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プラスチック成形のグローバルニッチトップとして、リリースと広告の合わせ技でチャレンジ精神を体現【松井製作所様】

2022-08-10

株式会社松井製作所 グローバル事業推進センター CXデザイン部 西郷光輝様

プラスチック成形用合理化機器・システムの製造販売の分野で国内外のトップクラスのシェアを誇っている松井製作所。グローバルに認められた高い専門性を世間により広く認知してもらいたいと、2020年から共同通信PRワイヤーを利用し、新商品の発売や展示会への出展情報などを発信しています。その広報戦略や課題について、グローバル事業推進センター CXデザイン部の西郷光輝様にお話をうかがいました。

ニッチな業界内の固定化した認知度打破が課題
知名度プラス、チャレンジ精神を伝えたい

―広報の現状について教えてください。

西郷 長らく広報専門の部署を置いていなかったこともあり、新規事業に関する認知度を上げることに苦労しているところがあります。「プラスチック成形のマツイ」という評価が確立されている反面、その評価を超える新しい取り組みをもっと世の中に知っていただきたいと感じています。創立110周年を迎えたことで、「株式会社松井製作所」という社名をご存じの方は多いと思いますが、社長の松井宏信は新しいことにどんどんチャレンジするということを信条に、現状に甘んじることなく、進化に向けた様々な戦略・施策に取り組んでおります。市場の中で老舗として確立しつつある知名度に加えて、そうしたチャレンジを是とする企業としての姿勢も示していきたいですね。

―ワイヤーサービス導入前の広報はどんな状況でしたか?

西郷 専門性の高い製品を扱っていますので、専門紙の記者の方にメールでリリースを差し上げるようなことはしていました。専門紙の場合には、リリース送付と同時期に弊社の方から広告の出稿のお願いもしますので、あわせて編集部の方々に連絡させていただくという形です。

松井製作所の外観、入口の写真
1912年創業。米国の物理学者エイモリー・B・ロビンスらが提唱する「factor4」という“一定量の資源から豊かさ2倍に資源消費は半分に、資源生産性を4倍に”という考えに賛同し成形工場でも実践

―リリースを強化するにあたって、共同通信PRワイヤーを選んでいただいた重要なポイントは何でしょうか?

西郷 問い合わせをした時に、普通は資料を送ってから電話で説明を済まされる方が多く、後からいろいろ質問して確認することも多かったのですが、共同通信PRワイヤーの場合は、リリースの書き方も含めてご担当者の方にきちんとお話しいただけたのは、大きかったですね。

―詳しい説明が早い段階で得られて、非常に納得がいったということですね?

西郷 ええ。それまでは定期的なリリースは発信していませんでしたから、年間5回という回数をクリアできるかどうかという心配もありました。そういう面も相談に乗りますと言っていただいたのも大きかったです。

配信するほどに蓄積されるウェブ上のアーカイブ
ワイヤーサービス導入の成果は顧客の声にも

―2020年11月にスポットプランでご契約を開始いただきました。最初に利用した時の感触はいかがでしたか?

西郷 正直、あまり配信した実感を持てませんでした。ただ、PRの手段がひとつ増えたという感覚です。しかし、リリース原文が転載されて地方の媒体にも掲載されていたようで、全国の営業所から「こういう内容が出ていましたよ」という連絡が入ったのは覚えています。そんなことは普段なかったので驚きました。ウェブで商品を販売しているわけではありませんから、リリースを介した売上など数字的な成果は見えづらいのですが、まず社内でそういった反応がありました。

―翌月の2020年12月に年5回プランにしていただきました。

西郷 広告で数十万円かけるより、リリースで告知することで効率よく情報が出せるのではないかと考えたからです。それとリリースを配信してウェブ上にアーカイブを残す、記録が残っていくということも大きかったです。

松井製作所が日本最大級のものづくり専門展「IPF JAPAN 2020 Virtual」出展した時のバナーデザイン
日本最大級のものづくり専門展「IPF JAPAN 2020 Virtual」出展時のバナーデザイン。代表取締役社長の松井宏信氏自らコラージュとして登場し、ブースでもソリューション動画を充実させて親しみやすさと分かりやすさを追求

―社内的な変化はありましたか?

