
フード産業に特化した人材紹介事業で着実に成長を続け、飲食業界向け人材サービス企業として確固たる地位を築いたクックビズ株式会社(大阪市北区)。東証マザーズ市場に上場(現グロース市場)後、幅広いステークホルダーに対してメッセージを伝えていくために共同通信PRワイヤーのプレスリリースを活用されています。広報の中西由美子様に、情報発信にかける想いについてうかがいました。
メディアからの反応が多くなったことが一番のメリット

― PRワイヤーを活用いただくようになったきっかけを教えてください。
中西:
2019年からPRワイヤーさんを利用しています。もともと、大手プレスリリース配信会社を数社使っていたことがあるのですが、情報が埋もれてしまうからか、納得のいく反応が得られていませんでした。PRワイヤーさんに切り替えてから、メディアからの反応が良くなったと感じています。
― PRワイヤーを活用するメリットは何だと思われていますか?
中西:
PRワイヤーを使ってプレスリリース配信することで、メディアからの問い合わせや掲載数が多くなったことが一番のメリットだと思います。大手プレスリリース配信会社は、基本的にスタートアップやベンチャー企業を含めて全ての企業が幅広く情報発信しやすいようなプラットフォームです。私たちクックビズ株式会社は、2017年に上場をしてステークホルダーが増えたこともあり、どのような媒体でもいいということではなく、しっかりと“自分たちが伝えたいメッセージを伝えてくれるメディアに掲載されること”が重要だと考えています。
プレスリリースが単に転載されたことを掲載実績にするのではなく、記者から連絡をいただいて記事化されることに指標を置いているので、そういった意味でもPRワイヤーさんからの反応が一番良いと実感しています。
プレスリリース配信で「MVC」への理解・共感が広がった

― 人材サービス以外でも様々なリリースを配信されていますね。
中西:
飲食業界向け人材サービス企業としてのリリースはもちろん、子会社である水産加工会社のリリースも配信しています。2024年には、「ミッション・ビジョン・カルチャー(MVC)」を新たに策定した際にもプレスリリースを配信しました。一企業がMVCを策定したことで大きなニュースにはなりづらいと思いますが、クライアントやメディア、求職者などのステークホルダーに会社の方向性を理解していただくためには必要だと考え迷わずプレスリリースを活用しました。
実際にリクルーティングでは、MVCに共感した方の応募が増えました。飲食業界自体が人手不足など課題の多い業界ではあるのですが、そこを変えていきたいという思いの方が応募者として増えているので効果を感じています。飲食に関わる「人」の力こそが大切だということを明文化することは、採用や社内外への説明責任の観点でも重要なことだと、改めて実感しました。
広報としての生成AIとの向き合い方
― 広報・PRの業界でも、生成AIの活用が進んでいるようですが、どのように活用されていますか?
中西:
全社的には生成AIの活用を推奨しており、社内資料の作成などには取り入れています。広報業務においても、SNSの定期投稿などでは活用することがありますが、プレスリリースの作成においては、あくまでアイデア出しや壁打ちの補助的な用途にとどめています。AIが生成した文章を使用することはしていません。
生成AIで作成された画像がプレスリリースに使用されているケースもあるようですが、メディア関係者はどうしても信憑性のない情報と捉えるため受付けなくなる、という話もうかがうようになりました。ですから、生成AIが作成した文章・画像を使用するのではなく、伝えたいメッセージを発信するために自分たちで文章を作成することが大切だと考えています。
広報として「メディアリレーションズ」を大切にしていく

テラスクは、関西を拠点に広報担当者同士が学び合い・つながる場づくりを目的として、基礎的な広報の考え方や実務を共有する「広報勉強会/メディア交流会」を定期的に開催しています(概要はテラスク公式ページをご参照ください)。
― 広報PR業務で大切にされていることはありますか?
中西:
先ほど“自分たちが伝えたいメッセージを伝えてくれるメディアに掲載されることが重要だ”とお話しましたが、これは逆にいうと“メディアから選ばれる企業”でないといけないということにもなります。ですから、メディアとの関係性を構築していく「メディアリレーションズ」を大切にしています。
プレスリリースを配信しても大企業でない限り埋もれてしまう可能性もありますし、すべての媒体が記事化してくれるわけではありません。だからこそ、選ばれる企業になるためにメディア関係者とのコミュニケーションが重要になる。メディア関係者から情報収集を依頼されれば対応しますし、対面で密にコミュニケーションをとることでサービスへの理解が深まり掲載につながることもあります。
私たちは経済誌や新聞関係者とのお付き合いが多いのですが、PRワイヤーさんでプレスリリースを発信するようになって「プレスリリースを見たよ」と声をかけられる頻度が上がりました。プレスリリースの配信1つをとっても、メディアリレーションズのきっかけを生み出していると感じます。
― メディアリレーションズの重要性を実感されているのですね
会社の規模が小さい時は、少しでも検索ワード上位に上げることや、効率的に認知拡大できればいいと思うこともありますが、会社の規模や考え方によって広報・PRの手法も変わると思っています。クックビズ株式会社としては、伝えたいメッセージをきちんと伝えていくためにも、メディアのみなさんとの1on1のコミュニケーションにこだわってメディアリレーションズを図っていきたいと考えています。
取材協力:クックビズ株式会社




