究発表などのプレスリリースを配信する際は、社会性や公共性が高いプレスリリース配信サービスを利用することをおすすめします。
共同通信PRワイヤーは共同通信のグループ企業で、プレスリリース配信においても「発信元の信頼性」「情報の質」「正確性」「速報性」を重視しています。
プレスリリースの書き方3つの基本ポイント

①タイトルとリード文が勝負
記者が興味を持つかどうかは、タイトルと見出し、リード文で決まると言っても過言ではありません。記者が本文まで読み進めるか、大きな判断材料になる部分です。広告コピーのような奇抜さは必要ありませんが、何を伝えたいのか明確にし、記者の目を引く切り口にしていきましょう。
②結論を先に書く
結論である「伝えたいこと」「取り上げてほしいこと」を最初に書きます。多忙な記者に読んでもらうために、知って欲しいことを真っ先に伝える必要があるからです。例えば、「新サービス〇〇を開始します」など、重要な要素を先に書いていきましょう。
③具体的な数字や根拠を明示する
販売数などの実績や来場者数、市場予測など数字を記載すると、記者にインパクトを与えやすくなります。記者は客観的な事実を伝えるという観点から、数量の情報を求める傾向にあります。本文だけでなく、タイトルやリード文にも数字や根拠を積極的に取り入れましょう。
テンプレートを活用して効果的なプレスリリースを作成しましょう
プレスリリースの構成に迷った場合は、まずはテンプレートを活用し、基本構成に慣れていきながら質を高めていくと良いでしょう。
作成したいプレスリリースの内容に合わせて型となるテンプレートをダウンロードして、解説を参考にしながら、オリジナルのプレスリリースを作成していきましょう。