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配信したプレスリリースを削除、取り下げることはできる?万が一の時に備えよう

プレスリリースと書かれたメモを持つ手、プレスリリース配信・削除イメージ

一度プレスリリースを配信したものの、何らかの事情でリリースの取り下げや削除をしたい場合、どのような手順が良いのでしょうか。
本記事では配信済みのプレスリリースを取り下げ・削除したい場合の対応を詳しく解説。プレスリリースの修正方法や、メディアへの訂正配信方法も説明していきます。

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配信したプレスリリースの削除・取り下げることは可能?

プレスリリースと書かれたパソコン画面、プレスリリース作成中、ラップトップ、メモ、鉢植え

結論からお伝えすると、一旦配信したプレスリリースを取り下げることは、不可能ではありませんがリスクが伴います。理由として以下の点が挙げられます。

  • 企業としての信頼が損なわれる懸念
  • メール/FAXで送信されたプレスリリースの削除や変更は不可能
  • Web上の掲載はキャッシュが残り完全な削除が難しい

まず前提として、プレスリリースは企業や団体から発信する公式文書です。そのため訂正を行うことは、企業の信頼を損なう恐れがあります。訂正配信が何度も重なると、プレスリリースの受信を拒否される可能性も否定できません。
またプレスリリースの配信方法として、メールやFAXでの配信を行った場合、すでにメディアに送信されたメール/FAX自体の削除や変更はシステム上不可能です。
さらに自社SNSなどWeb上に掲載した場合、こちらもシステム上キャッシュが残るため完全な削除が難しい状況です。キャッシュについて、詳しくは下章「Web上にキャッシュが残ってしまうことに注意」で説明していきます。
このためプレスリリースの配信は、基本的に間違いがないよう入念に準備したうえで配信を行うことが重要です。一方で万が一の場合を考え、間違いが発見されてしまった場合の対処方法を知っておくことも備えとして必要なことです。

プレスリリース配信サービスを利用する際は削除、修正方法の確認を

プレスリリース配信サービスを利用してプレスリリース配信を行った場合、配信会社によって方法は異なりますが、プレスリリースの削除や修正対応は可能です。自社が利用するプレスリリース配信会社の削除方法を事前に確認しておきましょう。
確認ポイントは以下の通りです。

  • 配信会社のWebサイトに掲載されたプレスリリースの削除が可能か、修正のみ可能か
  • プレスリリースの訂正配信が可能か

共同通信PRワイヤーのWebサイトに掲載されたプレスリリース配信の削除対応は「即時で掲載削除可能」となっています。またプレスリリースの訂正配信も即時可能です。詳しくは下章「PRワイヤーでのプレスリリースの削除方法」で説明していきます。

その他主なプレスリリース配信会社の削除対応は以下のようになっています。自社の利用している配信会社の対応を改めて確認しておきましょう。

A社:連絡すれば削除可能
B社:有償で削除可能
共同通信PRワイヤー:即時で掲載削除可能

プレスリリース配信サービスとは何か、また配信サービスの機能やサービス内容について、以下の記事に詳しく説明しています。ご確認ください。
「プレスリリース配信サービスとは?比較方法と選び方を解説」の記事を見る

PRワイヤーでのプレスリリースの削除方法

PRワイヤープレスリリース削除方法画像
プレスリリースを削除する場合、赤枠内にある「掲載削除」ボタンを押します

共同通信PRワイヤーのWebサイトに掲載されたプレスリリースの削除方法は次の通りです。
・配信したプレスリリースの「掲載削除」ボタンを押す
→プレスリリースの掲載サイトから削除されます
※提携メディアの掲載も徐々に削除されますが、完全に削除されるまで1~2日かかることもあります、ご了承ください。
ただしメディアにはすでにプレスリリースが配信されているため「訂正配信」を行い、配信したプレスリリースの取り下げを依頼しましょう。

PRワイヤープレスリリース訂正配信方法画像
プレスリリースを訂正配信する場合、赤枠内にある「訂正配信」ボタンを押します

共同通信PRワイヤーでのプレスリリースの訂正配信方法は次の通りです。
・上図のように「訂正配信」のボタンを押す
→訂正配信画面になります
※訂正配信画面では、配信済みのプレスリリースに追記することができるため、元の文章に訂正文を挿入し「登録」ボタンをクリックするだけで、訂正配信が可能です

訂正配信を行わず、誤配信のままにしておくと自社の信頼を損ねる可能性が否めません。訂正配信はできる限り行い、情報の間違いを正しておきましょう。
※訂正配信は有料サービスとなります

