
第98回 全国花火競技大会「大曲の花火」が2026年8月29日(土)、秋田県大仙市大曲雄物川河畔の「大曲の花火」公園で開かれる。主催は大曲商工会議所・大仙市。全国から選ばれた花火師が参加し、出品業者は28社。昼花火を17:10〜18:00、夜花火を19:00〜21:30に行い、約1万8,000発を打ち上げる。
昼花火5発、夜は3作品で競う
花火大会は、納涼や祭礼の鑑賞花火と、花火師が腕を競う競技花火に分けられる。夏の「全国花火競技大会」は後者にあたり、昼は5号玉5発で競う。光に代わって煙の色彩や変化する姿を見せる昼花火の競技大会は、日本で唯一だ。
夜は花火師ごとに3作品。10号玉は各1発で、「10号・芯入割物(しんいりわりもの)」は三重芯以上の同心円状の菊型で完成度を競う「いわば課題玉」。「10号・自由玉」は千輪(せんりん)、冠菊(かむろぎく)、型物(かたもの)など型は自由。「創造花火」は2分30秒以内だ。
玉名の呼び上げから「打留」まで
夜花火では、花火師は自ら掲げたテーマを「玉名(ぎょくめい)」に託す。進行は「号砲大雷(ごうほうだいらい)」で始まり、「標準審査玉」の後、玉名を呼び上げて打ち上げる。28組の競技が終わると「打留(うちどめ)」。玉を製作した花火師が自らの手で打ち上げる。
内閣総理大臣賞は2000年から
最優秀賞は「内閣総理大臣賞」。ほかに「経済産業大臣賞」「中小企業庁長官賞」「観光庁長官賞」があり、内閣総理大臣賞の授与は2000年(平成12年)に始まった。大会は1910年(明治43年)、諏訪神社の祭りの余興「奥羽六県煙火共進会」に始まり、1964年(昭和39年)には全国で初めて「創造花火」の競技を導入した。競技花火のほか、前年度の内閣総理大臣賞受賞者による特別プログラムと「大会提供花火」も組まれる。
開場は15時予定、会場内は全席有料
開場は15:00の予定。会場内はすべて有料席で無料観覧エリアはなく、8月27日付のお知らせでは観覧席チケットの当日販売もない。会場周辺は交通規制で午後から深夜まで渋滞するとみられる。公式サイトは公共交通機関やパークアンドライドを勧めている。小雨は通常どおり開催するが、天候や河川の状況によっては順延・延期となり、その場合の開催日はその都度決まる。可否は公式アプリと公式サイト、SNSで知らされる。
出典:「大曲の花火」公式サイト「開催概要」(第98回 全国花火競技大会、2026年8月28日閲覧)/「大曲の花火とは」(競技・褒賞・歴史、同日閲覧)/「よくあるご質問」(大会全般・観覧席・交通、同日閲覧)/「お知らせ」(2026年8月27日付、同月28日閲覧)/「来場ガイド」(観覧席・交通、同日閲覧)
広報の視点 — 大曲の夜花火では、花火師が自ら掲げたテーマを「玉名」として、打ち上げの前に読み上げます。このように狙いを先に言葉にしておくと、受け手は初めて見るものでもその一点を見ます。広報の発表でも、タイトルとリードで狙いを同じ言葉にしておけば、記者が見出しに引く一行を拾いやすくなります。

