全国家計構造調査、年間収入は50歳代・778.7万円がピーク 金融資産残高は60歳代・2336.5万円

総世帯の年間収入は世帯主50歳代が778.7万円で最も多く、金融資産残高は60歳代が2336.5万円で最も多い。年齢階級をターゲットの条件に使うとき、年間収入と金融資産残高のどちらを使うかで最高値の年代が変わる。

令和6年全国家計構造調査を扱う白地の表紙カード。硬貨のアイコンと、年間収入のピークが50歳代の778.7万円、金融資産残高のピークが60歳代であることを記載

総務省統計局は2026年8月28日14時00分、「令和6年全国家計構造調査」の「所得に関する結果」「家計資産・負債に関する結果」「年間収入・資産分布等に関する結果」の三つを同時公表した。二人以上の世帯と単身世帯を合わせた総世帯で、年間収入は世帯主50歳代の778.7万円が最も多く、金融資産残高は60歳代の2336.5万円が最も多かった。

同調査は5年ごとに実施される。令和6年調査の結果は分割して公表されており、2025年12月19日の「家計収支に関する結果」、2026年3月13日の「個人的な収支に関する結果」に続く3回目に当たる。

年間収入は50歳代、金融資産残高は60歳代がピーク

総世帯の世帯主年齢階級別では、50歳代の年間収入は778.7万円、金融資産残高は1636.7万円。60歳代は年間収入612.4万円、金融資産残高2336.5万円だった。年間収入は50歳代から60歳代にかけて少なくなる一方、金融資産残高は60歳代まで多くなり、最高値の年齢階級が一つずれる。

世帯主の年齢階級別の年間収入と金融資産残高を比べた横棒グラフ
世帯主の年齢階級別にみた年間収入と金融資産残高(総世帯)。年間収入は2023年11月から2024年10月まで、金融資産残高は2024年10月末日現在。出典:総務省統計局「令和6年全国家計構造調査 所得に関する結果、家計資産・負債に関する結果及び年間収入・資産分布等に関する結果」 作図:汐塾

「年間収入」は2023年11月から2024年10月までに経常的に得た税込収入で、退職金や相続で得た預貯金などは含まない。「金融資産残高」は2024年10月末日現在の預貯金、生命保険など、有価証券などの合計で、手持ちの現金やタンス預金は含まない。前者は1年間のフロー、後者は一時点のストックで、金融資産残高は金融資産を保有していない世帯も含む平均である。

ここで示した年間収入と金融資産残高は、世帯主の年齢階級別にみた1世帯当たり平均である。広報やマーケティングで年齢階級をターゲットの条件に使うとき、年間収入と金融資産残高のどちらを使うかで、最高値の年代は50歳代と60歳代に分かれる。どちらの指標に基づくかまで併記すれば、年齢区分の根拠が伝わる。

出典:総務省統計局「令和6年全国家計構造調査 結果の要約」(所得・資産等の要点、2026年8月28日)/同「結果の概要」(所得・資産等の集計結果、2026年8月28日)/同「利用上の注意」(2026年8月28日版)/同「公表予定」(公表日時、2026年7月14日更新)

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汐塾編集部

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