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広報の目標とKPIを立てるためのポイントとは?

広報目標KPI、積み木をつむ手

広報・PR担当の活動成果は可視化しにくく、目標設定で悩んだことがある担当者も多いかもしれません。
本記事では広報・PRの目標設定におけるポイントを、具体的なKGI・KPIの一例を挙げながら説明していきます。

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広報PR活動における「目標設定」とは

目標を手帳に書く手元、メガネ

広報活動における目的は「ステークホルダーとの関係を構築・維持すること」「メディアリレーションズ」「商品・サービスや自社の認知度およびブランディング向上」などが挙げられますが、どれも成果を数値化することは難しいものです。
しかし、目標設定を行うことにより、自社への貢献度や進捗状況を伝えることは可能です。
具体的には客観的に可視化できる定量評価を指標にし、できるだけ数値化しやすい目標を設定することが求められます。

広報PR活動で目標を設定する効果

PR活動で目標設定をする効果として、以下の3点が挙げられます。

  • 目標達成のアクションが明確になる
  • PDCAを設定する優先順位を把握できる
  • 他部署や経営層に対する広報PR効果の理解を促進できる

目標を設定することで、現状とあるべき姿とのギャップを確認することができます。さらにゴール実現のためにどのような課題や活動があるのかが明確になります。
業務改善方法であるPDCAサイクル「Plan(計画)Do(実行)Check(評価)Action(改善)」を行うために必要な優先順位が可視化され、その結果、営業・マーケティングなどの他部署や経営層に対する広報PR活動と、その効果への理解を促進することが可能になります。

広報PR活動の目標設定で役立つフレームワーク

KPIと書かれたブロックが積まれている

目標設定に役立つフレームワークは多数あります。
定量的な指標として一般的に知られ、広報担当者の目標設定にも役立つ「KGI法」「KPI法」を説明していきます。

KGI法

KGI法とは「KGI(Key Goal Indicator)」、重要目標達成指標のことです。経営目標達成指標とも言われています。
企業が目指す最終目標(ゴール)の指標で、例えば市場シェア率や売上高、成約数、経常利益などがこれに該当します。

KPI法

KPI法とは「KPI(Key Performance Indicator)」、重要業績評価指標のことです。
KGIを達成するために必要な複数の指標のことで、最終目標のKGIに対し、KPIは中間目標とも呼ばれています。
イメージとしてはKPIを達成した先にKGIの達成があります。そのためKPIの多くは、1ヵ月や3ヵ月など、KGIよりも設定期間を短く設定します。
KPIの一例を挙げると、成約率やWebサイトアクセス数、イベント参加率などが該当します。


このようにKGIとKPIは相互関係にあたります。一般的な方法としては、まずKGIを設定します。そのうえでKGIを達成するために必要なKPIを複数設定すると、効果的な目標達成ができると言われています。詳しくは下章「広報PR活動のKGI・KPI設定のステップと各ポイント」で説明していきます。

広報PR活動の目標設定の例:社外広報

握手するサラリーマン、社外広報イメージ

広報には社内広報と社外広報があり、目標設定もそれぞれ異なります。
社外広報の主要業務には「プレスリリースの作成」「自社メディア・SNSの管理」「メディア対応」「採用広報」などが挙げられます。社外広報の目標設定についてそれぞれ説明していきます。

プレスリリースの配信本数

広報担当のメイン業務に、プレスリリースの作成・配信があります。
プレスリリースを配信しメディアに取り上げてもらうことで、商品やサービスの認知度が向上し、売上や事業拡大にもつながります。
ただし記事にしてもらえるかどうかはメディア側の判断によるため、まずはメディアに向けプレスリリースを配信した本数を目標設定にします。

プレスリリース配信後の取材依頼数・掲載数

プレスリリースの配信後、メディアに記事にしてもらう、またはメディアから取材の依頼を受けた数を指標にします。
取材の依頼や記事化されたプレリリースの数は、情報への需要を直接示す指標にもなります。本数だけではなく、あわせて記事化された内容もチェックしましょう。記事化されたプレスリリースの質を計る方法に「広告換算値」があります。

広告換算値

「広告換算値」とは、広報・PRの主要な効果測定方法です。
掲載された記事サイズや文字数、報道時間などの掲載量を、実際の広告費用に換算して費用対効果を測ります。広告換算値を計ることにより、掲載されたプレスリリースの質がどうだったのかを、具体的な数値として算出することができます。

広告換算値の具体的な算出方法を下記の記事にて詳しく説明しています。ご参照ください。
「広告換算値とは?効果測定と算出方法を解説」の記事を見る

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共同通信PRワイヤーの「プレスリリース配信サービス」では、プレスリリースの効果を客観的に測定できる3つの機能を無料で提供しております。

