気象庁は8月25日、9〜11月を対象とする3か月予報を発表した。平均気温が平年より「高い」確率は、北日本と東日本で60%、西日本と沖縄・奄美で50%。残暑の先までを見通す材料として、秋物をいつ店頭に出し、いつ発表するかを考える手がかりにもなる。
3か月予報は、対象地域の3か月平均気温が「低い」「平年並」「高い」のどの階級に入るか、3か月合計降水量が「少ない」「平年並」「多い」のどの階級に入るかを、それぞれ確率で示す。3つの確率は合計100%で、平年より「高い」の数字が大きくても、平年差や日々の最高気温を表すものではない。
汐塾は前回、8月13日発表の1か月予報をもとに、8月15日〜9月14日の平均気温を記事10682で伝えた。残暑の見通しを扱った前回から、今回は秋全体の見通しへ視野を広げ、11月までを同じ4地域で見渡す。
地域別にみる気温

9〜11月の平均気温が平年より「高い」確率は、北日本と東日本が60%、西日本と沖縄・奄美が50%となった。
気温(9〜11月平均)
| 地域 | 低い | 平年並 | 高い | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 北日本 | 10% | 30% | 60% | 100% |
| 東日本 | 10% | 30% | 60% | 100% |
| 西日本 | 10% | 40% | 50% | 100% |
| 沖縄・奄美 | 20% | 30% | 50% | 100% |
地域別にみる降水量
9〜11月の降水量は、太平洋側と日本海側を分けた7地域で確率を示す。気温とは地域区分が異なるため、図には混ぜない。
降水量(9〜11月合計)
| 地域 | 少ない | 平年並 | 多い | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 北日本日本海側 | 30% | 30% | 40% | 100% |
| 北日本太平洋側 | 30% | 30% | 40% | 100% |
| 東日本日本海側 | 30% | 40% | 30% | 100% |
| 東日本太平洋側 | 30% | 30% | 40% | 100% |
| 西日本日本海側 | 30% | 30% | 40% | 100% |
| 西日本太平洋側 | 30% | 30% | 40% | 100% |
| 沖縄・奄美 | 40% | 30% | 30% | 100% |
3か月の気温で平年より「高い」が50〜60%となった背景には、暖かい空気に覆われやすいとの見立てがある。9月は北・東日本と西日本日本海側で天気が数日おきに変わり、西日本太平洋側と沖縄・奄美は平年と同じく晴れる日が多い見通し。10月は北・東日本と沖縄・奄美で数日おきに変わり、西日本も天気が変化しながら晴れる日が多い見通しだ。11月は日本海側で曇りや雨の日が多く、北日本日本海側では雪も見込む。北・東日本太平洋側と西日本は低気圧の影響を受けやすく、3か月の降水量はおおむね平年並みでも、11月は平年並みか多い見通しだ。
「残暑」は立秋から秋分までの間の暑さ
気象庁の予報用語では、立秋から秋分までの間の暑さを「残暑」と呼ぶ。2026年の秋分は9月23日。秋物の立ち上げ期は、暦の上では残暑が現れ得る時期と重なる。9月を含む今回の見通しは、夏の延長だけでなく、秋の商品や売場をいつ出すかを語る材料にもなる。
出典:気象庁「季節予報解説資料」(3か月予報、2026年8月25日)/同「予報用語 気温、湿度」(予報用語集、2026年8月25日参照)