西郷 社長の松井からも何かイベントごとがあると、「リリースはいつ配信するの」と聞かれるようになりました。社内的にも、告知のためにはリリースを発信していくものなのだということが浸透してきていると思います。

―こういうものを広報してみたい、リリースとして配信したいという社内からの希望はありませんか?

西郷 開発部門は製品開発を、生産部門は生産を、販売部門は自分達で担当のお客様に対してPRしていくといった感じで、弊社では全社をあげて情報を発信していくという文化が根付いていない面があります。今のところは、こちらから話題を集めに行かないといけないと考えています。

―かなり専門的な業界内で、貴社の積極的なリリース配信は話題になっているのではないですか。

西郷 そうですね。プレスリリースの配信にあわせ、バナー広告など、ウェブのディスプレイ広告を出稿したり、リリースで取り上げた商品に合わせ、販売士を用いた商品紹介動画を制作したりと、今までの堅苦しいイメージから脱却しようともがいています。

ツイッター広告やディスプレイ広告にも挑戦
すべては真摯にお客様に情報を届けたい思いから

―中国・深センでの展示会への出展など、海外メディアに向けたリリース配信もご利用いただいていますね。

西郷 それまでは「現地は現地で」という対応でしたが、海外とも関係性を強化していきたいという思いがあり、「日本から現地へのリリース配信のサポートも行えるので、今後は連携していきたい」という意思をグローバルの各拠点に示しました。弊社では、中国やドイツ、アメリカ、そして日本の展示会を中心に展示会への出展計画を立てています。

―その4つの展示会に関しては今後も海外リリース配信をされるご予定ですか?

西郷 海外の拠点から必要ないと言われればやめますが、現地のニュースサイトに転載もされるということをプラスに感じてくれるのであれば、定例的に配信していきたいと考えています。

「CHINA PLAS2021」での松井製作所出店ブース写真
2021年4月に中国・深センで開催された「CHINA PLAS2021」。30年以上にわたり開催されるプラスチックやゴム産業に特化した世界有数の見本市で業界での影響力も大きい

―どういうところに、海外リリース配信のメリットを感じていらっしゃいますか?

西郷 海外の拠点と共通の話題を作りつつ、情報共有するというきっかけにも活用したいと考えています。現地と情報交換が行えることは、こちらとしてもメリットがあります。

―オプションサービスのツイッター広告配信もご利用いただきました。

西郷 ツイッターの中で、弊社名が載った情報がどのぐらい影響力があるのかを知りたいと考えていました。ツイッターの公式アカウント取得のキッカケとなりました。

―YouTubeのアカウントはお持ちですね?

西郷 YouTubeに関してはホームページへの掲載や海外拠点への情報展開などの際に、直接動画ファイルでやり取りするよりも、利便性が高いと考えております。

―他にもADMATRIX DSP*1という広告オプションをご活用いただいています。何かきっかけがあったのですか?

西郷 以前から興味があり、一度、活用してみたいと思っていました。プラスチック業界の皆様を対象にオンラインセミナーを開催するという内容で、ターゲットが明確な企画がありましたので、プレスリリースとあわせて、広告としてターゲットユーザーの絞り込みが可能なADMATRIX DSPが最適なのではないかと考えて利用しました。

― 一般の方への知名度アップはどう考えていらっしゃいますか?

西郷 あまり意識してはいないですね。コンシューマー向けの製品を販売しているわけではありませんし、一般の方を特に意識するものではありません。ただ、プレスリリースをはじめ、さまざまなオプションサービスも活用しているのは、真摯にお客様に情報を届けたいという思いからです。そこを前向きに取り組んでいく必要があると考えています。

*1…画像と短文のテキストをご用意いただくだけで、ターゲットとなるビジネスユーザーへウェブ広告を表示し、プレスリリース掲載ページへの誘導できるディスプレイ広告サービス

Webサイトhttps://matsui.net/
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