  • プレスリリースの「アクセス解析」で閲覧数を確認可能
  • 「Webクリッピング機能」で記事掲載と転載数を確認
  • 「広告換算値」で掲載価値を測定

「プレスリリース配信サービス」を利用すれば、これらすべてを追加料金なしで利用することができます。
効果測定の負担軽減に、また広報の目標達成のためにも、ぜひ「プレスリリース配信サービス」をご検討ください。

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ソーシャルメディアでのシェア数、好意的な投稿の件数

X(Twitter)やInstagramなど、ソーシャルメディアでプレスリリースがシェアされることは、生活者が興味関心を持っている一つの表れです。いいね!やシェア数などをカウントし、指標とします。フォロワー数を指標に設定することも良いでしょう。

採用イベント件数、採用応募数・採用人数(採用PR)

採用PRを行っている場合、採用イベント数や採用人数が指標となります。採用数をKGIとした場合、採用応募数がKPIとなります。どの段階をKGIやKPIとするかは、各広報内のフェーズにより変わってきます。

広報PR活動の目標設定の例:社内広報

パソコンに向かう、社内広報イメージ

社内広報の主要な業務には「社内報の作成・配信業務」が挙げられます。社内広報の目標設定について説明していきます。

社内報へのリアクション数

社内広報の代表的な業務に、社内報の作成があります。社内報へのリアクション数を計測し、どのような評価を得られたのか指標を設定しましょう。
現状の反応を知ることは、今後制作する社内報の質の向上にもつながります。社内報をWeb配布している場合は、アクセス数や記事へのコメント数などから可視化することができます。アンケートを行い、生の声を集めることもおすすめです。

従業員の理解度・認知度・エンゲージメント

従業員の理解度とは、社員が企業ビジョンや戦略についてどの程度理解しているかを把握することです。企業の製品やサービスの認知度もあわせて測りましょう。
またエンゲージメントとは、従業員の会社に対する愛着や思い入れといった意味です。エンゲージメントが高い企業の従業員は、仕事に意欲を持ち、企業の業績向上に直結します。
これらは社内コミュニケーションの活性化につながります。社内報なども利用し、社員が意欲的に業務に取り組める環境を促進しましょう。

広報の仕事内容についてより詳しく知りたい方は以下の記事がお役立ていただけます。あわせてご確認ください。
「広報の仕事とは?必要なスキルを解説」の記事を見る
「広報のやることとその方法とは?具体的な活動例を交えて解説」の記事を見る

広報PR活動のKGI・KPI設定のステップと各ポイント

KPIを考えている、KPIグラフ

広報活動におけるKGI・KPIの指標設定のステップは、以下の5点があります。順に説明していきます。

  1. 最終目標のKGIを設定する
  2. KGI達成に必要なプロセスの洗い出し
  3. プロセスを細分化・数値化する
  4. 数値化したプロセスをKPIとして設定する
  5. 自社のフェーズに合致しているか確認する

1、最終目標のKGIを設定する

一番始めに行うべきは、最終目標であるKGIの設定です。目標設定に慣れていない場合、KPIから考えてしまいがちですが、KGIを達成するためにKPIがあります
会社のトップなどとも相談し、企業のビジョンから広報の目的を導き出すと良いでしょう。

2、KGI達成に必要なプロセスの洗い出し

KGIを達成するために必要な活動を全てリストアップします。このタイミングからKPIを意識しても良いでしょう。必要事項を洗い出し見比べることで、目標達成に必要な要素を把握することができます。

3、プロセスを細分化・数値化する

リストアップした活動をさらに細分化します。その後、それぞれ数値に表します。
数値化することで、目標達成度を客観的に測定することができます。また進捗状況を管理することにも役立ちます。

4、数値化したプロセスをKPIとして設定する

最後に数値化したプロセスをKPIとして設定します。以上を行うことにより、KGIの達成に向けた具体的な行動指針が明確になり、また各達成度も可視化されます。

5、自社のフェーズに合致しているか確認する

4と平行して、現段階に合致したKPIであるかも確認しましょう。
高すぎる目標は気力が喪失し、低すぎる目標は怠惰につながり、どちらも目標達成には結び付きません。
各企業やPR活動のフェーズによって目指すべき状態が異なるため、現状を客観的に判断し、KPI・KGIを設定するようにしましょう。

広報・PR活動の目標設定はKPIなどで数値化し、可視化しよう

広報・PR活動は成果が見えにくい活動だからこそ、数値化した目標設定が必要です。自社への貢献度をアピールし、広報活動の理解を得るためにも、今回挙げたKGI・KPIの一例を参考に自社に合う指標を導き出してみましょう。

広報担当者の主要業務はプレスリリースの配信ですが、プレスリリースのメディア配信は、自社で行うより「プレスリリース配信サービス」を利用するとより記事化、メディア露出を狙いやすくなります。

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