メディアにプレスリリースの訂正配信をするときの例文

ミスや情報の変更などにより、一度掲載したプレスリリースの削除・取り下げを行った後は、プレスリリースの訂正配信を行いましょう。
例えば「情報公開前に誤ってプレスリリース配信をしてしまった」場合の訂正配信リリースは、次のような文章になります。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
<訂正配信>
好きな野菜・果物を自由に追加できるグリーンスムージー  
2022年12月1日より「甘くておいしい国産フルーツ」キャンペーンを開始
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

○○月○○日○○時に配信した本リリースは、公開日前に誤って配信したものです。
本来であれば【○○月○○日○○時】に配信する予定でした。
つきましては、誠に勝手ながら、関係者の皆様には【○○月○○日○○時】の公開後にお取り扱いいただきたく、よろしくお願い申し上げます。
┌─────────────────
│情報解禁日時:○○月○○日○○時

└─────────────────

配信後にプレスリリースを修正・訂正する方法について以下の記事で詳しく説明しています。ご参照ください。
「【例文あり】プレスリリース配信後に間違い発見!修正・訂正配信の方法を解説」の記事を見る

プレスリリースを修正する場合

プレスリリースを修正しているイメージ、修正、訂正、赤入れ

プレスリリースの削除・取り下げではなく「プレスリリースの修正」のみ行う場合もあります。修正で対処する場合のやり方としては、以下の方法があります。それぞれ説明していきます。

誤字脱字の修正はWeb上で修正対応を行う

誤字脱字などの軽微なミスであれば、Web上で該当箇所を訂正し、修正対応を行います。ミスによる影響度が低いと思われるものは修正のみの対応で、特に訂正配信などは行いません。
※共同通信PRワイヤーのプレスリリース配信サービスでは、管理画面にて原稿を修正すると、ニュースサイトやポータルサイト等の提携メディアのページも随時自動的に変更が行われます。

重要事項が間違っていた場合はWeb修正と訂正配信を行う

重要情報が間違っていた場合は、Web上の修正とプレスリリースの訂正配信を行う必要があります。
重要情報とは、日付や名称、金額などの情報です。例えば以下のような内容の場合です。

  • 製品名などの名称
  • 価格などの数値
  • 発売日などの日付
  • イベントなどの開催場所

上記に該当する情報の場合、ミスによる影響範囲が過大になると予想されます。ミスに気付いた時点でできるだけ早く正しい内容に訂正を行いましょう。
さらにメディア宛てに訂正のプレスリリースを作成し、メールやFAXで訂正配信を送りましょう。再送する際は、件名に【訂正配信】と記載し、お詫び文と修正した本文を記載しましょう。
※共同通信PRワイヤーの訂正配信機能は、配信済みのリリースの原稿や配信先メディアのデータが新たな配信原稿にコピーされるため、お詫び文と訂正箇所を追記するだけですぐに訂正配信を行うことができます。
一から入力する作業やメディア選定する作業が発生しないため、緊急時にも迅速な対応が可能です。

Web上にキャッシュが残ってしまうことに注意

Web、Webキャッシュイメージ、Web画像が並ぶ様子

キャッシュとは、Web利用時に発生する一時的なデータファイルのことです。アクセスしたWebサイトの情報やアプリ処理などのデータを保存し、表示や処理を速くするための便利な機能です。
プレスリリースをWeb上で配信した場合、発信者から掲載の削除を行っても、このキャッシュの機能が働き、Google検索などの際に削除したプレスリリースのデータが残ってしまう場合があります。
この場合の対処法としては、サイトの管理者がGoogleに削除申請を行う必要があります。
そのため基本的には掲載削除にならないように行動することが重要になってきます。ダブルチェックテスト配信など、事前にできる対策は必ず行うようにし、できる限りプレスリリースの掲載削除の事態を防ぐよう留意しましょう。

万が一のために、削除・修正が可能な配信サービスを選ぼう

プレスリリースは企業や団体からの公式な情報配信ツールです。情報に間違いがあってはいけませんが、配信後に事情が変わる、ミスが発覚するなどやむを得ない事情で訂正したい場合も想定されます。
プレスリリースを配信後、変更が必要になった場合はミスに気づいた時点で迅速に対応し、修正や訂正配信を行うようにしましょう。
プレスリリースの訂正配信を行うケースを想定すると、プレスリリースの削除や修正対応がスムーズにできる共同通信PRワイヤーのプレスリリース配信サービスの選択がおすすめです。

共同通信PRワイヤー「国内プレスリリース配信サービス」では、平均配信先数1500件/回配信50以上の提携サイトに自動転載クリッピング・効果測定無料など、充実した内容をご用意しています。
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※共同通信PRワイヤーから配信されたプレスリリースの記事掲載率を外部に調査委託。共同通信PRワイヤーから2021年12月に配信された532本のプレスリリースを2022年2月28日まで追跡。プレスリリースの転載は除外。調査対象は紙媒体・Webメディア。

詳しくは、下記のサービス紹介ページをご覧ください。

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