第13回中国国際航空宇宙展示会が珠海で開幕、同市のより進んだ開放性を示す

第13回中国国際航空宇宙展示会実行委員会

AsiaNet 92014(2298)

 

【珠海(中国)2021年9月29日新華社=共同通信JBN】第13回China International Aviation and Aerospace Exhibition(中国国際航空宇宙展示会、略称「エアショー・チャイナ」)が9月28日、中国南部の広東省珠海で正式に開幕した。Executive Committee of the 13th China International Aviation and Aerospace Exhibition(第13回中国国際航空宇宙展示会実行委員会)によると、今年は約40の国・地域から700社が展示に参加し、世界の先進レベルを代表する多くの新製品や技術、サービス、成果が中国および世界で初めて展示される。

 

民間航空産業や軍民両用技術、航空製造施設、MRO(保守・修理・運用)、無人システム、海上防衛、そのほかのテーマの展示エリアが披露され、陸上、海上、航空、宇宙、電力の各セクターをカバーする。壮観なエアショーと、一連の目を見張るばかりの高機能機器は、中国の航空宇宙産業の自信と開放性を立証している。

 

このイベントはますます規模と国際的影響力を増し、これによりエアショー・チャイナは企業がアジア・太平洋および中国市場参入するための重要な機会となっている。主催者によると、今年の出展者数と展示エリアは予想を上回った。パビリオン数は8から11に増え、この業界の世界的著名企業がすべて参加している。昨年に比べ、ボーイング(Boeing)の展示エリアは11%、エアバス(Airbus)の展示エリアは65%、それぞれ拡大した。

 

主要企業は市場動向の「風向計」であり、地位を確立している企業はこのエアショーが開催されている珠海にやってきて事業を発展させることを選び、その結果、この都市は航空宇宙産業における「新しい星」となっている。

 

ドイツ最大のエンジンメーカー、MTU Aero Enginesと中国南方航空は2003年以来、珠海自由貿易区に合弁のエンジン保守会社を設立している。同社は現在、第3期拡張工事を完了し、金湾区に分工場を設立した。

 

MTU Maintenance Zhuhai Co. Ltd.のJaap Beijer社長兼最高経営責任者(CEO)によると、新工場への投資決定はアジア市場の回復と発展への同社の自信と、狭胴型機エンジンサービスへの需要増大によっている。

 

同氏は「エアショーに多くのパートナーと顧客を迎え、喜んでいる。これはわれわれに短時間で多くの人に出会える大きな機会をもたらしてくれる」と語った。

 

優れた市場予測と同市の先見の明を背景に、農業用無人機、航空用新材料、エンジン保守サービス、航空訓練、研究体験など、さまざまなタイプの航空産業が珠海で順調に発展しつつある。統計によると、金湾区に限定した航空産業産出額は2020年に58.6%増加し、珠海の航空産業は成長を続けている。

 

産業の成長は急速に進む都市部の開放性を反映している。中国での最初の4つの特別経済区の1つとして珠海は、過去40年にわたる急速な発展で国際交流と協力の最前線であり続けている。エアショー・チャイナの伸長するブランド認知度は、珠海の開放姿勢と密接なつながりを持っている。

 

中国政府は現在、珠海の横琴でGuangdong-Macao In-depth Cooperation Zone(広東・マカオ密接協力区)の建設を進め、広東・香港・マカオ大湾区にとっての、また中国にとっての改革の深化と開放の新たな道筋と新たなモデルの探求を目指している。珠海が機会開放の新たな段階で先駆けとなることが予測され、今回は航空産業を引き付けるだけではないだろう。グローバル投資の国際基準に合致した優位な立場となる、より開かれ効率的な都市が興隆しつつある。

 

ソース: Executive Committee of the 13th China International Aviation and Aerospace Exhibition

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